『三角形の垂線、中線の長さの和』


【問題1−1】

△ABC内の任意の1点Oから、3辺BC、CA、ABにそれぞれ垂線をひき、それらの足をP、Q、Rとする。

OA+OB+OC≧2(OP+OQ+OR)となる事を証明せよ。

また上の等号が成り立つのはどんな場合か?

【問題1−2】

OA・OB・OC≧(OQ+OR)(OP+OR)(OP+OQ)となる事を証明せよ。

【問題2】

三角形の中線の長さの和は、
三角形の周長Pとその3
4
倍である3
4
Pの間にある事を証明せよ。

【出題者の問題1のヒント】

R、Qから辺BCへ下ろした垂線の足をP1、P2とし、
同様に、他の辺の上に、Q1、Q2とR1、R2をとる。

△PRP1∽△OBRを用いて、P1PをRP、OR、OBで表す。

このような式を、
OA+OB+OC≧ OA(P1P+PP2)
RQ
+OB(Q1Q+QQ2)
PR
+OC(R1R+RR2)
QR

へ代入して、OP、OQ、ORを含む項をそれぞれまとめます。


 解答用紙はこちらです。 【寄せられた解答】


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