『周期数列』


【問題】

nを自然数とする。
数列{f(n)}が任意のnについて
f(n)=f(n+a)を満たすような自然数の定数aが存在するとき,
数列{f(n)}を周期数列といい,aの最小値を単位周期とよぶ。

以下,この周期数列{f(n)}について考える。

【問題1】

数列{f(n)}の単位周期をcとするとき,aは必ずcで割り切れることを示せ。

【問題2】

数列{f(n)}のとりうる値が1,2の2つのみあり,かつ単位周期cが素数であるとき,
数列{f(n)}は何通り考えられるか。
cを用いて答えよ。

【問題3】

数列{f(n)}のとりうる値が1,2,・・・,m(mは2以上の整数)のm個(とらない数があってもよい)であり,
かつ単位周期cがpq(p,qは異なる素数)で表されるとき,
数列{f(n)}は何通り考えられるか。
p,q,mを用いて答えよ。

【問題4】

数列{f(n)},数列{g(n)}はそれぞれ単位周期がp,q(p,qは異なる素数)の周期数列である。
このとき,数列{f(n)+g(n)}も周期数列であることを示せ。

【問題5】

数列{f(n)+g(n)}の単位周期は必ずpqになるといえるか。
いえるならばそれを示し,いえないならば反例をあげよ。


 解答用紙はこちらです。 【寄せられた解答】


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