『素数に関する問題3題』


【問題1】

二桁以上の素数pについてその数字の順序を並べ替えるとそれも 素数qになるとき、qをpの並べ替え素数と呼ぶことにする。
たとえば107の並べ替え素数は17、71、701である。

1000以下の素数について最も多くの並べ替え素数を持つも のを求めよ。
また、10000以下についてはどうか。

【問題2】

2の差をもって並んでいる3つの連続する素数を三つ子素数という。
これは(3、5、7)の一通りしか存在しないことを示せ。

【問題3】

素数pにpと互いに素な自然数qを加えて、それが素数なら再びqを加える。
この操作を続けて、項の全てが素数であるような等差数列を作ることを 考える。

このとき、

p,p+q、p+2q、・・・・、p+(pー1)q、p+pq=p(1+q)=合成数であるから最長でp個の項からなる等差数列を作ることができると考えられる。

実際、3、5、7や5、17、29、41、53が可能である。

ではp=7のとき、7個の項全てが素数であるような等差数列を作ること は可能だろうか。
可能ならばその一例を示し、不可能ならばそのことを 証明せよ。


 解答用紙はこちらです。 【寄せられた解答】


 ◆数・数列の性質へもどる

 数学の部屋へもどる