『拡張ペル方程式 Part2』


拡張ペル方程式のn元数バージョンです。

【問題】

nは2以上の自然数とする。
n次の正方行列の第k行(1≦k≦n)の成分を第1列目から順に以下のように定める。
ただし,a,X(1),X(2),・・・・・・,X(n)は全て自然数とする。

k=1のとき
 

k≧2のとき
 

このとき,この行列の行列式を
δ(X(1),X(2),・・・・・・,X(n))と定めると
δ(X(1),X(2),・・・・・・,X(n))=1が成り立つとする。

【問題1】

aはn乗数でないことを示せ。
ここでn乗数とは整数をn乗した数のことである。

【問題2】

あるaについて上の等式
δ(X(1),X(2),・・・・・・,X(n))=1を満たす自然数解
(X(1),X(2),・・・・・・,X(n))が少なくとも1つ存在するならば,自然数解は無数に存在することを示せ。


 解答用紙はこちらです。 【寄せられた解答】


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