今回のテーマは点の集まりでできる図形の面積に関する問題です。
はじめに次の問題を考えてみてください。
猫が3匹、1辺が1mの正三角形の頂点の位置にそれぞれいる。 この三角形の中にノミが1匹いた。 ノミは、その場の雰囲気で3匹の猫の中から1匹を選び、その猫めがけてジャンプしている。 ところが、いつも目測を誤るために、目標とする猫までの半分の距離しか跳ねない。 でも一生懸命、猫に近づこうとジャンプを繰り返した。
さて、ノミは猫にめでたく到達することができるだろうか。 |
◆それでは、実際に実験してみましょう。
<ソフトウェアの使い方について>
さて、それでは本当の問題です。
図のように、一辺20cmの正三角形から、順に辺の長さが半分であるような正三角形を取り除いていく操作を繰り返します。
最初
1回目
2回目
【問題1】
2回目、3回目、4回目の操作の後の黄色い部分の面積の和を求めてください。
中学校2年生以下の人は、最初の正三角形の面積は173cm2として計算してください。
【問題2】
黄色い正三角形が2187個できるのは、何回目の操作の後ですか。
【問題3】
この操作を無限に繰り返していくと、黄色い部分の面積の和はどうなるでしょうか。
P.S
この問題を「21世紀への学校数学の展望」に執筆された山形大学教育学部 守屋誠司先生より、中学生に対してのカオスゲームをベースにしたフラクタルの指導実践の指導案等を送っていただきました。
先生のご好意に感謝いたします。
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