今回のテーマは、あのオイラーの関数です。
今、1以下の、分母が6の分数を考えます。(正の数)
これは
1 ―― 6 | , | 2 ―― 6 | , | 3 ―― 6 | , | 4 ―― 6 | , | 5 ―― 6 | , | 6 ―― 6 |
の6個ありますね。
そのうちで約分できないのは分子が1と5の2個です。
(これは分子と分母が互いに素になる場合、つまり最大公約数が1である場合です。)
この時、φ(6)=2と表すことにします。
同様に考えると
φ(2)=1,φ(3)=2(分子が1と2),φ(4)=2(分子が1と3)
【問題】
特に、pが素数のとき、φ(p)=p−1となります。
aとbは互いに素であるとすると、
aφ(b)をbで割った余りは1になります。
この理由を説明してください。
特に、pが素数でaとpが互いに素なら、
ap-1をpで割った余りは1です。
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