『中学生からの挑戦状Part11』


 中学校三年生 濱中 智仁 さんからの問題です。
小学5年生のときこの問題の必勝法を見つけ、まわりの人に全勝したそうです。


◆「天国と地獄」

1対1の二人で行うゲームです。
(実際は3人、4人でも楽しめますが、せいぜい6人ぐらいが限度)

ある数(n)と、1人が一回に言える数の個数(m)を設定します。
そして1から順にm個以内で、数を言っていきます。
この時少なくとも1つは数を言わなければなりません。
「天国のn」ならnを言ったら勝ち、「地獄のn」ならnを言ったら負けとなります。

具体的にやるとn=30、m=3の「地獄の30」とします。
(この設定が一番知られているらしい)

花子「123(3まで言える)」 
太郎「45(6まで言える)」
花子「678(8まで言える)」
太郎「9、10、11(11まで言える)」
花子「12(14まで言える)」

・・  続いて・・ 

太郎「23、24」
花子「25」 
太郎「26、27」
花子「28、29」
太郎「・・・30」

この場合太郎が負けとなります。

【問題1】

n=30,m=3の「地獄の30」で花子が先攻のとき、どうすれば絶対に勝てるでしょうか?

【問題2】

n=72,m=5の「天国の72」で花子が先攻のとき、問題1の方法を花子も太郎も知っていたならば、どちらが勝つでしょうか?

【問題3】

n=X,m=Yの「地獄のX」「天国のX」で花子が先攻のとき、それぞれの場合について、どういうとき絶対に花子が勝つでしょうか?


 解答用紙はこちらです。 【寄せられた解答】


  『中学生からの挑戦状』

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