『数列の帰納的定義』


 今回のテーマは帰納的に定義された数列の性質を調べることです。
今、an+2=an+1×an+1を満たす、自然数の数列anについて考えます。

【問題1】

 a1=a2=1であるとき、anは4で割り切れないことを証明してください。

 

【問題2】

 a1,a2の値に関係なく、
n≧9のとき、an−22は素数にならないことを証明してください。

 

【問題3】(神奈川県 わかさひ君からの問題)

 この数列の初項 a1=1 、a2は2以上の自然数であるとき、
nが合成数ならば anも合成数であることを証明してください。

参考文献:MATHEMATICAL CIRCLES by Dmitri Fomin,Sergey Genkin and Ilia Itenberg American Mathematical Society


【質問1】

 a1=a2=1であるとき、上の数列の一般項anを求めることはできるのでしょうか。
私の能力ではできませんが・・・。

【質問2】

 a1=1,a2=2,a3=4

n≧4のとき、
n=an-1+an-2+an-3

を満たす数列の一般項をご存じの方、教えてください。
きれいな式にはならないようです。


 解答用紙はこちらです。 【寄せられた解答】


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