『四角形の数』


 今回は「引き算」の問題に挑戦してみましょう。
小学生が楽しく計算練習するのに絶好です。

図のように正方形の頂点に「0以上の整数」を4個置きます。


 
隣り合う頂点の数の差(大きい方から小さい方を引く)を計算します。



 同様に上図の赤字の数の差を計算します。
以下、この操作を繰り返します。

【問題1】

 この計算を何回か繰り返すと、引き算の答えが一定になってしまいます。
つまり、これ以後、何回計算しても変化しなくなります。

その答えはいくつでしょうか。


 それでは実際に実験してみましょう。
下の青色の□(*の入っていないところ)に実際に数字を入れて、計算ボタンをクリックしてみてください。
以下、計算ボタンをクリックすることを繰り返してください。
やり直すときは新規ボタンです。

 

  

 計算回数:


【問題2】

 計算回数8回以上まで、引き算の答えが一定にならないような4つの数の例を作ってください。
(4つの数がはじめて、その一定の数になったときまでの回数を数えます。)

ちなみに一桁の数(0も含む)しか使わないとしても、8回になる組み合わせは作れます。

【問題3】

 問題1の結果を証明してください。

【問題4】

 計算回数10回以上まで、引き算の答えが一定にならないような4つの数の例を作ってください。

Nを任意の自然数とする時、N回以上の計算回数まで引き算の答えが一定にならないような4つの数を作ることは可能です。
その方法を考えてください。




 Internet Explorer 4.0以上またはNetscape Navigator3.0以上の方はコンピュータに計算させることができます。
4つの数の中の最大の数(≧2)を入力して、Searchボタンをクリックしてください。
回数が最大になる可能性のある「4つの数」をコンピュータが検索します。

小さい数(2桁ぐらいまで)の場合は、Internet Explorer 3.0でも大丈夫です。
とりあえず最大の数を高々20程度にして、実験してみてください。

 最大の数:

 


 解答用紙はこちらです。 【寄せられた解答】


 ◆数・数列の性質へもどる

 数学の部屋へもどる