先日は”平成9年9月9日”で、記念になるものを求めて、なぜか全国各地でもりあがりましたね。
999という数字には何か隠された魅力があるようです。
そこで次のような問題を出題してみます。
【問題】
素数とは5や7のように他の数で割り切ることができない数(約数が1とその数自身の2個だけである数)のことをいいます。
その素数の逆数を考えます。
例えば7の逆数は7分の1。
これは0.142857 142857 ・・・の循環小数となります。
この循環部分(循環節といいます)の前半の数142と後半の数857を加えると、999となぜかどの桁も9になります。
実はこれは7分の1だけではなく、循環節が偶数桁になるような場合に全て同じように成り立ちます。
さてそうなる理由を考えてください。
大学生、高校生の方、ぜひお願いします。
解答用紙はこちらです。
P.S
この性質は福島県いわき市のアマチュア数学者「平間 年雄」さんの発見したものだそうです。
平間さんは7〜1061までの157個の素数について、実際に確認して表を作っておいでになります。
また、平間さんはこの性質を下のような図に表現しています。
向かい合う数の和が必ず9になるのです。
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