『光輝く天の星』


一辺1の正五角形ABCDEがある。
この時、辺AC、CE、EB、BD、DAに補助線を入れると正五角形内部に『星』が浮かび上がってくる。
この『星』に囲まれる面積をs1とおく。

【問題1】

s1を求めよ。
ただしsin、cosはそのまま用いて表してよい。


次に辺CEと辺BDの交点をA1、辺DAと辺CEの交点をB1、辺EBと辺ADの交点をC1、辺ACと辺EBの交点をD1、辺BDと辺ACの交点をE1とすると、正五角形A1B1C1D1E1が出来る。
この時、辺A1C1、C1E1、E1B1、B1D1、D1A1に補助線を入れると、この正五角形内部に『星』が浮かび上がってくる。
この『星』に囲まれる面積をs2とおく。

以下同様の作業を行い、s3,s4,…snと作っていく。
(nは自然数である)

【問題2】

この作業を無限に繰り返したとき、最内にある『星』の面積は0に収束する。
理由を説明しなさい。

【問題3】

Tn=s1+s2+…+sn を求めよ。

【問題4】

lim
n→∞
Tnを求めよ。

ただし問題3、4では

sin36=0.58,sin54=0.80,sin72=0.95
cos36=0.80,cos54=0.58,cos72=0.30

として計算せよ。

【コメント】

たぶん最後まで解けると思います。
この問題、是非とも中学生に解いていただきたいです。

あと極限を習われた高校生へ。
この問題は、私の経験上恐らく、入試問題でいう易レベルくらいの問題かと思います。
頑張って最後まで解ききってください。  


 解答用紙はこちらです。 【寄せられた解答】


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