【問題1】
A君は1からn(nは自然数)まで書かれたカードを1枚ずつ,計n枚持っています。
一方,B君は何も書かれていないn枚のカードを持っており,自分の好きな自然数を書き込むことが出来ます。
A君,B君の2人が自分の持っているカードの中から無作為に1枚取り出し,そのカードに書かれている数の大きい方を勝者とし,同じならば引き分けとするゲームを行います。
このゲームにおいて,B君が自分に有利になるようにカードに自然数を書こうとするとき,その書き方の満たすべき必要十分条件を求めて下さい。
【問題2】
上の【問題1】がある学校のテストで出題され,これに対しM君は期待値を使って答えを求めました。
数日後,返却されたM君の答案は大きく減点されていました。
(このテストは答えを出すまでの途中経過を書かなければならないものとします)
M君の求めた必要十分条件は正しい答えと全く同じなのに,なぜ自分の答案がこんなに減点されているのか分からず,M君は先生に質問しに行きました。
さて,先生になったつもりでM君に答案を大減点した理由を答えてあげて下さい。
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