『2人ゲームのリーグ戦』


 再びリーグ戦の問題です。
今回のテーマは何人かのチームで対戦するゲームについてです。

 例えば、将棋や囲碁は2人で対戦するゲームです。
このようなゲームを2人ゲームと呼ぶことにします。

【問題1】

 将棋盤が2つあり(A、Bとする)、4人(1,2,3,4とする)で将棋のリーグ戦を行うことにします。
公平になるように各人が1回ずつ対局するようにし、しかも無駄な時間を少なくするため、できるだけ並行して対局を進められるようにしたいのです。

1回戦では4人が2人ずつに分かれて対局します。
2回戦ではそれぞれ相手を変えて対局します。
最後に3回戦でそれぞれがまだ対局していない相手と対局します。

各人が3人の相手と戦い、2人ずつ、2組で対局するのだから、うまく並行して3回戦ができそうです。

それでは実際に1回戦から3回戦までの対局相手の組み合わせを作ってください。
1回戦 将棋盤A 1−2,将棋盤B 3−4といった感じです。

【問題2】

 今度は6人(1,2,3,4,5,6とする)で将棋のリーグ戦を行います。
将棋盤はA、B、Cの3つあります。
各人が5人と対局するので、5回戦までが必要です。
対局数は3×5=15で62=15(6人から2人を選んで対局させる総数)ですから、無駄のないように並行してリーグ戦が進められても不思議はありません。

それでは実際に1回戦から5回戦までの対局相手の組み合わせを作ってください。

【問題3】(難問)

 nが偶数であれば、必ず無駄のないように並行してリーグ戦が進められます。
その理由を考えてください。


 解答用紙はこちらです。 【寄せられた解答】


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