世の中にはいろいろな操作をしても、値が不変であるような数量がたくさんあります。
数学オリンピックの問題などにはよくそんな不変である数を利用した問題が出題されているようです。
今回はそんな問題に挑戦してみましょう。
変わらない数を見つけるのがポイントです。
【問題1・・まず手始めに簡単な問題を】
今、紙に1から100までの数が書いてあるとします。
この中からどれでもよいから2つの数を選び(a,bとします)、その2つの数を消します。
その代わりにa+b−1を紙に書き加えてください。
この操作を99回繰り返したあとで、紙に書いてある数を当ててください。
ただし1+2+3+・・・+100=5050です。
【問題2・・ちょっとひとひねり】
今、紙に1から20までの数が書いてあるとします。
この中からどれでもよいから2つの数を選び(a,bとします)、その2つの数を消します。
その代わりにab+a+bを紙に書き加えてください。
この操作を19回繰り返したあとで、紙に書いてある数を当ててください。
◆有理数・数列の性質へもどる
数学の部屋へもどる