『ファレー数列』


【問題】

自然数nに対して,分母がn以下であるような既約分数のうちで,0以上1以下のもの全てを大きさの順に並べた数列をつくる。
これをF(n)とする。たとえば

F(3): 0
――
1
1
――
3
1
――
2
2
――
3
1
――
1

F(4): 0
――
1
1
――
4
1
――
3
1
――
2
2
――
3
3
――
4
1
――
1

である。
(この数列はファレー数列と呼ばれている。)

F(n)の任意の隣り合う2項


――

――

――

――
とする)

について考える。

【問題1】

ad−bc=1が成り立つことを示せ。

【問題2】

F(n+1)において


――

――

――
をみたす
――

(p=n+1)が存在するとき,

p=a+c,q=b+dが成り立つことを示せ。

【問題3】

ファレー数列F(n)の項数を表す方法を考えよ。


 解答用紙はこちらです。 【寄せられた解答】


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