『ポーンの闘い』


 ヨーロッパにはチェスの伝統があるためか、チェス盤を使った問題が古くから考えられていますね。
今回はチェス盤を使ったゲームの必勝法を考えてもらいましょう。
それほど難しくないので、小・中学生の人もチェス盤に駒を並べて考えてみてください。

 今、2人で対戦するゲームを考えます。

 
図のようにチェス盤の1行目には白のポーンが8個置いてあります。
8行目には黒のポーンが8個置いてあります。

2人は交互に自分のポーンを動かします。
ポーンは縦の方向に、相手に向かっていくつでも動かすことができます。
ただし、相手のポーンを飛び越すことや、バックすることはできません。
動かせるポーンがなくなった人が負けです。

【問題1】

 このゲームは先手(白)、後手(黒)のどちらかに必勝法があるでしょうか。
ある場合はその必勝法を示してください。

【問題2】

 条件を変えて、ポーンはバックすることもできるとします。
このゲームは先手(白)、後手(黒)のどちらかに必勝法があるでしょうか。
ある場合はその必勝法を示してください。

またその必勝法を使った結果、最後はどのような状態で勝負がつくでしょうか。

 解答用紙はこちらです。 【寄せられた解答】


 ◆コンピュータとゲームへもどる

 数学の部屋へもどる