『幾何に関する問題2題』解答


◆愛知県 Y.M.Ojisan さんからの解答

【問題1】

∠ABC=2×∠ACBであるので
AB=AE=ECである点EをBC上にとることが可能です。

Aを中心としBEを通る円と Eを中心としACを通る円との交点Gを下図のようにとります。

すると三角形AEGは正三角形なので頂角は60度であり、円周角と中心角の関係から
∠GBC=∠GCA=30度です。
即ちG=Dです。
よって AB=AD



【問題2】

 『1/8の正方形』と基本的には同じです。


◆出題者のコメント

問題1、問題2ともにすばらしい解答で感激いたしました。
特に問題2の方は、私が長年かけて思いついた解答とは全く違うエレガントなもので、出題して本当によかったと思います。


◆新潟県 加藤 英晴 さんからの解答

【問題1】

AB=AEとなるような点Eを線分BC上にとる。

∠ACE=x,線分AB=aとおくと,
仮定より,∠BDC=120°−x,
BC=2acos2x+a.

△DBCで正弦定理を用いて,
DC= a(4(cosx)2−1)
√3cosx+sinx
.


また,AC=2acosx.

△ADCで余弦定理を用いて,
AD2=AC2+DC2−2AC・DCcos30°=a2(計算略)

AD>0よりAD=a
したがって,AB=AD


◆出題者のコメント

新潟県 加藤英晴さんの答えに対するコメント
<問題1について>
計算の過程は省略されていますが、正解です。
幾何の方法にもチャレンジして下さい。


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