『3枚のカード』


 今回はあなたの推理の力が試される問題です。
なんと出典は算数オリンピックです。

 ○×先生は、3人の生徒A,B,Cにそれぞれカードを一枚ずつ渡して言いました。

「AさんとCさんのカードの数には2桁、Bさんのカードには1桁の数が書いてあります。
AさんとCさんのカードには違った数字が書かれており、

Aさんの数×Bさんの数=Cさんの数

となっています。
またCさんの数は60よりも小さいです。

自分のカードの数字だけを手がかりに、他の二人のカードの数を当ててみてください。」

3人はいろいろと計算を始めました。
しばらくしてAさんがいいました。
「私には他の二人の数が決められません。」

さらにしばらくしてCさんがいいました。
「私には他の二人の数が決められません。」

少し考えてAさんはBさんに尋ねました。
「あなたは他の二人の数がわかりますか。」

 
するとBさんも「私には他の二人の数が決められません。」と答えました。

それを聞いたとたんにAさんは他の二人の数を当ててしまいました。

【問題】

 3人の持っているカードの数字を当ててください。
またその答えとなる理由を示してください。


 解答用紙はこちらです。 【寄せられた解答】


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