『ハノイの塔』


 『ハノイの塔』は1883年にフランスのパズル研究家E.リュカが考えたゲームです。
台の上に3本の棒が固定されており、そのうちの一本に何枚かの円盤がはまっています。
円盤は下へいくほど半径が大きくなっています。
話しを簡単にするために、一番左の棒をA、真ん中の棒をB、一番右の棒をCとし、最初にAに何枚かの円盤がはまっているとしましょう。
棒Bを利用して全ての円盤をAからCに移してください。
ハノイの塔のルールは次の通りです。

【問題1】

 n枚の円盤を移動するために何回の移動が必要になりますか。


解答用紙はこちらです。 【寄せられた解答】


それでは実際に実験してみましょう。
まず円盤の数を3〜8枚から選んで、Startボタンをクリックしてください。
『ハノイの塔の問題』をコンピュータが自動的に解きます。
Stopボタンをクリックすると中断することができます。


このプログラムは「Javaプログラミングケーススタディ 翔泳社」に掲載されていたプログラムを修正したものです。



 E.リュカ(Edouard Lucas)の作り話に次のような話しがあります。

 インドのベナレスにある大寺院に、ダイヤモンドの針が3本立った板があり、神はその一本に
64枚の純金の円盤をはめた。
昼夜の別なく、バラモン僧たちはそこにやってきて、それを別の針に移し替える作業に専念している。
そして移し替えが完了したとき、寺院もバラモン僧たちも崩壊し、この世が終わるのである。

【問題2】

 一回の円盤の移動に1秒かかるとすると、この世の終わりまでに約何年かかるでしょうか。

 ※引用・参考文献 「Play Puzzle」 高木 茂男著 平凡社

 よろしければ電卓を利用してください。(2乗キー付き)






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