◆愛知県の中学校3年生 ゆうきリンリン さんからの解答
【問題1】
長針がどれかの目盛りを差していると言う事は、ちょうど数時間前には短針がその目盛りにいたと言う事です。
短針は1分で0,5°進みます。
そして、長針と短針の間の角度は40°です。
と言う事は『40/0,5』で80分前には短針は今の長針の位置にいた事になります。
そして、長針が今の位置から20分戻ったところが「12」の位置です。
すると、80分前にはあの時計は4時を差していた事になります。
そこから80分を足せば今の時刻「5時20分」が割り出せます。
【問題2】
数分前という事は、短針は1分で0,5度戻り、長針は1分で6度戻ります。
今の長針がある目盛りが角度を2等分するのですから、式は
40−0,5x=6xです。
これを解くと、
x= |
80 13 | 分で、 |
80 13 | 分前に、 |
2つの針の間の角度は今長針がある目盛りで2等分されます。
◆広島県 清川 育男 さんからの解答
【問題1】
時針は0.5°/分、分針は6°/分回転する。
問題は分針が先行して、差が40°の状態である。
6−0.5=5.5=11/2。
( |
11 2 | )°/分、差をつめる。 |
11時 330° 10時 300° 9時 270° 8時 240° 7時 210° 6時 180° 5時 150° 4時 120° 3時 90° 2時 60°このなかで40°引いたものが11の倍数であるのは、
5時 150−40=110 だけである。
110÷ |
11 2 | =20 |
したがって題意を満たす時刻は5時20分である。
答え 5時20分。
【問題2】
求める時刻が5時X分とする。
150+0.5X−120=120−6X
6.5X=90
X= |
180 13 |
答え 5時 |
180 13 | 分 |
【問題3】
求める時刻は時針、分針、秒針が120°で3等分に分割するときであるが、これは不可能である。
時針と分針の差が120°になるのは、4時と8時である。
近似状態は
3時59分〜4時1分か7時59分〜8時1分の間にある。
プログラムを組んで検索しました。
14380 118 120.166666667823 119.833333332177 119.333333333333 28760 116.333333339283 119.666666660717 120 118.66666666666714380秒 3時59分40秒
答え 3時59分40秒
DIM A(3) LET C=0 LET X=-0.1 LET Y=-0.5/60 LET Z=-6 FOR I=0 TO 43200 LET X=X+0.1 LET Y=Y+0.5/60 LET Z=Z+6 IF X>360 THEN LET X=X-360 IF Y>360 THEN LET Y=Y-360 IF Z>360 THEN LET Z=Z-360 IF I>=13340 AND I<=14460 THEN LET KA1=X-Z LET KA2=Z-Y IF (KA1>117 AND KA<123) AND (KA2>117 AND KA2<123) THEN LET C=C+1 PRINT I;KA1;KA2;Y;(KA1+KA2+Y)/3 END IF END IF IF I>=28740 AND I<=28860 THEN LET KA1=X-Y LET KA2=Y-Z IF (KA1>116 AND KA<124) AND (KA2>116 AND KA2<124) THEN LET C=C+1 PRINT I;KA1;KA2;Z;(KA1+KA2+Z)/3 END IF END IF NEXT I END
◆石川県 平田 和弘 さんからの解答
【問題1】
長針と短針の角度が40度でかつ長針がどこかの目盛りをちょうどさしていたとすると、
1目盛りの角度は360÷12=30度なので、短針と目盛りの角度が
40−30=10度になります。
短針が10度進むには
10÷30=1/3時間=20分かかります。
ここで、長針が0の状態のある時刻から20分進んだときに長針は4の目盛りをさしていて、このとき長針と短針の角度が40度になるには短針が5の目盛りから10度(即ち20分)進んだところにあればよいことがわかります。
要するに5時ちょうどの状態から20分たつと題意を満たす状態になります。
よって現在の時刻は5時20分となります。
【問題2】
問題1より4の目盛りをはさんで長針と短針が同じ角度という条件で求めてみます。
長針は1分間に360÷60=6度進み、
短針は1分間に30÷60=1/2度進みます。
□分後題意を満たす状態になったとして、
短針と4の目盛りとの角度は□分後、
30+1/2×□となり、
長針と4の目盛りとの角度は□分後、
120−6×□となるので
30+1/2×□=120−6×□ を解いて、
□=90× |
2 13 | = |
180 13 | =13+ |
11 13 |
答えは、
5時 |
180 13 | 分=5時13 |
11 13 | 分となります。 |
◆福岡県 管原 康起 さんからの解答
【問題1】
答えは5時20分です。
長針と短針の作る角度が40度なので、長針と短針が40度となるのは5時20分と6時40分の二つ
しかし、問題の図のようになるのは5時20分のみ
出し方は、長針は1分間で6度動く。
短針は1時間で30度、1分間で2分の1度動く。
また、長針はちょうど目盛りを指していたのだから
角度は30n度(n=1,2,3、・・・、12)である。
このことから、x時y分にちょうど40度になるとすると、長針は12の目盛りのところから
6y度の角度を作り、
短針は
(30x+ |
1 2 | y)度の角度を作っている。 |
これらの事から
|長針の作る角度−短針の作る角度|=40
長針の作る角度=30n
(n=1,2,3、・・・、12)
を充たす整数x、yを探せばよい。
つまり、
|6y-(30x + |
1 2 | y)|=40 |
6y = 30n (n=1,2,・・・12)
の2式を充たす整数xyを求める。
このことから、(x,y)=(5,20)(6,40)がでてくる。
【問題2】
答えは 5時 |
180 13 | 分です。 |
問題1の解よりx分前が等しい角ができる時間とする。
このとき、
40− |
x 2 | =6x |
これを解くと、x= |
80 13 |
つまり、5時20分の |
80 13 | 分前が求める時間となる。 |
◆大阪府 mitsu さんからの解答
【問題1】
長針が1から12のどれかを指しているので,求める時刻は5分刻みのいづれかです.
短針は,1時間に30度(360割る12),5分で2.5度(360割る12割る12)進みます.
長針と短針のなす角度が40度ですから,30度刻みで量った余分(10度)は,5分刻みで4回分(10割る2.5)になります.
ということは,xx時20分または40分のとき,短針は文字盤の1から12のどれかの場所から,10度ずれていることになります.
長針が20分,40分を指しているときに,短針が長針と40度離れているのは,5時と6時の間,6時と7時の間です.
したがって,求める時刻は,5時20分,6時40分になります.
【問題2】
数分前に角度が等しくなるのですから,長針より短針のほうが進んでいる時刻になります.
ということは,5時20分の数分前ということになります.
また,5時20分をはさんで,短針と長針のなす角度が等しいということは,文字盤の12のところから測った短針と長針の角度の合計が,5時20分(120度)の倍で240度になるということになります.
5時20分のときの,長針は120度,短針は160度(120たす40)ですから,その合計は280度です.
短針は1分で0.5度(360割る60割る60),長針は1分で6度(360割る60)進みますから,1分戻るごとに6.5度ずつ合計の角度が減っていきます.
減らしたい角度は40度(280度ひく240度)ですので,(40割る6.5)分だけ戻れば,題意に適します.
したがって,5時20分から
80 13 | 分(40割る6.5)をひいて, |
5時13 |
11 13 | 分となります. |
◆東京都 ぴか さんからの解答
【問題1】
5時20分
【問題2】
5時 |
180 13 | 分 |
【おまけの問題】
わかりやすいように,この時計は,
3針は常に連動して動いていて,例えば,長針と短針の相対的な位置(両者のなす角)を決めてしまうと,秒針の(相対的な)位置は勝手に決めることはできない.
まず,長針と短針が重なる場合を考える.この時の時刻の計算を実際しようと思ったが,すでに「時計に関する問題」の中で解答があったので結果だけ表にすると,(^^)
時刻 | 秒針と長針・短針 のなす角(度) |
1時 60/11分 | 1440/11 |
2時120/11分 | 2880/11 |
3時180/11分 | 360/11 |
4時240/11分 | 1800/11 |
5時300/11分 | 3240/11 |
6時360/11分 | 720/11 |
7時420/11分 | 2160/11 |
8時480/11分 | 3600/11 |
9時540/11分 | 1080/11 |
10時600/11分 | 2520/11 |
12時 | 0 |
これを見てわかるように,長針と短針が重なる場合,許される(長針・短針からの)秒針の相対的位置は,離散的に(しかも等方的に)たった11通りしか存在しない.
例えば,長針と短針が重なる場合,それから90度の位置に秒針が存在することはありえない.
(そういう時刻は存在しない)
次に,長針と短針が任意の角をなす場合を考える.
この時も許される(長針・短針からの)秒針の位置は,離散的にたった11通りしか存在しない.
なぜなら,例えば長針が短針に(時計まわりに)先行してa度をなす場合,
a−6x=− |
x 2 | → x= |
2a 11 | (*) |
より, |
2a 11 | 分前には長針と短針が重なり, |
2a 11 | 分後は上の表の秒針の位置から |
2a 11 | 分後の位置にしか存在しないからである. |
以上のことをふまえて,おまけの問題を考える.
(正三角形をつくるのは3針がそれぞれ120度をなしているってことなんだろうか.)
いま,時計方向に長針が短針に先行して120度,さらに秒針が長針に先行して120度の位置関係(**)にあるとする.
すると,(*)より
240 11 | =21+ |
9 11 | 分前は |
240− |
9 11 | X360+ |
240 11 | X |
1 2 |
=− |
480 11 |
− |
480 11 | +360= |
3480 11 |
より,長針・短針に先行すること
3480 11 | 度の位置(***)になければならない. |
ところが,上の表より秒針がこの位置にくることはない.
よって3針が(**)の位置関係になることはない.
一番正三角形に近づく時刻は,実際は3針が連動して動くので,どのようにこれを定義すればいいのかよく分からなかったが,以下のように計算してみた.
秒針の位置が上の表と(***)とで最も近い
8時 |
480 11 | 分に注目する. |
この時刻から,
240 11 | 分後の9時 |
60 11 | 分に |
しかしこのとき秒針は正確な正三角形の状態より,
3600 11 | − |
3480 11 | = |
120 11 | 度 |
この間の時間
120 11 | x |
1 360 | = |
1 33 | 分間(約2秒)は, |
よって最も正三角形に近づく時刻は,
9時 |
60 11 | 分− |
1 33 | 分=9時 |
179 33 | 分頃 |
もう1つの組み合わせについてもたぶん同様にしてできるので省略.
【コメント】
おまけの問題は,もっと単純に
00:00:00からx秒後の秒針・長針・短針の「12」からの絶対的位置をそれぞれ,
x 120 | , |
x 10 | ,6x (mod.360) |
とおいて,直接
x 120 | ≡ |
x 10 | −120≡6x−240 (mod.360) |
などとして解けばいいのかもしれないけど,どうやってこれを解けばいいのかわからなかったので,上のような方法にしてみました.
◆東京都 小林 祐介 さんからの解答
【おまけの問題】
時針をh、分針をm、秒針をsとする。
午後8:00の時点では
hm=120°,ms=0°である。
(時計回りに記号間の角度をとったものとする)
12/11時間後ごとに時計の時針と分針は同じ角度をなす。
このとき
8+12/11時=9時60/11分=9時5分300/11秒となるので
hm=120°,ms=1440/11°
秒針は12/11時間ごとに300/11秒分先に進んだ位置に存在し、
msは1440/11°ずつ大きくなっていく。
このことから
8+12/11時にはms=1440/11°
8+24/11時にはms=2880/11°
8+36/11時にはms=360/11°
8+48/11時にはms=1800/11°
8+60/11時にはms=3240/11°
8+72/11時にはms=720/11°
8+84/11時にはms=2160/11°
8+96/11時にはms=3600/11°
8+108/11時にはms=1080/11°
8+120/11時にはms=2520/11°となる。
この中で120°=1320/11に最も近いのは
8+12/11時
以下この時刻付近の角度の変化を調べてみる。
9時5分からt秒経過したときのh,m,sの位置はそれぞれ
h:272.5+1/120t
m:30+1/10t
s:6t となる。
ここでms=shとなる時刻Tを考えてみる。
このときhm<120°ms=sh>120°
ここから冲、時間が経過したとすると
hmとshは120°に近づくがmsが120°から遠ざかってしまう。
逆に冲、時間を遡るとmsは120°に近づくが
hmとshが120°から遠ざかってしまう。
よってms=shの時が最も正三角形に近づくときで、
6t-(30+1/10t)=272.5+1/120t-6t
t=36300/1451
答:9時5分36300/1451秒
◆東京都 You.O さんからの解答
【おまけ】
時計の長針・短針・秒針は1分間にそれぞれ6°,0.5°,360°進む。
したがって、時計の長針と短針、長針と秒針、短針と秒針がなす角度は1分間にそれぞれ
5.5°,354°,359.5°ずつ大きくなる。
3つの針の先が正三角形の頂点となるとき、長針と短針、長針と秒針、短針と秒針がなす小さいほうの角はいずれも120°となっている。午前0時から正午までの間に長針と短針がこの角度をなす時刻を午前0時から数えてp分後とすると、
5.5×p=360×n±120(nは整数)
したがって、
p= | (3×n±1)×240 11 |
p= | 240 11 | , | 480 11 | , | 960 11 | , | 1200 11 | ,・・・, | 7440 11 | , | 7680 11 |
354×p=360×m±120
を満たす整数mが存在するような時刻はない。
よって、3つの針の先が正三角形の頂点となるような時刻は存在しない。
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