『今週の問題』第54回 解答


◆東京都 K さんからのコメント。

【おまけ】について

もしA,B,C 同時に投げた場合。

Aが勝つ確率
1
6
×0+ 1
6
×3
6
×1
6
+(1
6
×3
6
×5
6
)×4=7
24

Bが勝つ確率
( 1
6
×0)×3+( 1
6
×6
6
×5
6
)×3=10
24

Cが勝つ確率
1
6
× 1
6
× 3
6
+( 1
6
× 2
6
× 3
6
)×4+ 1
6
× 6
6
× 6
6
7
24

3つ同時に投げたらBが勝つ確率が高くなるんですね。


◆神奈川県 みき ひろひと さんからの解答。

【問題1】

27

サイコロの向かい合う(相対する)面の和は「7」。
一番上のサイコロの「1」の裏は「6」だから、
7+7+7+6=27

【問題2−1】

【問題2−2】

イ 4 ,ウ 3

【おまけ その1】

A,Bの目の組み合わせは36通り。
Aの目の方が大きくなるのは15通り(約42%)。
Bの目の方が大きくなるのは21通り(約58%)。

よって「B」。

ちなみに実験結果は44対56で「B」が勝ちました。

【おまけ その2】

「おまけ その1」と同様に
Bの目の方が大きくなるのは15通り(約42%)。
Cの目の方が大きくなるのは21通り(約58%)。

よって「C」。

ちなみに実験結果は48対52で「C」が勝ちました。

【おまけ その3】

「おまけ その1・その2」と同様に
Cの目の方が大きくなるのは15通り(約42%)。
Aの目の方が大きくなるのは21通り(約58%)。

よって「A」。

ちなみに実験結果は41対59で「A」が勝ちました。

うーん、こういうことがあるんですねぇ。
というか、こういう問題が作れるんですねぇ。


◆広島県 清川 育男 さんからの解答

【問題1】

7×3+6=27

答え 27

【問題2−1】

答え ア−6

【問題2−2】

答え イ−4 ウ−3

おまけ

6×6の表を作り、星取りを出す。

【おまけ−1】

A:B= 15
――
36
: 21
――
36
= 5
――
12
: 7
――
12
=0.416:0.583

【おまけ−2】

B:C= 15
――
36
: 21
――
36
= 5
――
12
: 7
――
12
=0.416:0.583

【おまけ−3】

C:A= 15
――
36
: 21
――
36
= 5
――
12
: 7
――
12
=0.416:0.583

確かに三すくみになっています。

プログラムを組んでシュミレーションを試みました。

一千万回で、
0.416715:0.583285でした。


◆千葉県の小学校3年生 緑川 敦 さんからの解答。

【問題1の答え】

27

【問題2−1の答え】

【問題2−2の答え】

イが4  ウが3

【おまけ1の答え】

Bの勝ち

【おまけ2の答え】

Cの勝ち

【おまけ3の答え】

Aの勝ち

【緑川 正雄 さんからのコメント】

問題1、問題2−1、問題2−2はサイコロを紙で作って確認しました。
おまけ1、おまけ2、おまけ3  はホームページの画面よりの実験結果です。

各々100回ずつ実験した結果は

おまけ1ではBが、53回の勝ち
おまけ1ではCが、55回の勝ち
おまけ1ではAが、60回の勝ち

となりました。

机上の計算では、 おまけ1ではBが、おまけ2ではCが、おまけ3ではAの勝つ確率が7/12になりました。
題意の通り、三すくみという結論です。釈然としませんが

P(B>A)>1/2、P(C>B)>1/2であっても
P(C>A)>1/2であるとは限らない。

という事に納得した次第です。


◆新潟県 mack さんからの解答。

【問題1】

まず、下の3個のサイコロの見えない面の和は
7×3=21

そして、1番上にあるサイコロの見えない面は6であるから

答え・・・21+6=27

【問題2−1】

サイコロの1の面の裏側にあたるから
ア・・・6

【問題2−2】

うまい説明が出来ない上に自信がないのですが
イ・・・4 ウ・・・3

【おまけ その1】

サイコロBの方が大きい場合の組み合わせを考える。

サイコロB      サイコロA
2がでたとき・・・・・1
3がでたとき・・・・・1
4がでたとき・・・・・1
15がでたとき・・・・1、6、11、12、13、14
16がでたとき・・・・1、6、11、12、13、14
17がでたとき・・・・1、6、11、12、13、14
6面のサイコロ2個の目を比較すると全部で36通りの組み合わせがある。
上の結果よりBの方が大きくなるのは21通りであるからBの方が大きい目が出やすい。

【おまけ その2】

先ほどと同様に今度もBが大きい場合を考える

サイコロB      サイコロC
2がでたとき・・・・・なし
3がでたとき・・・・・なし
4がでたとき・・・・・なし
15がでたとき・・・・5、7、8、9、10
16がでたとき・・・・5、7、8、9、10
17がでたとき・・・・5、7、8、9、10
36通りのうちBの方が大きくなる組み合わせは全部で15だからCの方が大きい目が出やすい。

【おまけ その3】

サイコロAが大きくなる組み合わせを考える。

サイコロA       サイコロC
1・・・・・・・・・・・なし
6・・・・・・・・・・・5
11・・・・・・・・・・5、7、8、9、10
12・・・・・・・・・・5、7、8、9、10
13・・・・・・・・・・5、7、8、9、10
14・・・・・・・・・・5、7、8、9、10
Aの方が大きくなるのは21通りである。
Aの方が大きい目が出やすい。

<感想>

これがはたしてちゃんとした「三すくみ」なのでしょうか。


◆石川県 平田 和弘 さんからの解答

【問題1】

2段めから4段めは表と裏の目の和が7なので、
7×3=21

また、1段目は表が1なので裏の目は6

よって、21+6=27 となります。

【問題2−1】

1の裏の目なので6です。

【問題2−2】

イは右側の図の3の裏の目になります。
ということでイは4になります。

【おまけその1】

さいころAとBには同じ目がないので引き分けはない。

1)A=1 のとき、Aが勝つ確率は
Bのどの目がでても勝てないので

1/6×0=0

2)A=6〜14 のとき、Aが勝つ確率はそれぞれ
B=2,3,4のとき勝ちなので

1/6×3/6=1/6×1/2=1/12

以上、独立事象なので、Aが勝つ確率は
1/12×5=5/12

で、Bの方が大きい目が出易い。

【おまけその2】

さいころBとCには同じ目がないので引き分けはない。

1)B=2〜4 のとき、Bが勝つ確率は
Cのどの目がでても勝てないので

1/6×0=0

2)B=15〜17 のとき、Bが勝つ確率はそれぞれ
C=5,7,8,9,10のとき勝ちなので

1/6×5/6=5/36

以上、独立事象なので、Bが勝つ確率は
5/36×3=5/12

で、Cの方が大きい目が出易い。

【おまけその3】

さいころCとAには同じ目がないので引き分けはない。

1)C=5 のとき、Cが勝つ確率は
A=1のとき勝ちなので

1/6×1/6=1/36

2)C=7〜10 のとき、Cが勝つ確率はそれぞれ
A=1,6のとき勝ちなので

1/6×2/6=2/36

3)C=18 のとき、Cが勝つ確率はそれぞれ
A=1,6,11,12,13,14のとき勝ちなので

1/6×6/6=1/6

以上、独立事象なので、Cが勝つ確率は
1/36+2/36×4+1/6=15/36=5/12

で、Aの方が大きい目が出易い。

(感想)

これが三すくみの状態ですね。
しかも3つとも確率が同じです。

ということは3つのさいころを同時に振ると結果(確率)は公平なのでしょうか?


◆石川県 迷える羊 さんからの解答

【問題1】

6+7+7+7=27

【問題2】

ア=6、イ=4、ウ=3

【おまけ】

サイコロA,B,Cの目をそれぞれa,b,cとする。

<1>a>bとなる確率を、P(a>b)とすると、

≪1≫a= 1のとき、
a>bとなるbの値は存在しない。

確率は、(1/6)×(0/6)=0

≪2≫a= 6のとき、
a>bとなるbの値は、2,3,4

確率は、(1/6)×(3/6)=3/36

≪3≫a=11のとき、
確率は、(1/6)×(3/6)=3/36

≪3≫a=12のとき、
確率は、(1/6)×(3/6)=3/36

≪3≫a=13のとき、
確率は、(1/6)×(3/6)=3/36

≪3≫a=14のとき、
確率は、(1/6)×(3/6)=3/36

よって、P(a>b)=5/12

Bの方が大きい目が出やすい。

<2>同様に、P(b>c)=5/12

Cの方が大きい目が出やすい。

<3>同様に、P(c>a)=5/12

Aの方が大きい目が出やすい。

≪感想≫『おまけ』の現象は面白いです。
数字だけ見るとCが勝ちそうな気もしますが、おそらくAのサイコロに11以上の数が4個もある
(4×5/36の勝が見こめる)のが勝因ではないでしょうか。

Bには11以上の数が3個しかなく、それらの数が必要以上に大きい数字なのでその他の数字(2,3,4)が小さくなっていることがCに勝てない原因でしょう。


◆千葉県の中学校3年生 井上 真 さんからの解答

【問題1】

合計は、27!!!!!!

【問題2−1】

アに入るのは6!!!!!

【問題2−2】

イ、ウに入るのは4、3!

【おまけ その1】

問題では、どちらの方が大きい数が出るか、ということだったけれど解らないので、どちらの方が勝率が高いか、ということであの答えになりました。

まずAの
1より大きいかずが6個、
6より大きい数が3個、
11より大きい数が3個、
12より大きい数が3個、
13より大きい数が3個、
14より大きい数が3個Bにあって、
合計で21個Bの方にAより大きい数があります。

同じようにして、Aの方に全部で15個Bより大きい数がありました。

よって、答えはBです。 

【おまけ その2】

これも上と同じやり方で、答えはCです。

【おまけ その3】

これも同じやり方で、答えはAです。

結局A<B、B<C、C<A と、なって三すくみのようになりました。


◆大阪府の中学校1年生 頑張れ甲陽学院 さんからの解答

【問題1】

答27

【問題2−1】

答ア、6

【おまけ】

1/6x0=0
1/6x1/2=1/12
1/12x5=5/12
1/6x1/6x3+1/6x1x3=7/12

AとBで大きい目が出る確率が、
 A:5/12 B:7/12 でB

BとCで大きい目が出る確率が、
  B:5/12 C:7/12 でC

CとAで大きい目が出る確率が、
 C:5/12 A:7/12 でA


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