◆静岡県 ヨッシー さんからの解答
【問題1−1】
80÷5=16,
(80+120)÷5=40 より
16秒から40秒
【問題1−2】
600÷5=120
太郎は、120秒ごとに同じ位置を通る。
16+120=136,40+120=160より
136秒から160秒
【問題2−1】
180÷4=45,
(180+120)÷4=75より
45秒から75秒
【問題2−2】
次郎は、75秒ごとに点Pに帰ってくる。
点Qを通るのは、その30秒前
(120÷4=30)
75n−30秒から75n秒
【問題3】
太郎がP→Qを通るのは、
16-40,
136-160,
256-280,
376-400,
496-520 秒の間
次郎がQ→Pを通るのは、
45-75,
120-150,
195-225,
270-300,
345-375,
420-450,
495-525,
570-600 秒の間
上記の2人の時間が最初に重なるのは、
太郎 136-160 と、次郎 120-150
136秒 の時点で次郎は、Qより
(136−120)×4=64m Pよりにいて、Pまで56mの地点にいる。
太郎は、そこからPをスタートするので、
56÷(5+4)=56/9
136+56/9=142と2/9(秒)
2分22と2/9秒
【問題4】
太郎が、Q→Pを通るのは、
80-104,
200-224,
320-344,
440-464,
560-584
太郎が次郎を追い越すためには、この区間に太郎が先に入り先に出ないといけない。
それは、太郎 200-224 次郎 195-225 である。
200秒時点で、次郎はQより
(200−195)×4=20m先にいる。
太郎は、そこから次郎を追いかけるので、
20÷(5−4)=20
200+20=220(秒)=3分40秒
【おまけ】
太郎は120秒、次郎は75秒でコースを1周するので、その最小公倍数である600秒(10分)ごとに2人の位置関係は同じになる。
よって、0から600秒までを調べ、あとは600の整数倍を加えればよい。
2人が出会うのは、問題3の場合の他に
太郎 256-280 次郎 270-300 と
太郎 496-520 次郎 495-525 がある。
前者の出会う時刻は 4分35と5/9秒、
後者は 8分28と8/9秒
【答え】 3カ所
10k+2分22と2/9秒、
10m+4分35と5/9秒、
10n+8分28と8/9秒
k,m,nは0以上の整数
また、追い抜くのは、問題4の1カ所だけである。
◆石川県 Takashi さんからの解答
【問題1−1】
≪1−1≫
16秒〜 40秒
≪1−2≫
136秒〜160秒
≪2−1≫
45秒〜 75秒
≪2−2≫
75n−30秒〜75n秒
≪3≫
太郎と次郎の移動時間をt【秒】、太郎と次郎がPQ間にいる時にPからの距離をそれぞれa,b【m】とする。
次郎がPQ間をQからPに向かって移動している時間は、
75n−30≦t≦75n【nは自然数】
<1>45≦t≦75のとき、
太郎は点Qから点Bの方へ25mいった所を出発して、点Bで折り返し、元の場所に着く。
よって、太郎と次郎は出会わない。
<2>120≦t≦150のとき、
太郎は点Aを出発して、点Pから点Qの方へ70mいった所に着く。
太郎がPQ間に存在する時間は、
136≦t≦150
その時のa,bは、
a=5(t−136)
b=4(150−t)
今、太郎と次郎が出会うとすると、a=bだから
t=1280/9
よって、太郎と次郎が最初に出会うのは、
2分22.22・・・秒後
≪4≫
問3の時、太郎と次郎はそれぞれ反対向きにすれ違う。
<3>195≦t≦225のとき、
太郎は点Bから点Qの方へ75mいった所を出発して、点Q,Pを通り、点Pから点Aの方へ5mいった所に着く。
太郎がPQ間に存在する時間は、
200≦t≦224
その時のa,bは、
a=5(224−t)
b=4(225−t)
今、太郎と次郎が出会うとすると、a=bだから
t=220
よって、太郎が次郎を最初に追い越すのは、3分40秒後
≪おまけ≫
太郎の運動は120秒周期で、次郎は75秒周期だから、最小公倍数の600秒後に太郎と次郎は、初めて同時にスタート地点に戻る。
よって、600秒以降は最初と同じ結果を繰り返す。
<2>t=1280/9のとき、
a=b=280/9
<3>t=220のとき、
a=b=20
<4>270≦t≦300のとき、
t=2480/9、
a=b=880/9
<5>345≦t≦375のとき、
太郎と次郎は出会わない。
<6>420≦t≦450のとき、
太郎と次郎は出会わない。
<7>495≦t≦525のとき、
t=4580/9、
a=b=580/9
<8>570≦t≦600のとき、
太郎と次郎は出会わない。
よって、太郎と次郎の出会う場所と時間は、nを任意の自然数として
| PからQへ | スタートから | |
| 20m地点 | 600n− 380 秒後 | |
| 280/9m地点 | 600n−4120/9秒後 | |
| 580/9m地点 | 600n− 820/9秒後 | |
| 880/9m地点、 | 600n−2920/9秒後 |
◆広島県 清川 育男 さんからの解答
【問題1−1】
80÷5=16
120÷5=24
16+24=40
答え 16秒から40秒の間。
【問題1−2】
太郎は1往復が600mである。
600÷5=120
16+120=136
136+24=160
答え 136秒から160秒の間。
【問題2−1】
180÷4=45
120÷4=30
45+30=75
答え 45秒から75秒の間。
【問題2−2】
次郎は1周が300mである。
300÷4=75
n回目
45+75×(n−1)=75n−30
75n−30+30=75n
答え (75n−30)秒から75n秒の間。
【問題3】
太郎がn回目にPQの間でP→Qのとき
16+120×(n−1)=120n−104
120n−104+24=120n−80
(120n−104)秒から(120n−80)秒の間。
太郎(P→Q)と次郎がPQ間に初めている時間帯は、
太郎 136秒から160秒
次郎 120秒から150秒
したがってともにいる時間帯は、136秒から150秒の間となる。
PからXmのところで出合うとする。
(600+80+X)÷5=(600−X)÷4
X=280/9<120
(600+80+280/9)÷5
=1280/9
=142+2/9(秒)
これは題意を満たす。
答え 2分(22+2/9)秒後。
【問題4】
太郎が(Q→P)でPQ間にいる時間帯。
400÷5=80
80+120×(n−1)=120n−40
120n−40+24=120n−16
(120n−40)秒から(120n−16)秒の間。
題意を満たす条件
1)太郎と次郎がPQ間にいてかつ次郎が先行していること。
2)追い越す地点をQからXmとしとき
X≦120であること。
太郎 200秒から224秒(n=2)
次郎 195秒から225秒(n=3)
(180+300×2+X)÷4=(400+600+X)÷5
X=100<120
1100÷5=220(秒)
題意を満たす。
答え 3分40秒後。
【おまけ】
次郎が1周するのに要する時間
300÷4=75
太郎が1往復するのに要する時間
600÷5=120
75と120の最小公倍数は600
600秒=10分で1サイクルする。
600秒までの太郎(P→Q)と次郎がPQ間にいる時間帯。
| n | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 太郎 | 16−40 | 136−160 | 256−280 | 376−400 | 496−520 |
| 次郎 | 45−70 | 120−150 | 195−225 | 270−305 | 345−375 |
| n | 6 | 7 | 8 | ||
| 次郎 | 425−450 | 495−525 | 570−605 |
1)問題3。
2)
(600×2+80+X)÷5=(300×4−X)÷4
X=880/9<120
2480/9(秒)=4分(35+5/9)秒
3)
(600×4+80+X)÷5=(300×7−X)÷4
X=580/9<120
4580/9(秒)=8分(28+8/9)秒
以上、3回出合う。「追い越す」とは別と考えました。
10分で1サイクルするので、一般解は
1)、2)、3)+10(n−1)nは自然数。
出合う個所の個数だけを求めるのであれば、4、5は互いに素である。
(4+5)×120÷(120+180)=3.6
[3.6]=3 [ ]はガウスの記号。
答え 3回。
「もうひとつの算数にチャレンジ」に類題が以前に出題されました。
◆千葉県 緑川 正雄 さんからの解答
【問題1−1の回答】
太郎が初めてP地点にたつのは、出発してから
80÷5=16(秒後)である。
太郎が初めてQ地点にたつのは、出発してから
(80+120)÷5=40(秒後)である。
よって、太郎が初めて「PQ間をP→Qの方向に走る」のは、
出発してから16秒から40秒の間である。
【問題1−2の回答】
太郎がAを出発して
A→P→Q→B→Q→P→Aを1回走るのにかかる時間 (周期)は
(80+120+100)×2÷5=120(秒)である。
よって太郎が1往復した後初めてP地点にたつのは、出発してから
120+80÷5=136(秒後)である。
1往復した後初めてQ地点にたつのは、出発してから
120+(80+120)÷5=160(秒後)である。
太郎が2回目に「PQ間をP→Qの方向に走る」のは、出発してから
136秒から160秒の間である。
【問題2−1の回答】
次郎がP地点を出発してから初めてQ地点にたつのは、出発してから
180÷4=45(秒後)である。
2回目にP地点にたつのは、出発してから
(180+120)÷4=75(秒後)である。
よって、太郎が初めて「PQ間をQ→Pの方向に走る」のは、
出発してから45秒から75秒の間である。
【問題2−2の回答】
次郎がPを出発して初めてQ地点にたつのは、出発してから45秒後であり、
Q→P→R→Qを1回走るのにかかる時間(周期)は
(120+180)÷4=75(秒)である。
次郎がP地点を出発してからn回目にQ地点にたつ時間は、出発してから
45+75×(n-1)+0=75×n-30 (秒後)である。
n+1回目にP地点にたつ時間は、出発してから
75×n (秒後)である。
よって、次郎がn回目に「PQ間をQ→Pの方向に走る」のは、出発してから
75×n-30秒から75×n秒の間である。
【問題3及びおまけについて】
太郎と次郎が出会う時点では、
太郎は「PQ間をP→Qの方向に走っている」
次郎は「PQ間をQ→Pの方向に走っている」
2人が出発してt秒後に出会ったのであれば、
太郎のP地点からの距離、5×t-600×K-80
次郎のQ地点からの距離、4×t-300×L-180
に対して
0≦5×t-600×K-80≦120 (式1)
0≦4×t-300×L-180≦120 (式2)
かつ
(5×t-600×K-80)+(4×t-300×L-180)=120 (式3)
が成立する。(K,Lは0又は自然数である。)
(式3)より
t=(600×K+300×L+380)/9 (式4)
(式4)を(式1)に代入すると
1/3≦8×K-5×L≦59/15 (式5)を得る。
K,Lともに0又は自然数であるから
8×K-5×L=1,2,3
以下(式5)を満たすK,Lを順次求める
| (関係式1) | 8K-5L |
| K=1の時L=1 | 3 |
| K=2の時L=3 | 1 |
| K=3の時は該当するLは存在しない | |
| K=4の時L=6 | 2 |
| K=5の時は該当するLは存在しない | |
| K=6の時L=9 | 3 |
| K=7の時L=11 | 1 |
| K=8の時は該当するLは存在しない | |
| K=9の時L=14 | 2 |
| K=10の時は該当するLは存在しない | 2 |
| K=10の時は該当するLは存在しない | |
| K=11の時L=17 | 3 |
| K=12の時L=19 | 1 |
| K=13の時は該当するLは存在しない | |
| K=14の時L=22 | 2 |
| K=15の時は該当するLは存在しない | |
| K=16の時L=25 | 3 |
| K=17の時L=27 | 1 |
| ・ ・ ・ |
以下順次繰り返す。
【問題3の回答】
2人が初めてPQ間で出会うのは、
(K,L)=(1,1)の組み合わせであり、
2人が出発してから1280/9秒後
すなわち2分200/9秒後である。
【おまけの回答】
2人が出会う出会い方は、
8×K-5×Lの取り得る3つのパターンが存在する。
即ち出会う地点は3ケ所存在する。
出会うのは、2人が出発してから
(600×K+300×L+380)/9秒後である。
ここにKとLは関係式1
すなわち8×K-5×L=1,2,3(K,Lは0又は自然数))を満足しなくてはならない。
【問題4の回答】
太郎が次郎を追い越す時点では、
太郎は「PQ間をQ→Pの方向に走っている」
次郎は「PQ間をQ→Pの方向に走っている」
太郎が次郎を出発してt秒後に追い越したのであれば、
太郎のQ地点からの距離、5×t-600×K-400
次郎のQ地点からの距離、4×t-300×L-180
に対して
0≦5×t-600×K-400≦120 (式1)
0≦4×t-300×L-180≦120 (式2)
かつ
5×t-600×K-400=4×t-300×L-180 (式3)が成立する。
(K,Lは0又は自然数である。)
(式3)より
t=600×K-300×L+220 (式4)
(式4)を(式1)に代入すると
29/15≦5×L-8×K≦7/3 (式5)を得る。
K,Lは0又は自然数であるから
5×L-8×K=2 でなくてはならない
(式5)を満たすK,Lを順次求める
| (関係式2) | 5L-8K |
| L=1の時は該当するKは存在しない | |
| L=2の時K=1 | 2 |
| L=3の時は該当するKは存在しない | |
| L=4の時は該当するKは存在しない | |
| L=5の時は該当するKは存在しない | |
| L=6の時は該当するKは存在しない | |
| L=7の時は該当するKは存在しない | |
| L=8の時は該当するKは存在しない | |
| L=9の時は該当するKは存在しない | |
| L=10の時K=6 | 2 |
| ・ ・ ・ |
太郎が次郎をPQ間で初めて追い越すのは、
L=2,K=1の時、すなわち、2人が出発してから
600×1-300×2+220=220(秒後)
3分40秒後である。
◆石川県 平田 和弘 さんからの解答。
【問題1−1】
AP間80(m)およびPQ間120(m)を5m/秒で進むので、
80÷5=16秒後にPに到達し、
さらに120÷5=24秒後にQに到達するので、
太郎が初めてPQ間をP→Qに走るのは
16秒から(16+24=)40秒の間となります。
【問題1−2】
AB間の往復距離は
2×(80+120+100)=600(m)なので、
時間は600÷5=120秒かかるので
太郎が2回目にPQ間をP→Qに走るのは
(16+120)秒から(40+120)秒の間となります。
即ち、136秒から160秒の間となります。
【問題2−1】
PRQ間180(m)およびQP間120(m)を4m/秒で進むので、
180÷4=45秒後Qに到達し、
さらに120÷4=30秒後にPに到達するので
次郎が初めてPQ間をQ→Pに走るのは
45秒から(45+30=)75秒の間となります。
【問題2−2】
Q地点にいた次郎が再びQ地点に来るには
180+120=300(m)走らなければならないのでその時間は
300÷4=75秒後となります。
従って、次郎がn回目にPQ間をQ→Pに走るのは
45+75(n−1)秒から75+75(n−1)秒の間となります。
即ち、45+75(n−1)秒から75n秒の間となります。
【問題3】
太郎がn回目にPQ間をP→Qに走るのは
16+120(n−1)秒から40+120(n−1)秒の間なので
1回目より順次書くと
| 太郎 | P | → | Q |
| 1回目 | 16 | 40 | |
| 2回目 | 136 | 160 | |
| 3回目 | 256 | 280 | |
| 4回目 | 376 | 400 | |
| ・ ・ | ・ ・ | ・ ・ |
となります。
また、問題2−2より、
次郎がn回目にPQ間をP→Qに走るのは
45+75(n−1)秒から75n秒の間なので
1回目より順次書くと
| 次郎 | P | ← | Q |
| 1回目 | 75 | 45 | |
| 2回目 | 150 | 120 | |
| 3回目 | 225 | 195 | |
| 4回目 | 300 | 270 | |
| ・ ・ | ・ ・ | ・ ・ |
となります。
上記を見比べて初めて出会うのは、
太郎が、
| P | Q | |
| 2回目 136 | 160 |
かつ
次郎が、
| P | Q | |
| 2回目 150 | 120 |
の間なので、詳しく時間を求めてみます。
次郎が136秒後にいる地点を求めると、
136−120=16(秒)、16×4=64(m)
即ち地点Qより64(m)進んだところにいます。
このとき太郎と次郎の距離は
(120−64)(m)で、毎秒(5+4)m/秒で近づくので、136秒後の地点より
(120−64)÷(5+4)=56/9秒後に出会います。
従って求める答えは、
136+56/9(秒)
=142+2/9(秒)
=2(分)22+2/9(秒)後となります。
【問題4】
問題3と同様に考えて、
太郎がn回目にPQ間をQ→Pに走るのは
80+120(n−1)秒から104+120(n−1)秒の間なので
1回目より順次書くと
| 太郎 | P | ← | Q |
| 1回目 | 104 | 80 | |
| 2回目 | 224 | 200 | |
| 3回目 | 344 | 320 | |
| 4回目 | 464 | 440 | |
| ・ ・ | ・ ・ | ・ ・ |
となります。
また、問題2−2より、次郎がn回目にPQ間をP→Qに走るのは
45+75(n−1)秒から75n秒の間なので
1回目より順次書くと
| 次郎 | P | ← | Q |
| 1回目 | 75 | 45 | |
| 2回目 | 150 | 120 | |
| 3回目 | 225 | 195 | |
| 4回目 | 300 | 270 | |
| ・ ・ | ・ ・ | ・ ・ |
となります。
上記を見比べて初めて追い越すのは、
太郎が、
| P | Q | |
| 2回目 224 | 200 |
かつ
次郎が、
| P | Q | |
| 2回目 225 | 195 |
の間なので、詳しく時間を求めてみます。
次郎が200秒後にいる地点を求めると、
200−195=5(秒)、5×4=20(m)
即ち地点Qより20(m)進んだところにいます。
このとき太郎と次郎の距離は20(m)で、
毎秒(5−4)m/秒で近づくので、200秒後の地点より
20÷(5−4)=20秒後に追い越します。
従って求める答えは、
200+20(秒)
=220(秒)
=3(分)40(秒)後となります。
◆愛媛県の中学校3年生 吉海 太郎 さんからの解答
【問題1−1】
80÷5=16
200÷5=40
16秒から40秒
【問題1−2】
680÷5=136
800÷5=160
136秒から160秒
【問題2−1】
180÷4=45
300÷4=75
45秒から75秒
【問題2−2】
75nー30(秒)から75n(秒)
【問題3】
太郎が2度目にPからQに向かうとき
Pからの時間をn秒とすると
4(n+16)+5n=120
9n=56
n=6+2/9
よって 142+2/9(秒)
◆東京都 しんちー さんからの解答
まず太郎、次郎は1周にそれぞれ120秒、75秒かかるので
LCM(75,120)=600(秒)までを考えればよい。
ここで太郎、もしくは次郎がn回目にPから右にx(m)進んだ地点に到達する時間Tを考える。
ただし 0 ≦ x ≦ 120 とする。
nの範囲は太郎が 1≦n≦5、
次郎が 1≦n≦8 である。
さて、2人が正面から出会う場合条件は
T = 120n1 - 104 + 5/x = 75n2 - x/4
120n1 - 75n2 + 9/20 x = 104
ここで x の範囲より
0 ≦ 9/20 x ≦ 54 であるから
0 ≦ 104 - 120n1 + 75n2 ≦ 54
すなわち
50 ≦ 120n1 - 75n2 ≦ 104
を得る。
中央の式は15の倍数であるからその値は60, 75, 90のいずれかである。
つまり
8n1 - 5n2 の値は4か5か6である。
8n1 - 5n2 = 4 とすると
4(2n1 - 1) = 5n2 であるから
n1 = 3、n2 = 4 とわかる。
これを条件式に代入して
(x,T) = (880/9, 2480/9) を得る。
(小数でいうと 97.777… と 275.5…)
同様に式の値が 5, 6 のときはそれぞれ
(x,T) = (580/9, 4580/9), (280/9, 1280/9) となる。
(小数では (64.44…, 508.88…), (31.11…, 142.22…))
これと同じく2人が同じ向きで出会う、すなわち太郎が次郎を追い抜く場合も
T = 120n1 - 16 - x/5 = 75n2 - x/4
を解いて (x,T) = (20, 220) を得る。
従って答えは
【問題3】:約1分22秒後
【問題4】:3分40秒後
【おまけ】:
n を非負整数として、
約(10n+2)分22秒後にPから約31mのところですれ違う
(10n+3)分40秒後にPから20mのところで追い越す
約(10n+4)分36秒後にPから約98mのところですれ違う
約(10n+8)分29秒後にPから約64mのところですれ違う
◆長野県 深澤 隆英 さんからの解答
【問題1−1】
16秒〜40秒
P点通過は、80÷5=16(秒)
Q点通過は、200÷5=40(秒)
【問題1−2】
136秒〜160秒
P点通過は、
((80+120+100)×2+80)÷5=136(秒)
Q点通過は、
(300×2+80+120)÷5=160(秒)
【問題2−1】
45秒〜75秒
P点通過は、
180÷4=45(秒)
Q点通過は、
(180+120)÷4=75(秒)
【問題2−2】
(75n−30)秒〜75n秒
n回目のP点通過は、
(300(n−1)+180)÷4=(75n−30)秒
PQ間は、120÷4=30(秒)かかるので、n回目のQ点通過は、
(75n−30)+30=75n(秒)
【問題3】
2分22と2/9秒
x秒後に出会うとすると、
5x−600=−4(x−120)+200
これを解いて、
x=1280/9=142と2/9
【問題4】
3分40秒
x秒後に追い越すとすると、
−5x+1200=4x+980
これを解いて、x=220
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