◆石川県 Takashi さんからの解答
≪1≫
Aは自転車で半周、徒歩で半周しているから、
(1÷20+1÷5)×60=15(分)
そのときBは、徒歩で半周してから、そこにおいてある自転車で半周する。
(1÷4+1÷15)×60=19(分)
≪2≫
Aが自転車に乗っている時間をt(時間)とする。
4÷20=0.2 だから、
0<t<0.2
Aが自転車に乗りつづけたときにBにちょうど一周差となる時刻sは、
20×s=4×s+2
s=0.125(時間後)
<a>
0<t<0.125のとき、
Aは、自転車に乗ってから残りを歩いていくから、歩く距離は
4−t×20=4−20t
よって全所要時間は
t+(4−20t)÷5=0.8−3t(時間)
Bは、20t(km)歩いてから、自転車で残りを行くので、全所要時間は
20t÷4+(4−20t)÷15
=(11/3)t+4/15
よって、t=0.08(時間)のとき、所要時間33分36秒が最低となる。
<b>
0.125≦t<0.2のとき
Aの所要時間は、<a>と同じく、
0.8−3t(時間)
Bの所要時間は、
(20t−2)÷4+(6−20t)÷15
=(11÷3)t−0.1
よって、t=0.135(時間)のとき、所要時間23分42秒が最低となる。
答.Aは2周目のスタートから700m地点で自転車を乗り捨てると、23分42秒後に2人同時にゴールに到着する
≪3≫
Aが自転車に乗る時間をt(時間)、
Aが自転車に乗りつづけたとき、Bとちょうど一周差となる時刻をs(1)、
ちょうど二周差となる時刻をs(2)とする。
【0<t<0.3】
s(1)×20=s(1)×4+2
s(1)=0.125(時間)
s(2)×20=s(2)×4+4
s(2)=0.250(時間)
問2より、Aの所要時間は、
1.20−3t(時間)…@
<a>
0<t<s(1)のとき、
Bの所要時間は、(11/3)t+0.40
@より、t=0.12(時間)のとき、所要時間は最も少なくて、50分24秒
<b>
s(1)≦t<s(2)のとき
Bの所要時間は、
(20t−2)÷4+(8−20t)÷15
=(11/3)t+1/30
@より、t=7/40(時間)のとき、所要時間は最も少なくて、1時間43分30秒
<c>
s(2)≦t<0.3
Bの所要時間は、
(20t−4)÷4+(10−20t)÷15
=(11/3)t−(1/3)
@より、t=0.25(時間)のとき、所要時間は最も少なくて、35分
答.Aは3周目にスタートから1kmの地点でBに自転車を渡したとき、所要時間は 35分
【コメント】
同時にという条件をはずして、できるだけ早く2人が3周するという条件だとこの解が正解だと思います。
その問題も面白いので、あえて掲載しました。
◆北海道 くーりー さんからの解答。
【問題1−1】
(1/20+1/5)*60=15[分]
【問題1−2】
(1/4+1/15)*60=19[分]
【問題2】
@
Aが1周目の途中で自転車を乗り捨てて、Bが1周目の途中で自転車を拾うと考えると、
X/20+(4-X)/5=X/4+(4-X)/15
これを解くと X=8/5=1.6[km]
かかる時間は
(1.6/20+2.4/5)*60=33.6[分]
A
Aが2周目の途中で自転車を乗り捨てて、Bが1周目の途中で自転車を拾うと考えると、
X/20+(4-X)/5=(X-2)/4+(6-X)/15
これを解くと X=27/10=2.7[km]
かかる時間は
(2.7/20+1.3/5)*60=23.7[分]
よって、Aの場合が答になる。
2.7[km]、23.7[分]
【問題3】
@
Aが自転車で走行中にBを追い抜かない場合、
X/20+(6-X)/5=X/4+(6-X)/15
これを解くと X=12/5=2.4[km]
Aが乗り捨てる時刻はスタート後
2.4/20*60=7.2[分後]
Bが拾う時刻はスタート後
2.4/4*60=36[分後]
つまり、Aが2.4[km]で乗り捨て、
かかる時間は
(2.4/20+3.6/5)*60=50.4[分]
A
Aが自転車で走行中にBを1度追い抜く場合、
X/20+(6-X)/5=(X-2)/4+(8-X)/15
これを解くと X=7/2=3.5[km]
Aが乗り捨てる時刻はスタート後
3.5/20*60=10.5[分後]
Bが拾う時刻はスタート後
1.5/4*60=22.5[分後]
つまり、Aが3.5[km]で乗り捨て、
かかる時間は
(3.5/20+2.5/5)*60=40.5[分]
B
Aが自転車で走行中にBを2度追い抜く場合、
X/20+(6-X)/5=(X-4)/4+(10-X)/15
これを解くと X=23/5=4.6[km]
Aが乗り捨てる時刻はスタート後
4.6/20*60=13.8[分後]
Bが拾う時刻はスタート後
0.6/4*60=9[分後]
これではAが乗り捨てる前にBが通り過ぎてしまうので、Aが2周したのちにBに追いついた時点で自転車を引き継ぐことになる。
その時点までのAの走行距離X[km]は、
X/20=(X-4)/4
これを解くと X=5[km]
3周を終えるのはAよりBが遅く、
時間は(1/4+5/15)*60=35[分]
つまり、Aが5[km]で乗り捨て、かかる時間は 35[分]
◆石川県 平田 和弘 さんからの解答。
【問題1−1】
Aは池の半周した地点(スタートより1kmの地点)で自転車を乗り捨てるので、
(1÷20)+(1÷5)=1/20+1/5=5/20=1/4時間=15分 となります。
【問題1−2】
Bは池の半周した地点(スタートより1kmの地点)で自転車に乗るので、
(1÷4)+(1÷15)=1/4+1/15=19/60時間=19分 となります。
【問題2】
Aが出発してから1周め(Xkm)で乗り捨てたとすると、2周するのに要する時間は
(X÷20)+{(4−X)÷5}=(16−3X)/20時間となります。
このとき、Bがこの自転車に乗れたとすると
(X÷4)+{(4−X)÷15}=(11X+16)/60時間かかるので、両者同時に2周完走するので、これらの時間が等しいので
(16−3X)/20=(11X+16)/60
これを解いて、X=1.6km となります。
このとき、2周するのは、
(16−3×1.6)/20=0.56時間=33分36秒後 となります。
Aが出発してから2周め(Xkm)で乗り捨てたとすると、2周するのに要する時間は
(X÷20)+{(4−X)÷5}=(16−3X)/20時間となります。
このとき、Bがこの自転車に乗れたとすると
{(X−2)÷4}+[{4−(X−2)}÷15]=(11X−6)/60時間かかるので、両者同時に2周完走するので、これらの時間が等しいので
(16−3X)/20=(11X−6)/60
かつ
Aが2周めでBに再び追いつくのはBが
{2÷(20−4)}×4=0.5kmの地点なので、
2.5≦X≦4
これを解いて、X=2.7km となります。
このとき、2周するのは、
(16−3×2.7)/20=0.395時間=23分42秒後 となります。
以上より、最も早い時間で2周し終わるには、Aは出発してから2.7kmのところで自転車を乗り捨てればよく、このとき2周し終わるのは出発してから23分42秒後となります。
【問題3】
問題2と同様に考えるが、問題2はAが1周目で乗り捨てたとすると、
(X÷20)+(6−X)/5=(X÷4)+(6−X)/15
かつ
0≦X≦2
これを解いて、解なしとなります。
2周目で乗り捨てたとすると、
(X÷20)+(6−X)/5={(X−2)÷4}+{6−(X−2)}/15
かつ
Aが2周めでBに再び追いつくのはBが
{2÷(20−4)}×4=0.5kmの地点なので、
2.5≦X≦4
これを解いて、X=3.5 で、このとき3周するのは、40分30秒後となります。
3周目で乗り捨てたとすると、
(X÷20)+(6−X)/5={(X−4)÷4}+{6−(X−4)}/15
かつ
Aが3周めでBに再び追いつくのはBが
{4÷(20−4)}×4=1kmの地点なので、
5≦X≦6
これを解いて、解なしとなります。
以上より、最も早い時間で3周し終わるには、Aは出発してから3.5kmのところで自転車を乗り捨てればよく、このとき3周し終わるのは出発してから40分30秒後となります。
【コメント】
同時にということを考慮すると、40分30秒が正解だと思います。
◆神奈川県 ひろ さんからの解答
【問題1−1】
1/5+1/20=15/60 15分
【問題1−2】
1/4+1/15=19/60 19分
【問題2】
Aが自転車を乗り捨てるまでの距離(xとおく)と、自転車を乗り捨ててからの距離(yとおく)に注目して解く。
ここで、AとBが完走するまでの時間(距離x+yに対して)
A
x/20+y/5 [h] ---(1)
B
y/15+x/4 [h] ---(2)
AとBが同時にゴールした時に両方が完走するまでの時間が最も短いから
x/20+y/5 = y/15+x/4 ---(3)
2周ならばx+y=4、3周ならばx+y=6とし、
ここでは一般化してx+y=2nとおく。
xとyの関係は方程式(3)を解く事により
x=2y/3
距離が2nのとき、これをx+y=2nに代入して
x=4n/5 , y=6n/5
これで、自転車を乗り捨てる場所が分かった。
完走するまでの時間は(1)または(2)にこれを代入して
84n/5 [m]
一周あたり16分48秒となります。
AがBを一周抜かす事も考えてみます。
Aが自転車を乗り捨てる場所をxとします。
Aは2+xだけ自転車にのります。
Aが2周するのにかかる時間は
(2+x)/20+(2-x)/5 ---(2-1)
Bが2周するのにかかる時間は
x/4+(4-x)/15 ---(2-2)
これが同じだとすると(2-1)=(2-2)で
x=7/10
(1)または(2)に代入する事でかかる時間は23.7分になります。
Aが自転車にのっている時間とBが歩いている時間を比べると、Aが自転車にのっている時間の方が短いので1周抜かす事ができます。
【問題3】
AがBを2周抜かすと考えます。
このときAが2周まわってからBと出会うのは1kmの所になります。
ここで自転車をBに渡したとしても同時にゴールする事は出来ません。
A 27分 B 35分 かかります。
次に、AはBを一周だけ抜かすとします。
Aが3周するのにかかる時間は
(2+x)/20+(4-x)/5 ---(3-1)
Bが3周するのにかかる時間は
x/4+(6-x)/15) ---(3-2)
x=3/2
(1)または(2)に代入する事で、3周するのにかかる時間は40.5分になります。
◆広島県 清川 育男 さんからの解答
【問題1−1】
池の半周は1km。
60×(1÷20)=3
60×(1÷5)=12
3+12=15
答え 15分。
【問題1−2】
60×(1÷4)=15
60×(1÷15)=4
15+4=19
答え 19分。
【問題2】
1周してXkmのところで自転車が乗り捨てられたとする。
0≦X<2。
60*(2+X)/20+60*(2−X)/5
=30−9X
60*X/4+60*(2−X)/15
=16+11X
30−9X=16+11X
X=0.7
30−9*0.7=23.7
上記以外は題意を満たさない。
答え 0.7km、23.7分
【問題3】
イ)
1周してXkmのところで自転車が乗り捨てられたとする。
0≦X<2。
60*(2+X)/20+60*(4−X)/5
=54−9X
60*X/4+60*(6−X)/15
=15X+24−4X
=24+11X
24+11X=54−9X
X=1.5
54−9*1.5=40.5
ロ)
2周してXkmのところで自転車が乗り捨てられたとする。
0≦X<2。
60*(4+X)/20+60*(2−X)/5
=36−9X
60*X/4+60*(6−X)/15=24+11X
36−9X=24+11X
X=0.6
36−9*0.6=30.6
【おまけ】
m周してXkmのところで自転車が乗り捨てられたとする。
0≦X<2,n>m n,mは自然数。
60*(2m+X)/20+60*(2n−2m−X)/5
=24n−18m−9X
60*X/4+60*(2n−X)/15=8n+11X
24n−18m−9X=8n+11X
X=(8n−9m)/10
Xが解を持つためには、m≦8/9*n。
(2m+X)/20≦X/4
自転車が乗り捨てられているための条件。
m≦4/7*n m=[4/7*n]
またX<2 であるから
n=2 のとき
m=1、X=(8*2−9*1)/10=0.7
n=3 のとき
m=1、X=(8*3−9*1)/10=1.5
n=4 のとき
m=2、X=(8*4−9*2)/10=1.4
n=5 のとき
m=2、X=(8*5−9*2)/10=2.2 不適
n=6 のとき
m=3、X=(8*6−9*3)/10=2.1 不適
n=7 のとき
m=4、X=(8*7−9*4)/10=2.0 不適
n=8 のとき
m=4、X=(8*8−9*4)/10=2.8 不適
n=2〜4 のとき
X=(8n−9m)/10 m=[4/7*n]
◆北海道 zero さんからの解答
【問題1−1】
Aの速さは
徒歩で分速5/60km、自転車で分速20/60kmである。
したがって、
(かかる時間)(単位は分)
=1/(5/60)+1/(20/60)
=60/5+60/20
=12+3
=15
答.15分
【問題1−2】
Bの速さは
徒歩で分速4/60km、自転車で分速15/60kmである。
Bは徒歩で1km、自転車で1km進むので、
(かかる時間)(単位は分)
=1/(4/60)+1/(15/60)
=60/4+60/15
=15+4
=19
答.19分
【問題2】
Aが出発してから、自転車を乗り捨てるまでにかかった時間をt分、2人が同時に2周し終わるのが、出発して からs分後であったとする。
まず、Aが1周目で自転車を乗り捨てるときを考えてみる。
すると距離の関係から、次が成り立つ。
20t/60+5/60(s-t)=4
4t/60+15/60(s-t)=4
この2式から、t=-495/34<0を得る。
しかしこれは明らかに不適当である。
ゆえにAが自転車を乗り捨てるのは、2周目であると考えてよい。
ここで、Aが2周目を出発してから、自転車を乗り捨てるまでにかかった時間を、新たにu分とおく。
このとき、
(Aが2周するのにかかる時間)
=2/(20/60)+ u +(2 - 20u/60)/(5/60)
=-3u+30
(Bが2周するのにかかる時間)
=(20u/60)/(4/60)+(4 - 20u/60)/(15/60)
=11u/3+16
この二つの時間が等しいとおくと、
-3u+30=11u/3+16
u=21/10
よって、Aが自転車を乗り捨てるまでに走行した道のりは、
2 + (20/60)*(21/10)=27/10=2.7
また、2周し終わるまでにかかる時間は、
-3*(21/10)+30=23.7
となる。
答.
Aは、出発してから2.7kmの所で自転車を乗り捨てればよい。
また、その時2周するのにかかる時間は23.7分である。
◆ 問題へもどる
◆ 今週の問題へ