『今週の問題』第233回 解答


◆岡山県の中学校3年生 山川草木 さんからの解答

【問題1】

5を入力すると、2列目最下1個、1列目上下2個表示されると考えられます。
ところが、2列目最下1個、1列目上下2個をどのように足しても6を表示することはできません。
よって、6を入力すると2列目の下から2番目が点灯すると考えられるのですが、1列目において、上下とも数は1であるので、2列目の下から2番目は3であると考えられます。

次に、9を入力するとき、2列目の下から1番目と2番目の数はそれぞれ3であり、1列間の上下の数はそれぞれ1ですが、3,3,1,1をどのように足しても9にはなりません。
1列目は上下とも1なのですから、2列目もすべて3であるはずです。
このような手順で解析していくと、3列目はすべて12、4列目はすべて60、5列目はすべて240であるとわかります。

したがって、371=240×1+60×2+3×3+1×2 より、
5列目1個、4列目2個、2列目3個、1列目2個

【問題2】

240*2+60*3+12*4+3*3+1*2=719


◆熊本県の中学校2年生 維盛 さんからの解答

まず、それぞれの列の1個のランプがどの値で点灯するのか調べます。

1列目・・・1
2列目・・・1×2+1=3
3列目・・・3×3+1×2+1=12
4列目・・・12×4+3×3+1×2+1=60
5列目・・・60×3+12×4+3×3+1×2+1=240

【問題1】

371=240+60×2+12×0+3×3+1×1なので、371は、下のようになります。

240が1個
60が2個
12が0個
3が3個
1が2個

最初に調べたそれぞれの列の1個のランプが点灯する値から

答え
5列目が1個
4列目が2個
3列目が0個
2列目が3個
1列目が2個

【問題2】

すべてのランプが点灯するためには、次の事柄を満たさなければなりません。

5列目が2個
4列目が3個
3列目が4個
2列目が3個
1列目が2個

最初に調べたそれぞれの列の1個のランプが点灯する値から

240が2個
60が3個
12が4個
3が3個
1が2個

故に、上記を満たす値が答えです。
240×2+60×3+12×4+3×3+1×2=719

答え 719

【問題3】

与式をa+b=c (a=2b)と表すことにします。
与式から、次のことがいえます。

1.3列目が繰り上がっている。
2.1列目が繰り上がっている。

これらの事柄を満たしつつ、a、b、cのランプの配置とa=2bの条件から、次の二つの解が求まります。

解1
a 2列目が2個
  3列目が4個
b 2列目が1個
  3列目が2個
c 2列目が0個
  3列目が2個

解2
a 2列目が0個
  3列目が4個
b 2列目が0個
  3列目が2個
c 2列目が1個
  3列目が1個
これらの上記の解のランプの配置から、解の値を求めると

解1 296+148=444
解2 290+145=435

となり、最大値が求まります。

答え 444

【感想】

こういう問題ははじめてでしたので、楽しく解かせていただきました。
中学校の入試問題にこのような問題が出題されていたのには驚きました。
僕が受けたら、絶対にやられていたと思います。


◆香川県の高校生 Mr名無し さんからの解答

【問題1】

5列目が1
4列目が2
3列目が0
2列目が3
1列目が2 

考え方
この問題は1列目が1
2列目が3
3列目が12
4列目が60
5列目が240 を表している
(これはランプがいっぱいになったとき次のランプに行くようにできている)

この考え方だと371の中に240は1個(5列目は1個)
残った131の中に 60は2個(4列目は2個)
残った 11の中に 12は0個(3列目は0個)
残った 11の中に  3は3個(2列目は3個)
残った  2の中に  1は2個(1列目は2個)となる

【問題2】

719

考え方
【問題1】でも言ったように 『ランプがいっぱいになったとき次のランプに行くようにできている』のだから4列目までの合計は239そして5列目のランプは2個あるから
240×2+239=719

【問題3】

296+148=444

考え方
それぞれについての最大値、最小値を求めると(2、3列目がすべて点灯していた場合とすべて点灯していなかった場合)
一番左は242〜299
真ん中は121〜178
一番右は420〜477

これにより2つの数のうち、一方の数は他方の数の2倍という条件の『一方の数』に当たる数は真ん中の数である
つまりこの時点で真ん中の数は121〜149
そして一番左の数も偶数でないといけないので298
そして一番右の数は真ん中の数の3倍になるといえる
(2×A+A=3×A)

よって420÷3=140
よって真ん中の数字は140〜149
一番左は280〜298

計算により両方の最大値の合計は298+149=447
よって一番右は420〜447

よって最終的に
一番左は280〜298
真ん中は140〜149
一番右は420〜447

そして最終判断をすると
298+149=447は298の1列目にランプが1個しかないので適切でない
296+148=444はすべて問題に合う

【おまけ】

この計算機を使うと2の倍数、3の倍数、4の倍数、6の倍数、12の倍数であるかどうかを簡単に判断することができる。
その求め方を答えなさい。

【おまけ解答】

2の倍数について  1列目2列目の合計が0、2、4のどれか
3の倍数について  1列目が0
4の倍数について  1列目2列目の合計が0、4のどちらか
6の倍数について  1列目が0で2列目が0、2のどちらか
12の倍数のついて 1列目2列目が0


◆北海道 フェンリル さんからの解答

この計算機の仕組みから
それぞれの列の点灯しているランプの数を
P5・P4・P3・P2・P1とし

数値N=m5×P5+m4×P4+m3×P3+m2×P2+m1×P1 式A

とすると

それぞれの重みは
m1=1
m2=3×1=3
m3=4×3×1=12
m4=5×4×3×1=60
m5=4×5×4×3×1=240

となります。

それを踏まえて

【問題1】

5列目1個
4列目2個
3列目0個
2列目3個
1列目2個

それぞれの重みで割っていき個数を求める。

371÷240(m5)=1余り131
131÷60(m4)=2余り11
11÷12(m3)=0余り11
11÷3(m2)=3余り2
2÷1(m1)=2余り0

【問題2】

719

a)仮の6列目を想定します。

すると6列目の重みは
m6=3×4×5×4×3×1=720
となります。

6列目が1個点灯するのは5列目までが全部点灯した数字から1増えた状態だから、すべて点灯する数字は
720-1=719となる。

b)式Aですべて点灯した数字を求める。
すなわち
N=240×2+60×3+12×4+3×3+1×2=719

【問題3】

296+148=444

2列と3列目が壊れているので

 10AB2
+02CD1
――――――
 13EF0
と表せます。

※10進数ではないので注意

また一方の数は他方の数の2倍なので

 02CD1
×    2 ・・・・式α
――――――
 10AB2
となります。

式αでC×2=A は繰り上がりがないことから、Aの最大値は4となりCは2となる。

さらにD×2=B も繰り上がりがないことから、Bの最大値は2となりDは1となる。
※二列目は3個あるがB=3とするとDが自然数にならない。

 10422 ・・・ 296
+02211 ・・・+148
――――――    ――――
 13200 ・・・ 444
【感想】

2進数や16進数といったn進数を理解していればその応用ですね。
変則n進数とでも言いましょうか。
まだ習ってない小中学生は冒頭に述べたような各桁に重みがあると解釈すると良いのではないでしょうか?


◆福岡県 うぃん さんからの解答

【問題1】

この問題は変則的なX進数問題とみて、順番に計算していくと、 2桁目は3になって点灯し、3桁目は12になって点灯し、4桁目は60になって点灯し、5桁目は240になって点灯する事がわかる。
そのため、点灯と数字の対応は以下の数式で表す事ができる。

240*e + 60*d + 12*c + 3*b + a
(ただし、1桁目がa、2桁目がb、3桁目がc、4桁目がd、5桁目がeとする)

よって、371になる点灯は、
「5列目が1、4列目が2、3列目が0、4列目が3、1列目が2」である。

【問題2】

解答1、1から数える(笑)と719
解答2、問1の数式を用いると719

【問題3】

図にある状態を問1の数式に表すと以下のようになる。
(242+12x+3y)+(121+12s+3t)=(420+12i+3j) … A

ただし、x,s,i は3桁目の点灯ランプ数で、y,t,j は2桁目の点灯ランプ数である。

Aの数式をまとめると、

12i + 3j = 12(x+s) + 3(y+t) - 57 … B

となる。

2つの数字の和が最大になるときはAの数式から「(420+12i+3j)」が最大になるときなので、
「12i + 3j」が最大になるときと同意である。
また、Bの数式から、「x,s,y,t」の和がもっとも大きい場合と同意でもある。

また、2つの数字は片方の2倍であるという条件から、

(242+12x+3y) = 2(121+12s+3t) … C

とあらわす事ができる。

この数式をまとめると、
4x + y = 2(4s + t) … D となる。

x,y,s,t は点灯ランプ数なので以下の条件をもっている。

0 ≦ x,s ≦ 4 0 ≦ y,t ≦ 3 x,y,s,t は整数である。

また、「4x+y」「4s+t」は上記の条件を考慮すると、

0 ≦ 4x+y,4s+t ≦ 19 となる。

よって、「4x+y=18」「4s+t=9」がもっとも大きい数字となる。
よって、x=4,y=2,s=2,t=1 となり、求める2つの数字の和は、
Aの数式より「444」となる。

よって解答は「444」

【感想】

X進数の問題と見ると簡単でした。


◆愛知県 Y.M.Ojisan さんからの解答

【問題1】

5列目は1個、4列目は2個、3列目は0個、2列目は3個、1列目は2個
上位より 240,60,12,3,1 の位と考えればよい。

【問題2】

719
最上位の桁あふれー1=240×3−1 と考えればよい。

【問題3】

296 と 148
3桁2桁の合計が 4、3 以上 となればよい。


◆千葉県 DMR さんからの解答

1の列のランプのつき方は2+1=3通り。
2の列のランプのつき方は3+1=4通り。
3の列のランプのつき方は4+1=5通り。
4の列のランプのつき方は3+1=4通り。
5の列のランプのつき方は2+1=3通り。

よって,全部で3×4×5×4×3=720通りのパターンがある。

そして,1の列まででは,3個の数字を表し,
2の列まででは3×4=12個の数字を,
3の列まででは3×4×5=60個の数字を,
4の列まででは3×4×5×4=240個の数字を表す。

初期状態の表す数字が0だから,各列の一番下のランプだけがつくのは,
(各列の表す数字の個数)−1である。

ここで,ランプのつき方は,
(5,4,3,2,1)=(a,b,c,d,e) (a〜eはつくランプの個数)で表す。

【問題1】

371÷240=1あまり131.
131÷60=2あまり11.
11÷12=0あまり11.
11÷3=3あまり2.
2÷1=2.

よって,ランプは(5,4,3,2,1)=(1,2,0,3,2)のようにつく。

【問題2】

上での議論より,この計算機の表せる最大の数は720−1=719.
よって答えは719.

【問題3】

二つの数をA,Bと置く。

Aのランプのつき方を
(5,4,3,2,1)=(a,b,c,d,e)

Bのランプのつき方を
(5,4,3,2,1)=(p,q,r,s,t)とする。

このとき,
A=240a+60B+12c+3d+e,B=240p+60q+12r+3s+t
と表せて,題意より,A=2Bが成り立つ。
(問題の図より,A>Bは明らかだから。)・・・(*)

図より,a=1,b=0,e=2,p=0,q=2,t=1が分かるから,
A=242+12c+3d,B=121+12r+3sとなる。
さらに,A+B=240*1+60*3+12x+3yと書ける。
(ただし,x,yは3,2列目の個数)

よって,3つの式から,

 12(c+r-x)+3(d+s-y)=57
⇔ 4(c+r-x)+ (d+s-y)=19・・・(**)

が成り立つ。

ここで(*)より,c=2r,d=2sとなるから,
(**)⇔ 4(3r-x)+(3s-y)=19.

かつ,ここで,考えられる組み合わせは,
(3r-x,3s-y)=(4,1),(3,7)のみである。

(4,1)のとき,(r,x,s,y)=(2,2,1,2)
(3,7)のとき,(r,x,s,y)=(1,0,3,2)

よって,A+Bが最大となるのは,前者だから,求める値は
A=242+12*4+3*2=296.B=121+12*2+3*1=148=296/2(適)

※かなり回りくどい解き方をしてしまいました。
Bさえ定義してしまえば,ほかはすぐ表すことができるので,もっとスマートな解答が可能ですね。


◆広島県 tk さんからの解答

【問題1】

1列目  1
2 〃  1×(2+1)=3
3 〃 3×(3+1)=12
4 〃 12×(4+1)=60
5 〃 60×(3+1)=240 に相当する

371=(240×1)+(60×2)+(12×0)+(3×3)+(1×2)

1列目  2個
2 〃  3個
3 〃 0個
4 〃 2個
5 〃 1個

【問題2】

(240×2)+(60×3)+(12×4)+(3×3)+(1×2)=719
or
(240×3)-1=719

【問題3】

偶数より前の数は
(240×1)+(60×0)+(12×4)+(3×2)+(1×2)=296が最大

後は前の半分だから
(240×0)+(60×2)+(12×2)+(3×1)+(1×1)=148

合計は
(240×1)+(60×3)+(12×2)+(3×0)+(1×0)=444


◆北海道 まーくん さんからの解答

(1)〜(5)のランプ1つはいくらかを調べると
(1)は1、2で点灯し、3になると繰り上がり(2)のランプがひとつ点灯する。
(2)は3,6,9点灯し、12になると繰り上がり(3)のランプがひとつ点灯する。

同様にして
(3)は12、24、36、48で点灯。
(4)は60,120で点灯。
(5)は240で点灯。
がわかる。

【問題1】

(1)〜(5)のランプの数を考慮した上で、371について数字の大きいランプから引いていくと、
(5)について  371−240×1=131
(4)について  131−60×2=11
(3)については引く数の方が大きいためとばす。
(2)について  11−3×3=2
(1)について  2−1×2=0

よって

54321
   ● 
 ● ●●
●● ●●
であることがわかる。

【問題2】

すべてのランプが点灯すると

(5)  240×2=480
(4)   60×3=180
(3)   12×4= 48
(2)    3×3=  9
(1)    1×2=  2

これら(1)〜(5)をたすと
480+180+48+9+2=719

【問題3】

まずそれぞれの(1)(4)(5)の点灯しているランプの数を求めると、

240×1+1×2= 242
 60×2+1×1= 121
240×1+60×3=420

さらにそれぞれの(2)(3)の点灯しているランプの数をx、y、zとすると
(242+x)+(121+y)=420+z・・・@

(2)(3)のランプがすべて点灯したとすると
12×4+3×3=57

2つの数のうち、一方の数は他方の数の2倍から
242+x=2×(121+y)
242+x=242+2y
    x=2y
    x÷2=y・・・A

となり、xは整数であるため、2の倍数であることがわかる

ここでxの最大値は、(2)(3)のランプがすべて点灯したときの57以下の2の倍数であるため、
12×4+3×2=54 でありこれをxの値とすると

Aより、54÷2=y
27=y がわかる

x、yの値を@に当てはめると
(242+54)+(121+27)=296+148=444

よって考えられる2つの数のうちで、それらの和が最大になるときのその値は444であることがわかる。


◆東京都 サボテン さんからの解答

【問題1】

1)1列目は0,1,2の3=2+1つの数を表すことができる。
2列目は(3+1)×(2+1)=12個の数を表すことが可能。

同様に考えると、

1列目 2まで
2列目 11まで
3列目 59まで
4列目 239まで
5列目 719まで

371=240 + 60 × 2 + 3 × 3 + 2
より、5列目 1個 4列目 2個 2列目 3個 1列目 2個

【問題2】

問題1より719

【問題3】

x,y,w,zを用いて
240 + 12x + 3y + 2 = 2(120 + 12w + 3z + 1)
と書ける。

整理して、4x + y = 8w + 2z  

x≦4,y≦3より、8w + 2z≦19・・・(1)

一方、和はa,bを用いて
3(120 + 12w + 3z + 1) = 240 + 60 × 3 + 12a + 3b
12w + 3z + 1 = 20 + 4a + b

和が最大になるのは(1)より、
20 + 4a + b ≦ 57/2 + 1 < 30より
a = 2 ,b = 0 のとき

この時、w = 2, z = 1 , x = 4 y = 2
以上のことから和は3(120 + 24 + 3 + 1)= 444

元の数は148と296


◆大阪府 電電虫 さんからの解答

【問題1】

5列目1
4列目2
3列目0
2列目3
1列目2

【問題2】

240*3-1=719

【問題3】

k=240*1+12*k1+3*k2+1*2
i=60*2+12*i1+3*i2+1*1

とすると

k=2i なので
k1=4,k2=2
i1=2,i2=1
のとき最大

296+148=444


◆神奈川県 Gaku さんからの解答

以下、自然数は0以上の整数とする。

それぞれの列は、3,12,60,240で繰り上がるので、自然数aに対して、

a=a[5]*240+a[4]*60+a[3]*12+a[2]*3+a[1]

を満たすような、自然数a[5]<=2,a[4]<=3,a[3]<=4,a[2]<=3,a[1]<=2が存在すれば、
aを入力すると、5列目はa[5]個、4列目はa[4]個、3列目はa[3]個、2列目はa[2]個、1列目はa[1]個点灯する。

逆に、

aを入力して、5列目がa[5]個、4列目がa[4]個、3列目がa[3]個、2列目がa[2]個、1列目がa[1]個点灯するならば、

a=a[5]*240+a[4]*60+a[3]*12+a[2]*3+a[1]

である。

【問題1】

371を入力すると、5列目は1個、4列目は2個、3列目は0個、2列目は3個、1列目は2個点灯する。

371を240で割ると、
371=1*240+131

131を60で割ると、
131=2*60+11

11を12で割ると、
11=0*12+11

11を3で割ると、
11=3*3+2

よって、
371=1*240+2*60+0*12+3*3+2
となるので、a=371として、
a[5]=1,a[4]=2,a[3]=0,a[4]=3,a[5]=2

【問題1】

これらのランプがすべて点灯したとき、その値は719を表す。

【解法1】

6列目には、3*240=720で繰り上がるので、5列目までのランプがすべて点灯するのは、
720-1=719のとき。

【解法2】

ランプがすべて点灯するときの値をaとすると、
a[5]=2,a[4]=3,a[3]=4,a[4]=3,a[5]=2だから、
a=2*240+3*60+4*12+3*3+2=719

【問題3】

296+148+444

この足し算の各項の値を
a+b=cとすると、

a[5]=1,a[4]=0,a[1]=2
b[5]=0,b[4]=2,b[1]=1
c[5]=1,c[4]=3,c[1]=0

であることが条件である。

したがって、
a=1*240+0*60+a[3]*12+a[2]*3+2=a[3]*12+a[2]*3+242

b=0*240+2*60+b[3]*12+b[2]*3+1=b[3]*12+b[2]*3+121

となる。

aは5列目が点灯しているが、bは点灯していないから、aはbよりも大きい。
したがって、aはbの2倍なので、

0=a-2*b
=(a[3]*12+a[2]*3+242)-2*(b[3]*12+b[2]*3+121)
=((a[3]*4+a[2])-2*(b[3]*4+b[2]))*3

より、
a[3]*4+a[2]=2*(b[3]*4+b[2])

ここで、a[3]≦4,a[2]≦3だから、
a[3]*4+a[2]≦19
であるが、

a[3]*4+a[2]=2*(b[3]*4+b[2])なので、
b[3]*4+b[2]≦[19/2]=9

したがって、

b=b[3]*12+b[2]*3+121
=(b[3]*4+b[2])*3+121

より、
b≦9*3+121=148

b=148とすると、
b=148=0*240+2*60+2*12+1*3+1
a=2*b=296=1*240+0*60+4*12+2*3+2
c=a+b=444=1*240+3*60+2*12+0*3+0
となって、条件

a[5]=1,a[4]=0,a[1]=2
b[5]=0,b[4]=2,b[1]=1
c[5]=1,c[4]=3,c[1]=0

を満たしている。

bが最大になるとき、aとbの和c=3*bも最大になるから、
求める値はb=148のときのa,bである。

【おまけ】

この計算機のランプが一つ故障して点灯しなくなった。
この状態で、自然数Nに対してN×4を計算したところ、どのようなNを選んでも正しく答えが表示された。
故障したランプは何列目の下から何番目のランプか求めよ。

ただし、この計算機では720以上の数を表示できないので、N×4が720よりも小さい、
すなわち、Nは180よりも小さい自然数であるとする。


◆静岡県 ふーさん さんからの解答

【問題1】

5列目1個、4列目2個、3列目0個、2列目3個、1列目2個

【問題2】

719

6列目を考え、6列目が1個つくとすると、240×3=720
1少ないので、720−1=719

【問題3】

296+148=444

2列目、3列目がすべてついているとすれば
299、178、477
ここから3ずつ減らして、また12ずつ減らして偶数の場合を考える。

    166
    154
    142
296     468
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