『今週の問題』第184回 解答


◆愛知県 迷子の雄猫 さんからの解答

【問題1】

正方形21個

【問題2】

石6個、

AFGPQS
   ●  
  ●●  
●  ●●●
●●●●  
  ●   
  ●●  
【おまけ2】

上記の回転、鏡像の8通り

【おまけ1】

石に以下のとおり記号をつける。

−−AB−−
−−CD−−
EFGHIJ
KLMOPQ
−−RS−−
−−TU−−
石5つを選んですべての正方形を消そうとすると、 AKUJ、BETQの正方形を考えて、まずはこの2組から1つずつ石を選ぶ必要がある。

AKUJのなかからAを選ぶと仮定しても一般性を失わない。

  1. B,Tを選んだ場合:「CDGH」「MORS」「EFKL」「IJPQ」の4組から1つずつ石を選ぶ必要がある。
    よって最低6個の石を選ぶ必要がある。

  2. Eを選んだ場合:まず「IJPQ」「RSTU」の2組から1つずつ石を選ぶ必要がある。
    「CDGH」「FGLM」「GHMO」「CFMH」の全てに共通する石は無いから、あと2個、合計で最低6個の石を選ぶ必要がある。

  3. Qを選んだ場合:まず「EFKL」「RSTU」の2組から1つずつ石を選ぶ必要がある。
    「CDGH」「HIOP」「GHMO」「DGOI」の全てに共通する石は無いから、あと2個、合計で最低6個の石を選ぶ必要がある。
/証明終わり/


◆愛知県 Y.M.Ojisan さんからの解答

【問題1】 21個

【問題2】 6個

   ●  
  ●●  
●  ●●●
●●●●  
  ●   
  ●●  
【おまけ1】

図1のように石を共有しない3タイプ(A,B,C)5個の正方形がある。
従って、最低石を5個撤去する必要がある。
一方Aの石は図2のように3個、Bは5個、Cは5個の正方形を消せる。
よって5個撤去の場合、最大5+2*5+2*3=21個の正方形を消去できる。
これはぎりぎりの数であり、無駄は許されない。
B−Bタイプ間で無駄のない撤去位置は図3のみであるが、これは必ずAと干渉し無駄が発生する。
よって6個が最低である。

図1

【おまけ2】

1通り (PC解です。)

対称性からATypeの撤去位置は左上に限定します。
すると、B、Cのケースを全て調べても44=256通りで、最終の必然手が有無を含め決まります。
2とおりの答えが出ましたが、それらは鏡像対称だったので実質1通りです。


◆東京都 明 さんからの解答

【問題1】

21個

【問題2】

取り除いた石の個数:6個
現在の形:

   ●  
   ●  
● ●●●●
●●● ● 
  ●   
  ●●
【おまけ1】

5個以下の個数を取り除くことでは不可能であることの説明

説明のために各石に以下のようにA〜Tの記号を付けます。

××AB×× 
××CD××  
MNQREF
OPSTGH
××IJ××  
××KL××
取り除かねばならない個数の最小値をmとする。

A〜D、E〜H、I〜L、M〜P、Q〜Tで出来る5個の正方形は共通する石をもたないので、m≧5であり、少なくとも 各正方形を構成する石から1個ずつを取り除く必要があります。

以下5個を除くことですべての正方形がをせるかを確認します。

AFLOおよびBHKMは正方形であるので、少なくとも2個はそれぞれの正方形を構成する石から取り除かねばなりません。
対称性を考慮すると、この2個の石を取り除いたときに残る石は下記2つのパターン以上です。
ここでは、「以上」とは実際の形はパターンに幾つかの石が追加されたものであることを言います。
従って少なくともパターンに残された正方形は、残り3個を取り除くことで消されなければなりません。

(パターン1)

×××××× 
××CD××  
MNQREF
OPSTGH
××IJ××  
××××××
(パターン2)
×××××× 
××CD××  
MNQRE×
OPSTG×
××IJ××  
××KL××
パターン1の場合。

2個の石を取り除いてM〜P、E〜Hの正方形を消すと、残った石は次のパターン以上です。

×××××× 
××CD××  
××QR××
××ST××
××IJ××  
××××××
ここからどの1個の石を除いても正方形が残ってしまいます。

パターン2の場合。

2個の石を取り除いてM〜P、I〜Lの正方形を消すと、残った石は次のパターン以上です。

×××××× 
××CD××  
××QRE×
××STG×
××××××  
××××××
ここでCDRQ、QRST、REGTの3個の正方形を消すためには、共通するRの石を取り除くしかありません。
このとき、DQTEの正方形が残ってしまいます。

以上の議論により、m≧6であることが判ります。

【おまけ2】

第182回の『正方形の消滅』と同様のプログラムで8通りを確認しました。
従って、問題2の解が唯一の基本パターンで、この裏返し、回転の計8通りが解となります。


◆和歌山県 kasama さんからの解答

【問題1】

正方形の個数の個数は全部で21個あると思われます。
詳細は以下の通りです。
□印は正方形を構成する石の場所です。

(1)1辺の長さが1の正方形の個数・・・9個

  □□  
  □□  
●●●●●●
●●●●●●
  ●●  
  ●●  

  ●●  
  □□  
●●□□●●
●●●●●●
  ●●  
  ●●  

  ●●  
  ●●  
□□●●●●
□□●●●●
  ●●  
  ●●  

  ●●  
  ●●  
●□□●●●
●□□●●●
  ●●  
  ●●  

  ●●  
  ●●  
●●□□●●
●●□□●●
  ●●  
  ●●  

  ●●  
  ●●  
●●●□□●
●●●□□●
  ●●  
  ●●  

  ●●  
  ●●  
●●●●□□
●●●●□□
  ●●  
  ●●  

  ●●  
  ●●  
●●●●●●
●●□□●●
  □□  
  ●●  

  ●●  
  ●●  
●●●●●●
●●●●●●
  □□  
  □□  
(2)1辺の長さがの正方形の個数・・・4個
  ●●  
  □●  
●□●□●●
●●□●●●
  ●●  
  ●●  

  ●●  
  ●□  
●●□●□●
●●●□●●
  ●●  
  ●●  

  ●●  
  ●●  
●●□●●●
●□●□●●
  □●  
  ●●  

  ●●  
  ●●  
●●●□●●
●●□●□●
  ●□  
  ●●  
(3)1辺の長さがの正方形の個数・・・2個
  ●●  
  □●  
●●●●□●
●□●●●●
  ●□  
  ●●  

  ●●  
  ●□  
●□●●●●
●●●●□●
  □●  
  ●●  
(4)1辺の長さが2の正方形の個数・・・4個
  □●  
  ●●  
□●●●□●
●●●●●●
  □●  
  ●●  

  ●□  
  ●●  
●□●●●□
●●●●●●
  ●□  
  ●●  

  ●●  
  □●  
●●●●●●
□●●●□●
  ●●  
  □●  

  ●●  
  ●□  
●●●●●●
●□●●●□
  ●●  
  ●□  
(5)1辺の長さがの正方形の個数・・・2個
  □●  
  ●●  
●●●●●□
□●●●●●
  ●●  
  ●□  

  ●□  
  ●●  
□●●●●●
●●●●●□
  ●●  
  □●  
【問題2】

取り除く石の個数の最小は6個と思われます。
形は以下の8通りではないでしょうか。
×印は石を取り除いた個所です。

  ●●  
  ×●  
×●×●●●
●●●●×●
  ●×  
  ●×  

  ●●  
  ×●  
××●●●●
●●●××●
  ●●  
  ●×  

  ●●  
  ●×  
●●●×●×
●×●●●●
  ×●  
  ×●  

  ●●  
  ●×  
●●●●××
●××●●●
  ●●  
  ×●  

  ×●  
  ●●  
●××●●●
●●●●××
  ●×  
  ●●  

  ×●  
  ×●  
●×●●●●
●●●×●×
  ●×  
  ●●  

  ●×  
  ●×  
●●●●×●
×●×●●●
  ×●  
  ●●  

  ●×  
  ●●  
●●●××●
××●●●●
  ×●  
  ●●  
【おまけ1】

 プログラムですべてのケースを調査した結果、6より少ない個数では不可能であることがわかりました。

【おまけ2】

【問題2】の解答に記述したように8通りと思います。


◆千葉県 菜花子 さんからの解答


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