『今週の問題』第17回 解答


◆石川県 Takashi さんからの解答。

まず、先攻になる。
最初は、『2』と言う。
次からは、直前に相手の言った数と7との差を言う。
すると、自分が数字を言った直後の合計は、
2⇒9⇒16⇒23⇒30
となるので、必ず勝つことができる。


◆福島県 ぐぅふぃさんからの解答。

コンピュータ(以下com)に先手を取られると必ず負けます。

足す数合計
1回目com
2回目
3回目com
4回目11
5回目com16
6回目19
7回目com23
8回目27
9回目com30

2回目以降は、私が足す数とcomが足す数の和が7になるようにcomが数字を返してくるので、私が何を足そうとcomが勝ちます。
私が勝つためには先手を取り、1回目に2を足します。
その後は、合計が9、16、23になるような数を足せば勝てます。


◆広島県 清川 育男 さんからの解答。

先手必勝のゲームです。
1手目 2を選ぶ。 2手目 1〜6を選ぶ。 3手目 合計が9になる数を選ぶ。
後手
 1>>6 1+6=7
 2>>5 2+5=7
 3>>4 3+4=7
 4>>3 4+3=7
 5>>2 5+2=7
 6>>1 6+1=7

4手目 1〜6を選ぶ。
5手目 合計が16となる数を選ぶ。
  〜+x=7
6手目 1〜6を選ぶ。
7手目 合計が23となる数を選ぶ。
  〜+x=7
8手目 1〜6を選んでも合計は24〜29。
9手目 30以上になる数を選ぶ。
 24>>6
 25>>5,6
 26>>4,5,6
 27>>3,4,5,6
 28>>2,3,4,5,6
 29>>1,2,3,4,5,6

以上9手で先手必勝である。

後手になったとき、先手が1を選べば1を選ぶ。
2のときは1を選んでチャンスを待つ。
 3>>6
 4>>5
 5>>4
 6>>3

2>9>16>23をとるようにする。


◆静岡県 ヨッシーさんからの解答。

先手必勝です。
第1手目に「2」を選び、あとは、相手が言った数に足して7になるような数を言えば良い。
(相手が「3」と言ったら「4」、「5」と言ったら「2」など)

第7手目の時点で合計が「23」になり、相手の番になります。
第8手目のあと、合計は24〜29になっているので、次の1手で30以上にすることができます。

後手の時は、相手に上の方法をされると勝てません。
上の方法をはずれたとき、合計を、2,9,16,23 にして、相手にまわせば、勝つことができます。


◆三重県 ぐぅすか さんからの解答。

勝つための作戦は

  1. 最後に23をとることです。
    23さえとれれば、相手が1から6のどれを選んでも、6から1をたすことによって30になります。
    ( 30以上でいいので6をたしてもすべて0Kです。)
    最後に23をとるためには、その手前で16をとること。
    16をとるためには、その手前で9をとること。
    9をとるためには、その手前で2をとること。

  2. 上記の1をみたすためには、
    ・ 先手なら 「2」 をとらなければいけません。
    ・ 後手なら 相手の最初の数字によって考えますが、相手に1の知識があれば残念ながら負けてしまいます。

この2つを考えてコンピューターを相手に遊んでみましたが、私が先手ならばっちり全勝!後手なら全敗でした。
ゲームに勝つには、「23・16・9・2・先手」が大事です。


◆海外 Takaakiさんからの解答。

自分が自分の最後から2番目の手で23をとればいい。
そうすれば相手は1〜6のどの数をとっても30には満たないがその次の手で自分は必ず30以上となることが出来る。
また、確実に23をとるためには、同様の手法で16をとればよい。

以下同様に、
16をとるために9を、9をとるために2をとれば、必ず勝負に勝てる。
また、この勝負先手なら確実。なぜなら2をとればいい。

一般に次のようなことがいえる。

1〜mまでの数を順に足していき、n以上になった方が勝ちとすると
勝負に勝つためには、n−(m+1)という数がとれればよい。

この数をとるために、順に(m+1)をn引いていくと
n−a(m+1)となる。

この n−a(m+1)がmより小さいbとなったとき、その数bをはじめにとればよい。
そのような条件をみたすbが得られなければ、後手を選び、二度目以降に
n−a(m+1)を満たす数をえらべばOK!


◆神奈川県 taro さんからの解答。

(1)初めに自分が先行を選択し、「2」を選択する。

(2)相手が1から6までの任意の数字「x」を選択する。
(3)(2)で選択した数字「x」と加えると7となるような数字を選択する。
  すなわち、選択する数字y=7−x

(4)(2)から(3)を3回繰り返す。
  そうすると、今まで選択された数字の総計は2+3×7=23

(5)相手は1から6までしか選択できないのであるから、次に相手が選択した数字を加えても、その総計は24から29の範囲にしか存在し得ない。
  よって、相手は30に達しない。

(6)自分は1から6までの数字を選択できるので、24から29の範囲にあれば、必ず30に達することができる。

初めて、訪問しました。
昔、アニメ(正確な名前は忘れましたが、小さなバイキング、ビッケ?)で同じ様な問題を見たことがあります。
そのときは17を選択したとき、(1から3までを選択できる)負けとなるというものだったと思います。
もちろんそのときは、自分が後攻となり、相手の数字とあわせて4となるように選択すれば良いのですが。


◆神奈川県 飯田 孝久 さんからの解答。

残りが7(=6+1)の倍数になるようにすればよい。
この場合は、30が7の倍数ではないので、先手が初めに「2」と言い、 次からは、7から相手の言った数を引いた数を言えば勝てる。

おまけの問題の解答

 Bが言い終わった時点で、残りが8の倍数になっていればよい。
 この場合は、AとBが初めの時点で4まで言えばよい。

付録

(1)「30以上になったら負け」という逆のルールもありますね。
(2)3人以上で行うとき、半数以上の人が協力したら勝てるのでしょうか。


◆静岡県 ぶん さんからの解答。

必ず勝つ方法は、

  1. 先手を選び、2とする。
  2. 後手の数字+自分の数字が7になるように数字を選ぶ。
    (3回目までの合計は9)
  3. 2の繰り返し(5回目で16,6回目で23、7回目で30となり先手の勝ち)

ぐうふぃ さんの問題は、

  1. 初回にA+Bが4となるように答える。(Bが4をいう)
  2. C+D+A+Bで8増えるようにA,Bが共同して答える。
    (6,14,22,30,...76,84,92をCまたはDにいわせる。)
  3. 最後はBが98をいえばCまたはDが100をいうことになる。


◆石川県 平田 和弘 さんからの解答。

自分が最初に2を宣言する。
相手が言った数字に自分の数字を加えたものが常に7になるように言えば、(30から2引いた残りは28となり7で割り切れるので回数分繰り返せば)必ず自分が最後に加えて30になる数字を宣言できるので勝てます。

先手必勝です。(上記より)

<感想>

30以上となるところを気にしすぎると難しいと思います。
また数字の範囲がなぜ1から6なのかを併せて考えると展開が見えてくると思います。

●類似問題解答

まずAとBが組んで勝つ為には、CまたはDに100を言わせなければならない。
つまりBが宣言する数字の最後が98であればCまたはDが100を宣言する。

  1. Aが1を宣言する。
  2. Bが2を宣言する。
  3. Cが宣言する。(数字1個〜3個)
  4. Dが宣言する。(数字1個〜3個)
  5. AはCが宣言した数字の個数と今自分が宣言しようとしている個数の和が4になるように宣言する。

  6. 上記5.と同様BはDが宣言した数字の個数と今自分が宣言しようとしている個数の和が4になるように宣言する。

  7. 以下上記3.〜6.を繰り返すとBが宣言する数字の最後が98になるようにできる。
    実際3.〜6.で宣言する1巡あたりの数字の個数は8だから、
    12×8+2(1.及び2.で宣言した分)=98となる。

感想

何が類似しているのかがわかれば簡単です。


◆神奈川県 T.O さんからの解答。

  1. 仮にBが足して24〜29となる数を言うとすると、Aは6を選ぶことにより勝ちとなる。

  2. 仮にAが足して23となる数を言うことができれば、Bが何を選んでもその合計は24〜29となり、Aの勝ちとなる。

  3. Bがいかなる数を選んでも、Aは、Bの選んだ数と足して7となる適当な数を選ぶことができる。

  4. 最初にAが23−7×3=2となる数を選べば、Aは、その後は、直前にBの選んだ数に足して7となる数を選ぶことにより、7回目のターンで足して23となる数を言うことができる。

  5. 1〜4により、先手のAが2をいえば必ずAは勝つことができる。

以上のとおり、最初に2を言い、その後は、直前に相手が言った数に足して7となる数を選ぶことにより、先手必勝となる。

(おまけ問題)

考え方は本問題と同じ。

便宜的に、A・B連合をX、C・D連合をYとして考える
(C・Dが共謀しているかどうかは不明であるが、ここでは問題とならないので、便宜上このようにしておく。)

A・Bは共に必ず1以上3以下の数を言うことができるので、A・Bの両者の合計では、2以上6以下の数を言うことができる。

問題は、XとYの2人のゲームで、それぞれ2〜6となる数字を言い、それを足し合せたていった場合に、100を超える数をいった者が負けるというゲームの必勝法を探すという問題に置き換えられることになる。

この問題の場合、(1)足して98又は99を言った者が勝ちで、(2)Xは、直前のYの選んだ数に足して8となる数を選ぶことができることから、Xが最初に2又は3を言えば、13ターン目に98又は99となる数を選ぶことができる。
つまり、最初に2を言い、その後は、直前に相手が言った数に足して8となる数を選ぶことにより、先手必勝となる。

ABCDの問題に戻ると、(A、B)は最初、(1、2)(1、2・3)(1・2、3)という形で数を選び、その後は、A、Bの言う数の個数の合計が、直前にC及びDが言った数字の個数と併せて8となるように数を言っていき、26ターン目にBが98又は99を言えば、C又はDは必ず100を言うことになる。


◆広島県 エルメス さんからの解答。

先手必勝。

まず、先手で「2」を選択。後は、相手が出した数字に足して「7」になるような数字を選択すれば良い。
要は、合計数が「23」の状態で相手に渡してやれば良い。
23→16→9→2だから。

自分が後手で、相手が必勝パターンを知らない場合は、合計数が「23」「16」「9」「2」の状態で渡すようにすれば良い。

後手が必勝のパターンは良く聞きますが、先手必勝は初めてです。


◆広島県 MASTER さんからの解答。

この問題は、先手をコンピュータにすると、絶対に勝つことができません。

コンピュータは、常に残りの数を(足せる数の最大の数+1)の倍数にします。
そして相手(自分)がある数を足すと、残りはその倍数にならないので、また残りがその倍数になるように数を足していきます。
これを繰り返せば、コンピュータは絶対に勝つことができます。

この問題の場合は、初めに2を足し、残りが7の倍数になるように数を足していけば、絶対に勝つのです。

コンピュータに勝つためには、このコンピュータの戦法を、先手を自分にして、同じようにすれば、勝つことができます。
この問題で、初めの数をどんな数にしても、この戦法を応用すれば、勝つことができます。

今回は、結構論理的に解けたので、よかったです。


◆千葉県 えつこ さんからの解答。

1〜6までの数を順に言い合うので、勝つには、自分の前で相手がどの数を指定しても数が余るようにすればいい。
それも、その後自分の言う数で30に達しなければいけないから、その数は、
1+6=2+5=3+4で ”7”に決定!!

つまり、その前も7の倍数で追っていくとよい。

でも、30を7で割ると 4余り2 で、2が邪魔だから、そこを考える。

もし、先手なら、先に2を指定して、後は、相手の数と足して7になるように自分の数を指定していけばいい。

後手なら、最初の一回目に足して9になる数を指定して、その後は足して7になるようにすればいい。
但し、1とか、2とかを言われたときは、2回目や3回目で調節するしかないね。
相手が、必勝法を知っていたなら打つ手は少ない。

答え、
 先手をとり、先に2を言う。
 その後は、”7−相手の数=自分の数”の法則に従って数を指定していく。


◆長崎県 Dr. Berserker さんからの解答。

よく似た問題に「not 100」というのがありますので、これを参考にします。

このゲームは、1〜10までの数を交互に足していくというゲーム。
ルールそのものは、この問題と同じです。
not 100の勝ちかたは、後手に回って、先手の言った数との合計が11になるように数を言っていけばいいというものです。
こうすると、9順目に合計が99となり、先手はどんな数を言っても合計が100を超えてしまうので、負けてしまうということになります。

これを使いましょう。

先手を取りましょう、始めに2といいます。
あとは、後手の言った数との合計が、7になるようにします。
すると、4順目に先手の言った数を足しあわせると、合計は、23になります。
すると、次の後手は、どんな数を言っても、30にはなりませんが、その次の先手の順になると、逆に、どんな数を言っても、30を超えるということで、勝ってしまうのでありました。

ちなみに、not 100という名前は、某TV番組のとあるコーナーとは、何ら関係ありません。
あしからず。


◆宮城県 アンパンマン さんからの解答。

合計の数を23にすれば必ず勝ちます。

自分が選んだ数字を足したあと30から7の倍数であればよいです。
そのために、自分が先手を選ぶべきです。
最初は数字2を選びます。

【おまけ】

Cが98まで数えるとAかBが負けます。
そうならないためにBが90か91まで数えるべきです。
それで毎回、Bのところは
2+8kか3+8kです。
例えば、AはCとの合計を毎回4になるようにして、BはDとの合計を4になるようにします。

最初AとBの選ぶべき数は
A=1;B=1
A=1;B=2
A=2;B=1。


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