『今週の問題』第121回 解答


◆千葉県 しまだきよこ さんからの解答

【問題1】

[5→1→6→4→9] 5回

4匹ずつの場合…
----------------------------
A B A B A B A B 〇〇
----------------------------
A B A B 〇〇A B B A
〇〇A B B A A B B A
A A A B B 〇〇B B A
A A A 〇〇B B B B A
A A A A B B B B 〇〇
----------------------------
【問題2】

[7→3→1→10→4→1] 6回

5匹ずつの場合…
----------------------------
A B A B A B A B A B 〇〇
----------------------------
A B A B A B 〇〇A B B A
A B 〇〇A B B A A B B A
〇〇B A A B B A A B B A
B B B A A B B A A 〇〇A
B B B 〇〇B B A A A A A
〇〇B B B B B A A A A A
----------------------------
【問題3】

[9→5→1→10→4→6→13] 7回

6匹ずつの場合…
----------------------------
A B A B A B A B A B A B 〇〇
----------------------------
A B A B A B A B 〇〇A B B A
A B A B 〇〇A B B A A B B A
〇〇A B B A A B B A A B B A
A A A B B A A B B 〇〇B B A
A A A 〇〇A A B B B B B B A
A A A A A 〇〇B B B B B B A
A A A A A A B B B B B B 〇〇
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【おまけ】

動物がN匹ずつの場合、入れ替えにかかる最短手数は、(n+1)回です。
Nが2の場合は、できませんでした。

入れ替えの手順は、
まず(A B A B)を(A B B A)に置換え、
次に(B B)と(A A)を左右に振り分けていくのが、一番手っ取り早いと思います。


◆新潟県 エチロ町ヨコリン さんからの解答

【おまけ】

答えはn+1回(n≧3 n:自然数)

n=1の時 0回
n=2の時は できない

n=4以上のときは

n=偶数の時:

回で12211・・・11221の形にできる。

22.11のかたまりで動かすと

回で1111・・空白・・22221
という形になるので +1回で完成する。

n=奇数の時:
n+1
回で1221122・・・11221の形にできる。

22.11の塊で動かすと
n−1
回で1111空白11222・・・222
という形になるので +1回で完成する。


◆宮城県 アンパンマン さんからの解答

【問題1】

5回
5→1→6→4→9

【問題2】

6回
7→1→8→10→3→11あるいは
7→10→3→9→2→11あるいは
7→3→8→10→1→11

【問題3】

7回
9→5→1→10→4→6→13

【おまけ】

n=1, 0手数
n=2,入れ替える方法はありません。
n=3,最短手数=5
(青木注:4手で可能のようです。手順はY.M.Ojisan さんの解答を参照)

n>3の場合、
ABABAB....ABから
F:AA...ABB...B あるいは
R:BB...BAA...Aにするためには違う側のA、Bを自分の側に持っていかなくてはならない。

つまり少なくとも2[
]手数が必要です。
(nが偶数の場合=n手数、nが奇数の場合=n-1手数)

実際はn+1手数が必要です。(n>3)

n偶数、n=2mの場合:
最短手数は

2n-3,2n-7,...,1,
2n-2,4,2n-6,8,2n-10,12,...,n,
2n+1

合計m+[ m
2
]+[ m+1
2
]+1=n+1手数
(FOOになります。)

ちなみにRにするにはn+2手数が必要です。

n=4m+1の場合:
FとRにするための最短手数は同じn+1です。

最短手数は

2n-3,2n-7,...,7,3,
2n-2,2n,1,
2n-6,6,2n-10,10,...,n+3,n-3,
2n+1

合計2m+3+(m-1)+(m-1)+1=n+1手数
(FOOになります)

あるいは

2n-3,2n-7,...,7,3,
1,
2n,4,2n-4,...,n+5,n-1,
1

合計2m+1+m+m+1=n+1手数
(OORになります)

n=4m+3の場合:
最短手数は

2n-3,2n-7,...,7,3,
1,
2n,4,2n-4,10,...,n+7,n-3,n+3,
2n+1

合計(2m+1)+1+(m+1)+m+1=n+1手数
(ROOになります)

ちなみに、Fにするにはn+2手数が必要です。

2n-3,2n-7,...,7,3,
2n-2,2n,1,
2n-6,6,2n-10,10,...,n+1,n-1,
2n+1

合計(2m+1)+3+m+m+1=n+2手数
(FOOになります)


◆愛知県 Y.M.Ojisan さんからの解答

【問題1】 5手

【問題2】 6手

【問題3】 7手

【おまけの予想】

N+1手  (ただしN>2)

N+1手は後述の手順により可能。

N−1手以下は不可能。
「仲間同士隣合い」の数を考えることで証明は容易。

N手はほぼ不可能のようですが、証明できていません。

【N=3のとき】  4手

【N=7のとき】 8手

【一般のN(>3)の手順】

(1)枠の右から6番目、
すなわち P1=2N−3 番から始めて 
1−4 、 P1−8 。。。。。と4飛びの位置を移動し、最後に1番を移動する。
なお、Nが奇数のときは1番はP1−4pの系列ではない。

すると、必ず、[(N+1)/2]手で、解答図内赤枠のように、両端が単独かつ右端がライオンで、間は2匹ずつ交互に整列する状態になる。
細かく見ると、Nの偶奇性で動物左端(空白のとなり)がライオンかねずみか決まる。
解答図参照。

(2− 奇数N)

枠の右から3番目、
すなわち P2=2N 番から始めて、空白を外側から中心へ仲間が増えるように移動させる。

すなわち P2,4,P2−4,8,。。。。。。というように移動させる。

すると、合計N手めで、 解答図{問題2、 N=7のとき}に示されるように、リーチ手になり、
最後に(N+1)/2の偶奇性により、右端2N+1番 または 左端1番を移動して完成。

すなわちN+1手で完成。

(2− 偶数N)

枠の右から5番目、
すなわち P2=2N−2 番から始めて、空白を外側から中心へ仲間が増えるように移動させる。

すなわち P2,4,P2−4,8,。。。。というように移動させる。

すると、合計N手めで、 解答図{問題1、 問題3}に示されるように、
{ライオンN−1匹+空白2+ねずみN匹+ライオン1匹}のリーチ手になり、
最後に右端の2N+1番を移動して完成。

すなわちN+1手で完成。

 まとめると、Nの4の剰余により若干異なる4タイプがあるが、概念的には同じ手順
{右から4飛びで左へ、1番、右から始めてV字状に中心へ、最後に完成の1手}により
N+1手で完成させることができる。


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