『今週の問題』第102回 解答


◆愛知県 Y.M.Ojisan さんからの解答

【問題1−1】

5→(7→8)→(9→?)

答え 6

∵ 下記先手必勝手順に乗っているので、9の相棒の6をけす。

【問題1−2】

先手が有利である。

∵ 「5」を除く「1」〜「9」は下記4ペア2グループにその和の値で分けられる。

(5)群:={ 1−4 、2−3 }
(15)群:={ 6−9 、7−8 }

先手は最初に5をとった後、後手に対し各ペアを消去するように、手を打つ。
最終的に(5)群が1個残れば、
全合計45−5=40で、その時点で先手勝ちである。

一方(15)群が1個残った場合、後手は最大でも9しか取れないので

45-(15-9)=39<40

であって、勝てない。

当然最後の1個を先手がとれば
45>40であって勝ちである。

【問題2】

(1)問題の単純化

最終的に偶奇性で判断するので、全てmod 2で考えればよく、初めから

1_0_1_0 、、、、、、 1_0  全部で100個
を対象に考えればよい。

また置くべき記号も +と−は同じ効果なので、
排他論理和:に統一し ×は論理和:× としてこれら2個の演算記号を置くと考える。

(2)判定

先手は
(A) 10_1_、、、、、1_0 = 1

(B) 1×0_1_.....1_0 = F

を選択でき、手数が偶数個残っていて真似碁ができるので、先手有利と考えられる。

(3)先手必勝法

先手は(A)の手を打つ。

Fは両側が「0」であるので、「1」は必ず
 0_1_0 の形で存在する。

従って、後手が どこかの 「1」に対して
 01_0  0×1_0 の何れの手を打っても、
先手は「1」を挟んで反対の_に×を入れることにより、

01×0=00 ≡0
ないし
0×1×0=0 にすることが出来る。

つまり 後手+先手一組につき、
_0_1_0_ → _0_ と同等である。

よって、Fは
49 → F48 →。。。。。。F0=0 と変化し
(Fnは「1」がn個の0_1_0_1…._0パターン) 

結局 (A) 10=1 で 先手必勝。 


◆広島県 清川 育男 さんからの解答

【問題1−1】

2 3 1 2 1 3
先手は6を選択する。合計は35。
残りのカードは、1、2、3、4。

後手は残りどのカードを選んでも40には出来ない。

1(36)−−>4(40)
2(37)−−>3(40)または 4(41)
3(38)−−>2(40)または 4(42)
4(39)−−>1(40)または 2(41) または 3(42)  
したがって先手の必勝となる。

【問題1−2】

1手目に5を選べば先手必勝のゲームである。

途中で後手が最善手を選ばなければ7手で先手の勝ち。
途中で先手が最善手を選ばなければ8手で後手の勝ち。
お互いに最善手を選べば9手で先手の勝ちとなる。

1−4、2−3、6−9,7−8をペアとして考える。

例えば後手が1を選べば、続けて先手は4を選ぶ。この逆も可。

このように、後手の手に対してペアとなる手を選んでゲームが進行すれば、
9手で先手が45を確保して勝ちとなるゲームと言うことになります。

【問題2】

アンダーラインの個所は99個であるから最後の99手目は先手番となる。

*を入れると隣り合った数は偶数となる。
±を入れると隣り合った数は奇数となる。

例えば、1手目を
1+2 3・・・・・・100

でスタートすれば、アンダーラインの残り個所は98個。

 2○3・・・・・99○100

後手の選んだ演算子と同じ選んだ演算子を51を中心点として対称な個所に入れていけばよい。
すなわち後手の手をまねすればよい。

ただし、50△51○52の個所は、△と○の少なくとも1方は(*)を入れるようにする。

1+偶数 は奇数となる。
したがって先手必勝となる。


◆新潟県 酔いどれ天使 さんからの解答

【問題1】

考え方としては、先手はまず5を取り、
次に、後手−先手のカードの合計が5または15になるようにとって行けば、先手が勝てます。
つまり、問い1−1については先手は6を取ればいいわけです。

では、具体的に考えていきます。

足して 5になる組み合わせ(Aとします)は、
(1、4)、(2、3)の2通り
足して15になる組み合わせ(Bとします)は、
(6,9)、(7,8)の2通り

このA、Bの組み合わせは、以下の6通りになります。

A A B B , A B A B , A B B A,
B B A A , B A B A , B A A B

ここで、最後の組み合わせがAとなる場合、
そのときまでの数字の合計は40となります。
つまり、その前の先手の7手目を取った時点で
合計が40となり、先手が勝ちます。

また、最後の組み合わせがBとなる場合、
そのときまでの数字の合計は30となります。
ここで、残ったカードは6,7,8,9のいずれか2枚になるので、
後手がどのカードを取っても最大で39までとなります。

よって、先手が最後のカードを取れば
合計が45となり、先手が勝ちます。

以上の考察により、このゲームは先手必勝と結論できます。

【問題2】

結論から言えば、このゲームも先手必勝です。

必勝法は、

(1)まず第1手目に、1と2の間に+もしくは−を入れる。

(2)次に、後手が奇数と偶数の間に+、−、×を入れた場合、奇数の前に×を入れる。
また、偶数と奇数の間に+、−、×を入れた場合、奇数のあとに×を入れる。

この2点です。

このままでは考えづらいので、最小サイズの1,2,3,4の4つの数字で試してみます。

まず、1と2の間に+(−)を入れます。
(ここでは+の場合を扱います。)
1+2,3,4

仮に、後手が2と3の間に+、−、×を入れたとします。

1+2+3,4
1+2−3,4
1+2×3,4

そして、先手は3と4の間に×を入れます。

1+2+3×4=15
1+2−3×4=−9
1+2×3×4=25

となり、先手の勝ちです。

また、後手が3と4の間に+、−、×を入れた場合、先手は2と3の間に×を入れます。

1+2×3+4=11
1+2×3−4=3
1+2×3×4=25

となり、これも先手の勝ちです。

初手に+ではなくて−を入れても結果は同じです。

考え方としては、1と2の間に+(−)を入れたので、
2から100までのグループを偶数にしてしまえばよいということです。
なぜならば、奇数(この場合は1)から偶数を加減すると奇数になり、先手が勝てるからです。

そのためには、奇数に偶数をかけて偶数(のグループ)にする必要があります。
言うまでもありませんが、偶数に偶数を加減乗算しても偶数だからです。

以上の考察により、このゲームも先手必勝と結論できます。


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