◆東京都 かえる さんからの解答。
n<3のときは明らかに 0
以下n≧3で考える
求める三角形の数
⇔
x+y+z=n かつ x≧y≧z≧1 の整数解の数・・・(1)
x+y+z=n かつ x,y,z≧1 の整数解の数は、
n個の○を並べて、そのn−1の○と○の間に、重複を許さずに2つの仕切りを入れる場合の数だから、
| n-1C2= | (n−1)(n−2) 2 |
・・・(2) |
| x=yは1以上[ | n−1 2 |
]以下の全ての整数を取りうるから、 |
| [ | n−1 2 |
]個・・・(3) |
| { | (n−1)(n−2) 2 |
−3・[ | n−1 2 |
]+2}/6+[ | n−1 2 |
] |
| = | (n−1)(n−2) 12 |
+[ | n−1 2 |
]/2+ | 1 3 |
種類 |
| (n−1)(n−2) 12 |
+[ | n−1 2 |
]/2種類 ・・・【答】 |
| [n/3] z=1 | {[ | n−z 2 |
]−(z−1)}種類 |
【感想】
6とか20とか具体の数のときは数え上げれば簡単ですが、一般の場合を式で表そうとすると大変で すね。
◆千葉県の高校生 Playcity さんからの解答。
【自作問題】
対応する弧の長さの組み合わせのみによって三角形の形は決定するので、
「n等分したときの三角形の数⇔n−3を3つの0以上の整数に分ける場合の数」
が成り立つ。
ここでは、わかりやすくn−3個の球を3つの箱に分ける場合の数と問題を書き換えておく。
ところで、n≦2のとき、三角形はできず、
3≦n≦5のときは、n=6m+kとしたとき
m=0となってしまうので、n≧6とする。
【1】n=6m⇔n−3=6m−3のとき
まず、3つの箱を区別(A,B,Cとする)して考えると、
3種からn−3個を選ぶ重複組み合わせとなるから、このときの場合の数は
| n-3H3=n-1C2= | (6m−1)(6m−2) 2 |
=18m2−9m+1・・・(1) 通りである。 |
以下、これを箱を区別しない場合に変換していく。
(ア)全ての箱が同じ数にする方法は、共に1通り。
(イ)2つの箱が同じ数にする方法は、箱を区別しないときは3m−2通りであり、
箱を区別するとその3倍となるから、(1)のうち9m−6通りは3で割る必要がある。
(ウ)全ての箱が異なる数にする方法は、箱を区別すると箱を区別しない場合の6倍の方法があるので、
(1)のうち(1)−(ア)−(イ)通りは6で割る必要がある。
(ア)〜(ウ)より、求める場合の数は
| 1+(3m−2)+ | (18m2−9m+1)−1−(9m−6) 6 |
=3m2 通りである。 |
【2】n=6m+1⇔n−3=6m−2のとき
【1】と同様に考える。
箱を区別すると、
| n-3H3=n-1C2= | 6m(6m−1) 2 |
=18m2−3m・・・(2) |
(ア)に相当する方法はない。
(イ)に相当する方法は3m通りだから、(2)のうち9m通りは3で割ればよい。
(ウ)に相当する方法は、(2)−(イ)通りを6で割ればよい。
以上より、求める場合の数は
| 3m+ | (18m2−3m)−9m 6 |
=3m2+m 通りである。 |
【3】n=6m+2⇔n−3=6m−1のとき
箱を区別した場合、
| n-3H3=n-1C2= | (6m+1)6m 2 |
=18m2+3m・・・(3) 通りである。 |
(ア)に相当する方法はない。
(イ)に相当する方法は3m通りだから、(3)のうち9m通りは3で割ればよい。
(ウ)に相当する方法は、(3)−(イ)通りを6で割ればよい。
以上より、求める場合の数は
| 3m+ | (18m2+3m)−9m 6 |
=3m2+2m 通りである。 |
【4】n=6m+3⇔n−3=6mのとき
【1】〜【3】と同様にすると、3m2+3m+1 通りである。
【5】n=6m+4⇔n−3=6m+1のとき
【1】〜【3】と同様にすると、3m2+4m+1 通りである。
【6】n=6m+5⇔n−3=6m+2のとき
【1】〜【3】と同様にすると、3m2+5m+2 通りである。
n=3,4,5のときも、上の式に当てはまる。
以上より、求める三角形の数は、
n=6m+k(m=0,1,2・・・ かつ k=0,1,2,3,4,5 かつ n≧3)と示したとき、