『中学生からの挑戦状Part20』解答


◆東京都 かえる さんからの解答。

【問題1】

△PBC、△PCA、△PABの面積をそれぞれl、m、nと置けば、

BD:DC=n:m
CE:EA=l:n
AF:FB=m:l

△PEF=△PEA+△PFA−△AEF
=m・
n+l
+n・
l+m
−(l+m+n)・
l+m

n+l
lmn
(n+l)(l+m)

同様にして、
△PFD= lmn
(l+m)(m+n)

△PDE= lmn
(m+n)(n+l)

lmn
(n+l)(l+m)
=5

lmn
(l+m)(m+n)
=8

lmn
(m+n)(n+l)
=9

⇔(l,m,n)=(60,30,20)

△ABC=l+m+n=60+30+20=110・・・(答)

【問題2】

円O:x2+y2=r2 (r>0)
直線m:y=m (m>r)
点P(p,m)
点A:(0,±r) 直線n:y=±r(複合同順)
と置く。

直線PQ、PRはx軸と平行でないので、
(x−p)+t(y−m)=0・・・(1)と書ける。

これが円Oと接する ⇔ 原点との距離がr

より、点と直線の距離の公式を用いて、
┃−p−tm┃
(1+t2)1/2
=r

(m2−r2)t2+2mpt+p2−r2=0

t= −mp±r(m2+p2−r2)1/2
2−r2
・・・(2)

(ア)点A:(0,r) 直線n:y=r・・・(3)の場合

(1)に(2)を代入して(3)と連立すれば、
(Q、Rのx座標)= pr±r(m2+p2−r2)1/2
m+r

QA×RA=−(Qのx座標)・(Rのx座標)= r(m−r)
m+r

従って、pの値、すなわち点Pの位置によらず、QA×RAは一定

(イ)点A:(0,−r) 直線n:y=−r・・・(4)の場合

(1)に(2)を代入して(4)と連立すれば、
(Q、Rのx座標)= −pr±r(m2+p2−r2)1/2
m−r

AQ×AR=−(Qのx座標)・(Rのx座標)= r(m+r)
m−r

従って、pの値、すなわち点Pの位置によらず、QA×RAは一定

以上より、題意は示された。


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