『直角三角形の性質』解答


◆神奈川県 数楽者 さんからの解答。

【問題1】(普通の証明らしく)

1)QMをMの方にQMと同じ長さだけ延長した点をRとする。

2)三角形PRMと三角形PQMは二辺挟角で合同となる。
 したがって、PR=PQ

3)三角形MBQと三角形MARは二辺挟角で合同となる。
 したがって、BQ=AR

4)
 ∠PAR
=∠PAM+∠MAR
=∠PAM+∠MBQ
=直角

5)
 CP2+CQ2
=PQ2  (直角三角形CPQで三平方の定理)
=PR2 (2より)
=AP2+AR2 (直角三角形APRで三平方の定理)
=AP2+BQ2 (3より)

証明終わり。

【問題2】(図形の回転を使って)

1)三角形CBPをCを中心にして時計周りに90度回転させる。
 BはAに一致する。
 Pの移動先をRとする。

2)三角形AQRは直角三角形になる。

3)AR=BP、QR=PQなので、三平方の定理から
PQ2=AQ2+BP2となる。

証明終わり。

◆追伸
問題1も回転を使って解けます。
問題1で、四角形PARMは同一円周上の点で、その円の大きさは初めの円と同じです。

◆中高生へのコメント
かなり舌足らずな証明ですが、詳細は皆さんで補って下さい。


◆静岡県 ヨッシー さんからの解答。

【問題1】

PQは直径なので、∠PMQ=90°

線分PM,QMで、この三角形を折ると、点A,Bは1点Dで重なり、
∠PDQ=90°となります。

△PDQについて三平方の定理より、

DP2+DQ2=AP2+BQ2=PQ2
一方、△PCQについても同様に、
CP2+CQ2=PQ2

以上より、

CP2+CQ2=AP2+BQ2(=PQ2
 

【問題2】

線分PC,QCで、この三角形を折ると、点A,Bは1点Dで重なり、
∠PDQ=90°となります。

△PDQについて三平方の定理より、

DP2+DQ2=BP2+AQ2=PQ2
以上より
PQ2=BP2+AQ2


◆奈良県の中学校1年生 耶武 さんからの解答。

【問題2】

辺ACの上に、Dを辺ACで分けられる平面のうち点Bのない側に取るように、
∠CADが45度になるように、
△PBCに合同な△ACDを作図する。←(1)

 

(1)より∠ACD=∠PCBなので、
 ∠ACQ+∠ACD
=∠PCB+∠ACQ
=∠R―∠PCQ
=90度ー45度
=45度。←(2)

△CPQと△CQDにおいて

CQ=CQ(共通)
PC=CD((1)より)
∠QCD=45度=∠PCQ((2)と仮定より)

∴△CPQ≡△CQD(2辺夾角相等)

∴PQ=DQ←(3)

(1)よりBP=AD←(4)

(1)より∠PBC=45度=∠CAD。

仮定より∠QAC=45度なので、
 ∠QAD
=∠QAC+∠CAD
=45度+45度
=90度

∴ピタゴラスの定理より
AQ2+AD2=DQ2

(3)、(4)よりAQ2+BP2=PQ2

補助線を引いてみました。


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