『点字の秘密』

『点字の秘密』解答


◆広島県 清川 育男さんからの解答。

【問題1】

な *−   は *−
  −−     −−
  *−     **
 
に *−   ひ *−
  *−     *−
  *−     **
  
ぬ **   ふ **
  −−     −−
  *−     **
  
ね **   へ **
  *−     *−
  *−     **
  
の −*   ほ −*
  *−     *−
  *−     **
【問題2】

左上隅を基点に母音、右下隅を基点に子音を作り合成されたもの。
「や行」、「ら行」、「わ行」は特殊。

     
や −*   ら *−  わ −−
  −−     −*    −−
  *−     −−    *−
  
  −*   り *−  
  *−     **
  *−     −−
  
ゆ −*   る **
  −−     −*
   **     −−

  −−   れ **
   **     **
   *−     −−
     
よ −*   ろ −*  を −−
  −*     **    −*
  *−     −−    *−   
「ん」の表示がコンピュータではでません。
組み合わせを全部試したつもりですが。         


【コメント】

「ん」も出るように直しました。
ヨッシーさんから、とほほパパのページに、点字の詳しい解説があると 教えていただいたので、ぜひご覧ください。


◆埼玉県 縫田 光司さんからのコメント。

点字の五十音は、基本的に左上の3点で母音、右下の3点で子音を表しています。
というわけで、特殊なのは「や行」と「わ行」だけで、「ら行」は特殊ではありません。
ちなみに、「ま行」が書いてありませんが、「ま行」は下のようになり、やはり特殊ではありません。


  ま    み    む    め    も

 *−  *−  **  **  −*
 −*  **  −*  **  **
 **  **  **  **  **
「や行」と「わ行」だけ特殊になってしまうのは、右下の3点で表せる子音は8通りしかなく、日本語の子音の数(10通り)より多いからです。

なお、高校の数学Bの教科書(出版社名は忘れました)の「算法とコンピュータ」とかいう分野の導入部に、点字がちょっとだけ登場しています。


【コメント】

 私は点字については全く知らないのですが、中学校2年生の数学の教科書(東京書籍)に登場しています。
すばらしい工夫ですね。


◆鹿児島県 YOSHIAKI UEDAさんからの解答。

【問題1】


  ・− ・− ・・ ・・ −・
  −− ・− −− ・− ・−
  ・− ・− ・− ・− ・−
   な  に  ぬ  ね  の

 ・− ・− ・・ ・・ −・
 −− ・− −− ・− ・−
 ・・ ・・ ・・ ・・ ・・
  は  ひ  ふ  へ  ほ
【問題2】

あいうえおが基準になって,あとは「か」「さ」「た」「な」「は」「ま」「や」「ら」「わ」には14の場所に「か」は6に「さ」は56に「た」は35に「な」は3に「は」は36に「ま」は356に 点がついてあらわす。

【感想】

7年前に点字を勉強しました。
と言うよりは,やらなければならない立場にあったのですが,今でも文章は少しは読んだり書けます。
なかなかおもしろいです。きまりは簡単です。
数字やロ−マ字も同じようなものですね。


◆大阪府 玉木 茂平 さんからの解答。

原理的な事は、少し考えます。
規則より棒暗記です。

□ワタシワ□テンジノ□ジュコー□チュー□デス。

ワ−3
タ−135
シ−1256
句点−2.5.6
の程度です。


◆京都府の中学校3年生 アルマゲドン さんからの解答。

【問題1】


な   に   ぬ   ね   の 
・−  ・−  ・・  ・・  −・
−−  ・−  −−  ・−  ・−
・−  ・−  ・−  ・−  ・−


は   ひ   ふ   へ   ほ
・−  ・−  ・・  ・・  −・
−−  ・−  −−  ・−  ・− 
・・  ・・  ・・  ・・  ・・  ですね?
【問題2】

それぞれの文字に母音の点字が入っている。
だから行のはじめの文字が分かればすぐに分かります!

【感想】

法則さえ分かれば簡単な問題でした。
見た目は難しそうだったけど考えたらすぐ解けました!
楽しく問題解かせてもらいました!!!


◆京都府の中学校3年生 人 さんからの解答。

【問題1】


 「な」●○   「は」●○
    ○○      ○○
    ●○      ●●

 「に」●○   「ひ」●○
    ●○      ●○
    ●○      ●●

 「ぬ」●●   「ふ」●●
    ○○      ○○
    ●○      ●●

 「ね」●●   「へ」●●
    ●○      ●○
    ●○      ●○

 「の」○●   「ほ」○●
    ●○      ●○
    ●○      ●●
となる。

「な」の段は一番左下と「な」なら「あ」、「に」なら「い」をその一番左下といっしょにかく。
そうするとできる。

次に、「は」の段は「あ」「い」・・・などに一番下の段の2つを付け加えるとできる。


◆京都府の中学校3年生 もんどらえ さんからの解答。

【問題1】

な=●○  に=●○  ぬ=●●  ね=●●  の=○●
  ○○    ●○    ○○    ●○    ●○
  ●○    ●○    ●○    ●○    ●○
   
は=●○  ひ=●○  ふ=●●  へ=●●  ほ=○●
  ○○    ●○    ○○    ●○    ●○
  ●●    ●●    ●●    ●●    ●●
【問題2】

「あ・い・う・え・お」を基準としてやって「あ・か・さ・た・な」の段もみていく。
するとあ行の段には一番上にかならずつけてか行の段はあ行+一番右下につける。
このように「あ・い・う・え・お」と「あ・か・さ・た・な」の両方を見て規則正しく点をつけていくと分かります。


◆神奈川県の小学生 てつろー さんからの解答。

【問題1】


 ●−  ●−  ●●  ●●  −●
な−− に●− ぬ−− ね●− の●−
 ●−  ●−  ●−  ●−  ●−

 ●−  ●−  ●●  ●●  −●
は−− ひ●− ふ−− へ●− ほ●−
 ●●  ●●  ●●  ●●  ●●
【問題2】

  ●−   ●−   ●●   ●●   −●
あ段−− い段●− う段−− え段●− お段●−
  −−   −−   −−   −−   −−

  −−   −−   −−   −−   −−   −−   −−
か行−− さ行−● た行−● な行−− は行−− ま行−● ら行−●
  −●   −●   ●−   ●−   ●●   ●●   −−
という規則になっています。 例えば、「か」という文字を作るなら、

  ●−   −−  ●−
あ段−−+か行−−=か−−
  −−   −●  −●
というふうになります。

や行、わ行は、特別なので、わかりませんでした。


◆東京都 鳳 奥人 さんからの解答。

【問題1】

情報処理用語風に言えば「6ビットで構成される文字」ですね。

各記号の配置を

12
34
56
と表すことにすると、最初の「3ビット」が母音、後の「3ビット」が子音に なる・・・ようですね。

母音部分の3ビットは

あ●− い●− う●● え●● お−●
 −   ●   −   ●   ●
子音部分の3ビットは
あ − か − さ ● た ● な − は −
行−− 行−● 行−● 行●− 行●− 行●●
これを組み合わせて
な●− に●− ぬ●● ね●● の−●
 −−  ●−  −−  ●−  ●−
 ●−  ●−  ●−  ●−  ●−

は●− ひ●− ふ●● へ●● ほ−●
 −−  ●−  −−  ●−  ●−
 ●●  ●●  ●●  ●●  ●●

【問題2】

規則性というのは、たとえば上で言えば、なぜこの3ビットが「あ」段を表し、なぜこの3ビットが「た」行を表すか という規則性でしょうか?

実験の結果、

ま ● ら ●
行●● 行−−
であることまではつきとめましたが・・・。

子音の方は、たとえば

 □←こんな3マスの穴が開いている紙を、
□□

−− ←こんな風に印字されている紙の上に重ねて、
−−  一番上の2行が穴と重なっているのが  あ行
−●  2行目と3行目が穴と重なっているのが か行
−●  3行目と4行目が穴と重なっているのが さ行
●−  ・・・
●−  と順番に定めていった、ということでしょうか。
●●  (ただし、や行・わ行はとばす)
●●
−−
母音の方は見当がつきません。
問題1に書いた通りの規則がある、としか・・・。

問題1で書いた「子音部分」は3ビットなので、8通りしか表せません。
「や行」と「わ行」は別の表し方が必要ですね。
見ると、「母音部分」にまだ3通りの空きがあります。

どうやら、ここを

−●
− 
にすれば、あとは後半3ビットのバリエーションでや行になるようです。

また、ここを

−−
−
にすると、わ行やその他の記号になるようです。


◆東京都の小学生 相賀 彩織 さんからの解答。

【問題1】


は   ひ  ふ  へ   ほ 
*   *  ** **   *  
    *     *   *
**  ** ** **  **

な   に  ぬ  ね   の
*   *  ** **   *
    *     *   *
*   *  *  *   *
【問題2】

左上の3点で母音、右下の3点で子音を表している。

【感想】

ちょうどボランティァの本を図書室で読んだのでわかりました。
問題1は、規則性を見つけ出せたので出来ました。
問題2はちょっと難しかったです。


◆愛知県の中学校2年生 諭志(ニュートン) さんからの解答。

【問題1】

な●− に●− ぬ●● ね●● の−●
 −−  ●−  −−  ●−  ●−
 ●−  ●−  ●−  ●−  ●−

は●− ひ●− ふ●● へ●● ほ−●
 −−  ●−  −−  ●−  ●−
 ●●  ●●  ●●  ●●  ●●

 1 2
1− −
2− −
3− −
あ行は(1,2)
か行は(1,1)&(2,3) 
さ行は(1,1)&(2,2)&(2,3)
た行は(1,1)&(2,2)&(1,3) 
な行は(1,1)&(1,3)
は行は(1,1)&(2,3)&(1,3)

上に条件をくわえるだけで い段 う段 え段 お段 が決まる。

い行は(1,2)を加える。
う行は(2,1)を加える。
え行は(2,1)&(1,2)を加える。
お行は(2,1)&(1,2)を加え(1,1)を取り除く。


◆広島県の小学生 慎也 さんからの解答。

あいうえお以外の点字には、基準がある。 例えば「な行」であれば、

−−
−−
●−
が、基準になる。

その、基準の点にあいうえおの点字を組み合わせることによって、ひとつの文字ができる。
ローマ字の原理と同じ。

 ●−  ●−  ●●  ●●  −●
な−− に●− ぬ−− ね●− の●− 
 ●−  ●−  ●−  ●−  ●−  

 ●−  ●−  ●●  ●●  −●
は−− ひ●− ふ−− へ●− ほ●−
 ●●  ●●  ●●  ●●  ●●


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