『三角ビリヤード』

『三角ビリヤード』解答


◆匿名の方からの解答。

辺BCを3:7に内分する点めがけて玉を送り出すと、
101.5cm動いた後、Cにぶつかります。

感想:
解き方を書きたいけど図が描けないので無理です。
一応口で言うとAからBまで行くのに途中で川によりたいのですがどうすればよいかという問題の解き方に似てます。


【コメント】

 やはり川の問題を思い出しましたか。
実は私もそうです。

確かに図が送れないのが、この解答用紙の欠点です。
もしよろしければメールに添付して送ってください。
ただ解答の3:7は残念ながら正解ではありません。


◆宮城県 斉藤 誠さんからの解答。

 万華鏡をイメージし、光の反射を利用しました。

図のb点が鏡aoで作られる鏡像をb’とします。

同様に点b’が鏡abで作られる鏡像をb”、さらに鏡boでの鏡像をb'''とすると、a点からみたb点の鏡像に向かって玉を転がせば3度反射してb点に到達します。

距離は図より明らかなように約31cmになります。

ところで、図は直角2等辺3角形ですが、少し変形したらどうなるでしょうか?

 1、直角を広げる
 2、辺をながくする

の2通りが考えられます。

  1. 120度まで広げられます。
    aからo、次に斜辺の中点、そしてoにもどりbへ向かう。
    もちろん極限ですから物理的にはむりですが・・・

  2. こちらの極限は、斜辺の両方の角度が30度、60度
    角aを30度とするとaから辺obのb点、反射して斜辺のb点、辺aoのo点、で最後にb点

正6角形の万華鏡はつまらないでしょうね!!きっと


【コメント】

 すばらしい解答をいただきましてありがとうございます。
図を見れば辺BCを何:何に内分する点をねらえばよいか、すぐにわかりますね、
実は最初、図が添付されているのに気がつかず、考え込んでしまいました。
そのうち万華鏡の問題も出題しようかと思っています。


◆東京都 恵美 健一 さんからの解答。

答えは、第一クッションを1:2に内分する点に向かって、玉を撃ち出し、
玉は10 cm進みます。

図の二等辺三角形の下に一辺10cm正方形を二つ並べて書きます。
(はしごのような図形になる)

一番下の正方形の右下頂点と二等辺三角形の最上部頂点を結びます。
すると、この直線は、玉の軌道の展開図となっているので、後はこの直線の長さを求めれば軌道の距離は求まります。

三平方の定理より、
x2=102+302

よってx=10

第一クッションのどこに当てればよいかは、相似より明らかです。

答え 10


◆京都府 釜坂 正芳 さんからの解答。

この手の問題は,玉が跳ね返る辺で図形を折り返していくのが定石です。
(「恵美様」の解答もこの方法によると思われますが,なにしろ図がないので,分かりにくいと思い,図入りの解答を送りました。)

玉が最初に跳ね返る辺CBで△ACBを折り返します。
次にBA',A'Cと緑の辺で折り返します。

線分AB'が玉の進む距離になり10cm,30cmの長方形の対角線の長さ
10 になります。

また,ねらう点は,△OAB∽△OB'Bから

CO:OB=1:2となる点Oであることも明らかです。


◆宮城県 アンパンマン さんからの解答。

BC から右へ10cm伸ばしたところをDとします。

そうすると、玉の進んだ距離はDAの中点からBまでの距離の2倍になります。

よって進んだ距離は 

です。

点Bに当たるためには

CB上の点Oで、CO:OB=1:2の点をねらえばあたるはずです。


◆香川県 norio さんからの解答。

まず、第1クッションポイントをD、第2クッションポイントをEとします。

Bに落とすには、EはAとBを結ぶ線のど真ん中でなければいけません。
つまり、CE線を中心に軌道は左右対称でなければいけません。

それでは、第2ポイントEがつかめたので、次にEに行くための第1クッションポイントDを考えます。
そこで、Eから下に垂直に線を引き、CB線と交わったところをFとします。
また、AF線とEC線とが交わったところをGとします。
Gから垂直に線を降ろしてBC線と交わったところがDになります。

では、Dの位置はというと三角形GFEとGACは1:2で相似です。
つまり、DFとCDも1:2ということになります。

結局第1クッションポイントは、CB線の1/3のところをねらえば良いと言うことになります。

長さは、まず、ADの長さXを求め、3倍します。

102( 10
) 2= X2

X =10

答え 10


◆埼玉県 違うかも? さんからの解答。

二回目に衝突する場所(以降D)はAB間のちょうど真中です。
球の軌道はCDを軸にする線対称になる。

一回目に衝突する場所をEとして、衝突後の角度は変わらないので、
AEとEDの長さは2:1の関係になる。

球を打ってからDまで行く時間の3分の2の時、球はEにある。

横だけで考えると、Cから5センチの3分の2の点がEにあたる。

よって、Cから右に 10
センチの点を狙え。

(角度CAEは15度)

距離

AEの長さの3倍が合計移動距離

よって、
102( 10
) 2のルートの3倍が合計の移動距離。

約31.6センチ


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