数学の美しさ
『数学の美しさ』解答
◆埼玉県の中学校3年生 田沼 和泰 さんからの解答。
高校受験の勉強の際によく図書館に行きました。
その時に見た数学辞典にあったヒポクラテスの月形に感動しました。
- 半円を描く。
- その半円の直径を長辺とし、頂点を半円の孤の上に持つ直角三角形ABCを描く。
(孤の上の点をA、他の二点をB,Cとする)
- 辺AB、辺ACをそれぞれ直径とする半円を外向きに描く。
このとき、半円BCからはみ出た部分の面積は、直角三角形ABCの面積と等しい。

半円BCからはみ出た部分の面積のうち、半円ABの一部のものをア、半円ACの一部のものをイとすると
ア+イ=△ABC
◆自分なりの証明
- 三平方の定理より、
AB2+AC2=BC2
- 両辺を8で割って、πを掛けると
となり、これは
半円AB +半円AC =半円BCを表す式である。
- 半円AB・半円ACと半円BCの共通部分の面積を引くと、ヒポクラテスの月形が成り立つ。
下手な証明で申し訳ない。
しかし自分の中ではとてもわかりやすい証明方法です。
図も簡素な上、これだけ美しい関係があるなんてなんて素晴らしいのだろうと、受験勉強も投げ出して感動したものでした。
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