『数列(?)の問題3題』解答


◆愛知県 Y.M.Ojisan さんからの解答。

【問題1】

公比1または−2の等比数列の連続3項

∵ 3整数をx、y、zとする。
等差数列の真ん中をyとするとき x+z=2y である。

(1)等比数列の中央がyの場合 xz=y2である。
このとき x、zは t2−2yt+y2=0 の解であり、
t=yという重根をもつ。

よって、x=z=yである。

(2)等比数列の中央がyでない場合

中央を一般性を失わずxとすると
yz=x2 ⇒ −2yz=−2x2である。

このとき 2y、−zは t2−xt−2x2=0の解であり、
t=−x、2x なる根をもつ。

よって、x=z=y か y=− x
,z=−2x である。

【問題2】

x=1-r*cos(θ)
1-2r*cos(θ)+r2


y= r*sin(θ)
1-2r*cos(θ)+r2

∵複素平面上で表すと u=r*exp(i*θ) を用いて


Σ
K=0
ukである。

等比数列の極限であり、 極値は 1
1-u
である。
これにu=r*cos(θ)+r*i*sin(θ)を代入し計算すれば解答が得られる。

【問題3】

a1
a2
a3

∵ 極値Lが存在するなら、線形問題なので、
L=L(a1、a2、a3)=αa1+βa2+γa3 と表せる。

(a1、a2、a3)=(1、1、1)なら L=1は明らかであり、
L(3、0、0)=1である。

(a1、a2、a3)=(3、0、0)ならa4=1であるから
L(3、0、0)=L(0、0、1)である。

(a1、a2、a3)=(0、3、0)ならa4=1であるから
L(0、3、0)=L(3、0、1)である。

つまり

α+β+γ=1
3α=γ
3α−3β+γ=0

以上を解けば α=
,β=
,γ=


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