『鋭角三角形の確率 Part2』解答


◆東京都 かえる さんからの解答

線分の長さを1とし、切断点を0≦x≦y≦1(この領域の面積は
)とする。

このとき、3辺は、x、y−x、1−y

まず、三角形ができる条件は、

(y−x)+(1−y)>x
かつ
(1−y)+x>y−x
かつ
x+(y−x)>1−y


<y<x+
 かつ x<

この領域の面積は、
(よって、三角形ができる確率は、


鋭角三角形になる条件は、

(y−x)2+(1−y)2>x2
かつ
(1−y)2+x2>(y−x)2
かつ
2+(y−x)2>(1−y)2

2y2−2xy−2y+1>0
かつ
2xy−2y+1>0
かつ
2x2−2xy+2y−1>0

この領域の面積は、
log2−1

三角形ができたとき、鋭角三角形となる確率は、


log2−1)/
=12log2−8(≒0.318)

(e>2.7を用いて評価するとすれば以下の通り)

12log2−8>=<
log2>=< 17
24

2>=<e17/24

16777216=224>=<e17

ここでe17>2.717=21536940.・・・より
24<e17⇔ 12log2−8<

よって鈍角三角形となる確率の方が大きい・・・【答】


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