◆広島県 清川 育男さんからの解答。
【問題1】
最小手順かどうか自信がないのですが、一応出来ました。
1)おけ>4升
2)4升>7升
3)おけ>4升
4)4升>7升
5)7升>おけ
6)4升>7升
7)おけ>4升
8)4升>7升
9)おけ>4升
10)4升>7升
11)7升>おけ
12)4升>7升
13)おけ>4升
14)4升>7升
15)おけ>4升
以上15手で、7升のマスに6升、4升のマスに4升、計10升量れる。
最小手順が見つかりました。
1)おけ>7升
2)7升>4升
3)4升>おけ
4)7升>4升
5)おけ>7升
以上5手で、7升のマスに7升、4升のマスに3升、計10升となります。
【問題2】
迷路の問題を解くときの「左手の規則」で一応解けました。
1)おけ>23升
2)23升>15升
3)15升>おけ
4)23升>15升
5)おけ>23升
6)23升>15升
7)15升>おけ
8)23升>15升
9)15升>おけ
10)23升>15升
11)おけ>23升
12)23升>15升
13)15升>おけ
14)23升>15升
15)おけ>23升
16)23升>15升
17)15升>おけ
18)23升>15升
19)15升>おけ
20)23升>15升
21)おけ>23升
22)23升>15升
23)15升>おけ
24)23升>15升
25)おけ>23升
26)23升>15升
27)15升>おけ
28)23升>15升
29)15升>おけ
以上29手で23升のマスに3升入っている。
最小手順には、再挑戦します。
【問題3】
最も単純化して、「1升ます」、「χます」で考える。
1とχは互に素である。
1升から(1+χ)升まではかれる。
「2升ます」と「3升ます」、
「2升ます」と「5升ます」と互いに素の場合も上記のことが可能です。
したがって「Aます」と「Bます」では、1升から(A+B)升まではかれると思います。
【コメント】
問題1〜3とも正解です。
実は試行錯誤を使わなくとも、計算で解くことが可能です。
問題3は「互いに素な2つの自然数に対する極めて有名な定理」を用いて示すことができます。
もちろん問題3が解ければ1,2は簡単ですが・・・。
◆広島県 清川 育男さんからの解答。
【問題2】
23−15=8
8+8=16
16−15=1
1+8=9
9+8=17
17−15=2
2+8=10
10+8=18
18−15=3
8>16>1>9>17>2>10>18>3
結果的には最小手順になっていたのでしょうか。
【コメント】
たぶん最小手数ではないかと思います。
解は他にもあるかもしれませんが。
私は23×2−15×3=1なので
23−15+23−15−15=1
を3回、繰り返して考えました。
◆静岡県 ヨッシーさんからの解答。
【問題3】
仮にA>Bとします。
A、2×A、3×A、・・・B×Aについて考えます。
これらをBで割った余りを考えると、AとBは互いに素なので、0〜B−1の数が、1つずつ現れます。
たとえば、量りたい量(B未満)が、(t×A)÷Bの余りであった場合、
おけ→A、
A→B(をAが空になるまで繰り返す)、
Bが一杯になったらおけに返す
をt回繰り返すことによって、量ることが出来ます。
また、これにBを加えることにより、1升からA+B升までの1升きざみの量を量ることが出来ます。
また、Bで汲みながら、Aに移していくという逆の手順もあり得ます。
最短手順かどうかは、上のtがどちらの方が小さいかで決まりそうです。
(確認していません)
【コメント】
これは「鳩の巣箱の原理」の応用ですね。
実際の方法を構成しているのがすばらしいです。
私はA,Bが互いに素であるから、
mA−nB=1となる整数m,nが存在する。
つまり1升を量ることができるといった証明を考えていました。
最短手数かどうかはまた別の問題でしょう。
◆宮城県 斉藤 誠さんからの解答。
【問題1】
トウィーディーによって考案されたグラフを使って求める方法がありました。
(升と升が同じ漢字なので便宜上L(リットル)升にしました)
図1のように7L升にある油の量と4L升にある油の量、全体の量をグラフ上に表します。
X軸に平行に座標が移動することは、7L升の量が変わらないこと、つまり4L升の油を捨てたり汲んだりする事に相当します。
Y軸は同じく7L升の油を捨てたり汲んだりする事です。
斜めのピンク線は全体の油の量を表しているので、この線上の移動は升から升への油の移動を表します。
図の矢印方向は7L升から4L升に移動することです。
油の移動はどちらかの升が一杯になるか、空になるかのどちらかですので一気にグラフの端から端に移動します。
図2は全体の量が10Lになるところ、◎のところまでの手順です。
どちらも空の状態(0,0)から矢の順に
7L升に汲む(全量7L)
7L升から4L升に移動(全量7L)
4L升を捨てる(全量3L)
7L升から4L升に移動(全量3L)
7L升に汲む(全量10L)
で(3、7)合計10Lになります。
反対に、始めに4L升を一杯にすると手順が多くなりますが◎の右斜め下の点に行き着きます。
(4、6)になります。
【問題2】
図が大きくなるのと、清川さんと全く同じ結果になりますので省略します。
反対方向には、15L升側から量ると15L升の方に
7>14>6>13>5>12>4>11>3
と残りますが、かなり手順が増えます。
【問題3】
升が公約数を持つ場合は(0,0)から始めて公約数の座標だけを通過するが(差が公約数の倍数になる)、升が互いに素であれば必ず全ての地点を通るので升の和の量まで量ることが出来ます。
「数学アイディアパズル」(BULUE BACKS S63年)を参考にしました。
「油わけ算」には全体の量を第3の升に置き換えてグラフを作ることが出来ます。
(というより、本にはこの「油わけ算」の問題がでていました)
なかなか巧妙な方法で関心しました。
参考にしてください。
【コメント】
この図を見れば、一目瞭然といった感じです。
それにしても、問題3の証明は鮮やかですね。
◆福井県の中学校3年生 ikueさんからの解答。
おけ→7升
7升→4升
4升→おけ
7升→4升
おけ→7升
◆栃木県の中学校3年生 さと さんからの解答。
おけ→7,7→4、4→おけ、7→4,おけ→7
<感想>
すごく難しかったです。
適当にやったらできてしまったと言う感じでした。
【コメント】
こんな問題は最初は勘で解いてもOKです。
答えがでたら、なぜそうなったかもう一度振り返ってみるとよいですね。
7−4=3とか3+7=10とかいろいろな性質を利用していることがわかると思います。
◆石川県の中学校2年生 ikumi さんからの解答。
【問題1】
おけ→7升
7升→4升
4升→おけ
7升→4升
おけ→7升
◆東京都 まーしー さんからの解答。
【問題1】
おけ→7升を(1)
7升→4升を(2)
4升→おけを(3)とすると
(1)(2)(3)(2)(1)の5手にて10升となる
【問題2】
おけ→23升を(1)
23升→15升を(2)
15升→おけを(3)とすると
(1)(2)(3)(2)(1)(2)(3)(2)(3)(2)
(1)(2)(3)(2)(1)(2)(3)(2)(3)(2)
(1)(2)(3)(2)(1)(2)(3)(2)(3)
の29手にて3升となる
【問題3】
おけ→A升を(1)
A升→B升を(2)
B升→おけを(3)とすると
(A>B)
(1)(2)(3)(2)とし、Aが空になるまで(3)(2)を繰り返し、Aが空になったらまた(1)からの手順をすることで、
1からA+Bまですべて網羅できる。
◆岐阜県の中学校3年生 そらとぶざぶとん さんからの解答。
【問題1】
まず、「7升」の方に油を入れ、「4升」の方に「7升」から油をいれ、「7升」の方に「3升」残る。
「4升」の方の油を捨て、「7升」の方に残った「3升」の油を「4升」の方に入れる。
そして、「7升」に油を入れれば、「10升」の油がはかれる。
◆愛知県の高校生 HN青山亮 さんからの解答。
【問題1】
1.おけ→7升
2.7升→4升
3.4升→おけ
4.7升(中身は3升)→4升
5.おけ→7升
以上5手です。
◆愛知県の中学校3年生 ユリ さんからの解答。
おけ→7升
7升→4升
4升→おけ
7升→4升
おけ→7升で、合計10升になる。
◆岩手県の中学校2年生 JUN さんからの解答。
15手
0-オケ 4-4升 7-7升
0>4、4>7、0>4、4>7、7>0、
4>7、0>4、4>7、0>4、4>7、
7>0、4>7、0>4、4>7、0>4
◆愛知県の中学校2年生 高橋 大志 さんからの解答。
◆神奈川県の小学生 SYUYA BUNDO さんからの解答。
適当にやってたら、ひらめきました。
おけ→7升
↓
7升→4升
↓
4升→おけ
↓
7升→4升
↓
おけ→7升
◆新潟県の中学校3年生 si さんからの解答。
【問題2の手順】
お→桶の事です。
23→23升のますのこと
15→15升ますのこと
お→23
23→15
15→お
23→15
お→23
23→15
15→お
23→15
15→お
23→15
お→23
23→15
15→お
23→15
お→23
23→15
15→お
23→15
15→お
23→15
お→23
23→15
15→お
23→15
お→23
23→15
15→お
23→15
15→お
という手順だとできます。
まず15升ますに1をつくってその後また同じ手順で1を作ります。
それを繰り返せば3をつくれます。