『サイコロによる無作為選択』解答


◆東京都 梟 さんからの解答。

不可能。

5個の中から重複を許さずに2個選ぶ方法は
5×4÷2=10通り

さいころを3回振るとき6×6×6通り。

さいころを3回振って5個の中から二つ無作為に選ぶということと、6×6×6通りの組み合わせを10通り に分類することは同値。

6×6×6は10の倍数ではないので、不可能。


◆出題者のコメント

申し訳ありません。
梟さんのご指摘のように、無作為(等確率)では不可能でした。

1の目と6の目を1、2の目と5の目を2、3の目と4の目を3とすると、3回振れば3種類から重複を許して3数を選ぶ組み合わせ。
この組み合わせの各パターンは、5個の数から重複を許さず3数を選ぶ組み合わせの各パターンと1対1対応する。
よって、5個の数から重複を許さず2数を選ぶ組み合わせの各パターンとも1対1対応する。
それ故、1番目の組み合わせの各パターンより、一意に3番目の組み合わせの各パターンは得られます。

ところが、そもそも1番目の組み合わせの各パターンは等確率ではありませんでした。
1対1対応することから、1番目の組み合わせの各パターンも等確率であるものと大きな勘違いをしていました。

出題者として、ご迷惑をお掛けしたことを深くお詫びします。


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