『球、楕円、円に関する諸問題』解答


◆石川県 迷える羊 さんからの解答。

【問題1】

粘土の窪みの底からの高さをt、その位置での断面の円の半径をrとすると、

2+(5−t)2=52

窪みの一番上での半径は3だから、
 0≦t≦1

求める容積は、

V= 1

0
(πr2)dt
 = 1

0
π(10t−t2)dt
 = 1

0
π(5t2
3)
 = 14
π

【問題2】

地球の自転と公転は、共に左回りであるので、366回。

【問題3】

楕円の中心を原点、長径軸をx軸、短径軸をy軸にすると、楕円の方程式は、

(
100
)2+(
80
)2=1

x軸から45度の線の方程式は、x=y だから、
この2つの図形の交点をA(a,a)とすると、

16a2+25a2=4002

a= 400

よって、原点から点Aまでの距離は、

a≒88.3mm

【問題4】

直径6の円の中心を点O(0,0)、
直径4の円の中心を点A(1,0)とする。

直径6の円の方程式は、
 x2+y2=32

直径4の円の方程式は、
 (x−1)2+y2=22

直径4の円に外接し、直径6の円に内接する直径2の円の中心を
点B(bx,by)とすると、
点Bと点Aの距離は、2つの円の半径の和と等しいから

 (bx−1)2+by2=(2+1)2

点Bと点Oの距離は、2つの円の半径の差の大きさと等しいから

 bx2+by2=(3−1)2

2つの式を連立方程式として計算すると、

 bx=−2、by=0

さらに、直径4の円と直径2の円に外接し、直径6の円に内接する円の半径をr、
中心を点C(cx,cy)とする。

先ほどと同様に考えると、

 (cx−1)2+cy2=(2+r)2・・・(1)

 (cx+2)2+cy2=(1+r)2・・・(2)

 cx2+cy2=(3−r)2・・・・・・・(3)

(1)、(3)より、
 2cx−1=−10r+5
 cx=3−5r・・・・・・・・・・・・・・・・・(4)

(2)、(3)より、
 4cx+4=8r−8
 cx=2r−3・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)

(4)、(5)より、
(4)、(5)より、r=

求める円の直径は、 12


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