『循環小数』解答


◆東京都の高校生 もやし さんからの解答。

条件Qから、
を小数で表すと、
A.pqr……pqr……
(ただしこれは数字の並びを表し、『.』は小数点で、A,p,q,r,……は全て自然数)

と表せ、pqr……の部分は、iの最小値であるm個の数字で循環する。

従って、

×10m=Apqr…….pqr……
これと、

=A.pqr……pqr……から、

(10m−1)=Apqr……−A

これの右辺をPとおいて、両辺をa倍すると、
b(10m−1)=aP …※1
∴10m aP
+1 …※2

ここで、
が既約分数になるので、

aとbが互いに素であることと、等式※1が成り立つことから、
Pはbの倍数であり、 aP
は自然数になることがわかる。

よって、等式※2は自然数kを用いて
10m=ak+1と表せる。

従って、10mをaで割ったときの余りはbに依らず1になる。

証明終

循環小数→分数の作業を文字のままやったらできました。


 『循環小数』へ

 数学の部屋へもどる