◆静岡県 ヨッシー さんからの解答。
【問題1】
図のように、長方形の辺で次々に折り返し、鏡像を作ります。
Aを原点として、AD方向をx、AB方向をyとし、
各頂点を(x,y)の形で表します。
例えば、
B1:(2,1)、B2:(4,1)、B3:(2,3)、B4:(4,3)です。
この時、原点から、各頂点を結んだ線分が、辺と交わる回数が反射した回数になります。
B1 は1回、B2 は3回、B3 は3回、B4 は5回です。
一般に、点B(x,y) は、
x(>0)は偶数、y(>0)は奇数、x と y は互いに素であり、このとき光線は、
x+y-2 回反射します。
そして、AB:BC=x:yであれば、
45度の角度で発した光線がちょうど点Bを通ることになります。
5回の反射でBに達するには、
x+y-2=5 つまり、x+y=7 であり、そのようなBの座標は、
(2,5)、(4,3)、(6,1) です。
(マイナス側にも存在しますが、対称ですので、省略します)
x:yが0.5以上2未満になるのは、
(4,3) の時だけです。
答え:AB:BC=4:3
【問題2】
問題1と同様に鏡像を作り、Aを原点とし、
AD方向をx、AB方向をy、AE方向をzとすると、
Bの座標(x,y,z)は、
x(>0)は偶数、y(>0)は奇数、z(>0)は偶数であり、x,y,z のどの2数も互いに素
であり、このとき光線は、
x+y+z-3 回反射します。
以上より、x+y+z-3 は必ず偶数になるので、奇数回の反射で光線がBに達することはありません。
証明終わり