『コイン投げ』解答


◆東京都 T.Kobayashi さんからの解答。

【問題1】

3
10
.

【問題2】

THH.

【問題3】

HHH: 14回; HHT: 8回


◆山梨県 Footmark さんからの解答。

【問題1】

一度〔TT〕となった後は、必ず〔TTH〕が〔HHH〕より先に実現します。
すると、求める確率は、〔TT〕となる前に〔HHH〕となる確率です。

〔T〕となってから、〔HHH〕が〔TTH〕より先に実現する確率を、P(T)とすると、

P(T) = P(T)
P(T)


∴ P(T) =

ところで、

求める確率 = P(T)
P(T)
P(T)

7・P(T)+1

よって、求める確率 =
10

【問題2】

〔THH〕は、一度〔T〕となった後は、必ず〔HHH〕より先に実現します。
それ故、〔THH〕のときは、最初から〔HHH〕となる確率であるため、
です。
〔THH〕以外は、どれも
にはなりません。

よって、〔XXX〕は〔THH〕です。

【問題3】

E(?)を〔?〕となる期待値とします。

〔HHH〕の期待値

コイン投げE(HH)回で〔HH〕となりますが、
次のコインがHなら、{E(HH) +1}回で〔HHH〕となり、
次のコインがTなら、{E(HH) +1+E(HHH)}回で〔HHH〕となります。

∴ E(HHH) = E(HH) +1
E(HH) +1+E(HHH)
∴ E(HHH) = 2{E(HH) +1}

E(H)=2 より、

E(HHH)=2+2+2=14

【答え】〔HHH〕の期待値 =14回

〔HHT〕の期待値

コイン投げE(HH)回で〔HH〕となりますが、
次のコインがHなら、{E(HH) +1+E(T)}回で〔HHT〕となり、
次のコインがTなら、{E(HH) +1}回で〔HHT〕となります。

∴ E(HHT) = E(HH) +1+E(T)
E(HH) +1
E(HH) +1 E(T)

E(HH)=2+2 , E(T)=2 より、

E(HHT)=2+2+1+1=8

【答え】〔HHT〕の期待値 =8回


◆出題者のコメント。

T.Kobayashiさん、Footmarkさん、素早い解答ありがとうございます。

このコイン投げについていろいろと考えてみたことがありました。
HHH から TTT までどれも出る確率は 1/8 というところで止まらずに、ちょっとだけ突っ込んで考えてみると面 白いと思ったのですがどうでしょうか?
3種類での対戦 (例えば HHH 対 HTT 対 THT でそれぞれが1位になる確率)を考えるのもなかなか面白いで す。

問題3の期待値についてはhttp://beetama.com/prob/probtop.html の『コインで遊ぶ』でも少し扱っていま す。
よろしければご覧下さい。


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