『高校生からの挑戦状Part4』解答


◆山梨県 Footmark さんからの解答。

【問題1】

∠ADBが∠ACBの半分になることは起き得ません。

【証明】

△ABDは∠ABDが直角の直角三角形ですから外心はADの中点Oです。
すると、円周角と中心角の関係より∠ADBは∠AOBの半分です。

 

そこで、△AOBの外接円を考えると∠AOBは弦ABが張る円周角です。
ですから、、その外接円が点Cを通れば、∠ADBが∠ACBの半分となります。

ところが、点Cも点Oも△ABDの辺の中点です。

よって、中点連結の定理より∠OCDは∠ABCに等しく直角、故に∠OCBも直角です。

また、ADとBDは三角形の2辺のため明らかに平行ではありません。
ですから、∠OABも∠AOCも直角ではありません。

∴ ∠OAB+∠OCB≠2直角 かつ ∠ABC+∠AOC≠2直角

よって、四角形ABCOの外接円は存在せず、
∠ADBが∠ACBの半分になることは起き得ません。


◆宮城県 甘泉法師 さんからの解答。

【問題1】

∠ADC=θとおくと題意の関係は
cotθ=2cot(2θ)となります。

cotθ=xと記し右辺の三角関数を変形し、式は
x= 2 -1

x2=x2 -1
0=-1

よって題意の関係は満足できない。


◆東京都 由釜与祢弥 さんからの解答。

【問題1】

存在しない。

条件を満たすとき AC=BC であるが、
∠ACB=0°となり、三角形ABC はもはや三角形ではない。


◆宮城県 甘泉法師 さんからの解答。

【問題2】

∠AEC=θとおくと題意の関係は

3cot(3θ)-cotθ=0

cotθ=xとおき右辺は

 3cot(3θ)-cotθ
3x(x2-3)
3x2-1
-x
x{3(x2-3)-(3x2-1)}
3x2-1
-8x
3x2-1

0になるのはx=0つまりθ= π
2
だが、これは不適解。

よって題意の点Eは存在しない。(終)

【コメント】

より一般化して

0<θ< π
2
, p>0において

f(p) = pcot(pθ) - cotθ をpで微分し

f’(p) = cot(pθ) + θ cosec2(pθ)>0

よってf(p)は単調増加

f(0+)= 1
θ
-cotθ=tanθ-θ
θtanθ
>0

なので f(p)>0

よって f(p)≠0


◆出題者のコメント。

宮城県 甘泉法師 さんへのコメント

正解です!!
答えてくださってありがとうございます。


◆愛知県 Y.M.Ojisan さんからの解答。

【問題2】

 

tan(θ)は0〜π/2の範囲で下に凸である。
従ってtan曲線上の2点(原点と3θ)を結ぶ線分はtan曲線の下にはない。

よって、その 1
3
に位置する点(θ, tan(3θ)
)は
tan曲線上の点(θ,tan(θ))よりθ≠0において常に上にある。

つまり、tan(θ)< tan(3θ)
である。

この式は甘泉法師さんのcot(θ)>3cot(3θ)と同じである。
よって、θ=0を除いて解は存在しない。

倍数3が一般に1より大きい実数であっても同じであることは上図より明快である。


◆福岡県 micky さんからの解答。

【問題1】

∠CAB=a ∠ACB=2b ∠CDA=b ∠CAD=c とおくと、

a+2b=90 a+b+c=90 より、a+2b=a+b+cとなり、
2b=b+cとなる。

よって、b=c

だから、CD=CA=CB となるが、これは、直角三角形ABCに矛盾する。
(CA=CB ではない。)


◆石川県の中学校3年生 Moo さんからの解答。

【問題1】

結論;問題の条件を満たす∠ACBは存在しない。

〔証明〕

BC=DCより,直径BD,中心Cである円Pを描くことができる。
∠ABD=90°より点Aは円Pの点Bにおける接線上にあり,また点Bと異なる。…(1)

∠ADB= 1
2
∠ACBより点Aは円P上にある。…(2)

しかし,(1)と(2)を同時に満たす点Aは存在しない。
したがって,問題の条件を満たす点Aをとることはできないので∠ACBは存在しない。
ゆえに,結論が成り立つ。

【問題2】

結論;問題の条件を満たす∠ACBは存在しない。

〔証明〕

∠ACB=3∠AEB=3θ,EB=3CB=3αとおくと

AB=3αtanθ
AB=αtan3θ

と表せる。
ただし,0<3θ< π
2
より
2
<cosθ<1である。…(1)

よって、この2式より
3αtanθ=αtan3θ

α>0より,両辺αで割ってから2乗して

9tan2θ=(tan3θ)2

9( 1
cos2θ
−1)= 1
(cos3θ)2
−1

9( 1
cos2θ
−1)= 1
{3cosθ−4(cosθ)3}2
−1

9( 1
cos2θ
−1)= 1
9(cosθ)2−24(cosθ)4+16(cosθ)6
−1

ここで cos2θ=βとおくと
9( 1
β
−1)= 1
9β−24β2+16β3
−1

これを解くと
β= 5
8
,β=1

よって、
cosθ=±
4
,cosθ=±1

しかし、いずれも(1)を満たさない。

したがって、問題の条件を満たすθは存在しない。
ゆえに、結論が成り立つ。


 『高校生からの挑戦状Part4』へ

 数学の部屋へもどる