『0&1四面体』解答


◆滋賀県 ippei さんからの解答。

4つの数を10進数で0、1、2、3と表すと、
0000ができるのは201と並ぶときである。

n桁の数で連続した3桁はn-2箇所できる。

したがってどこにも201ができない確率は
(1− 1
27
)n-2

よって求める極限はlog( 26
27
)


◆山梨県 Footmark さんからの解答。

解答といっても途中までですが、あしからず。

ippeiさんにならって、正四面体の各面にある数字を10進数で表し、0,1,2,3とします。

この問題はサイコロを振るのとは違い、同一面が連続しない特徴があります。
最初、0の面が底面にあることを考慮すると、201が数列に存在する場合の数は以下となります

3回なら明らかに、201 の1通り。

4回なら次の5通り。
(201?のとき3通り) 2010 , 2012 , 2013
(?201のとき2通り) 1201 , 3201

5回なら次の22通り。
(201??のとき9通り) 20101 , 20102 , 20103 , 20120 , 20121 , 20123 , 20130 , 20131 , 20132
(?201?のとき6通り) 12010 , 12012 , 12013 , 32010 , 32012 , 32013
(??201のとき7通り) 10201 , 13201 , 20201 , 21201 , 23201 , 30201 , 31201

ですから、201がどこにも存在しない確率は、
n=3のとき、1−
3
n=4のとき、1−
4
n=5のとき、1− 22
5
となり、ippeiさんが示された (1−
27
) n-2 とは違うようです。

201が数列の複数箇所に存在するとき、それを重複して数えてよいのなら、n回転がして201が存在する場合の数Qnは以下になります。

ところが、この式はn≧6のときは重複して数えているので、正しいQnを上回っています。

正しいQnさえ得ることができれば、
1−Pn=1− n
n
より、答えも出せる筈ですが、ここから先に進めません。^^;


◆大阪府 macsyma2e さんからの解答。

qn=1-pn and
rn=事象「 n回後の列に‘100001’が存在せず、n回目の数字が‘10’である 」の確率 for all n∈{0,1,...}
とおくと、
q n+1 =q n -r n-1 ×( 1
3
)2 and

r n =(q n-1 -r n-1 )×( 1
3
) for all n∈{1,2,...}

従って、
27×qn+2-18×qn+1-9×qn+qn-1=0 for all n∈{1,2,...}
が成立するので、27x3-18x2-9x+1 の3根が
2
9
+ 2
9
× ×cos( 1
3
×Arccos( 43
338
× ))、

2
9
+ 2
9
× ×cos( 1
3
×(2×π±Arccos( 43
338
× ))).

であることに注意して、

 求める極限値
2
9
+ 2
9
× ×cos( 1
3
×Arccos( 43
338
× )).


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