『今週の問題』第84回 解答


◆広島県 清川 育男 さんからの解答

【問題1】

結果はこちらです。

【問題2】

        A  B  C  D  E  F  G  H  I
     1) 1  9  6  8  2  4  5  7  3 
     2) 1  9  8  6  4  2  5  3  7 
     3) 1  6  9  5  2  7  8  4  3 
     4) 1  8  9  5  4  3  6  2  7 
     5) 2  9  7  6  5  1  4  3  8 
     6) 2  7  9  4  5  3  6  1  8 
     7) 3  7  4  8  2  6  5  9  1 
     8) 3  4  7  5  2  9  8  6  1 
     9) 3  8  7  5  6  1  4  2  9 
    10) 3  7  8  4  6  2  5  1  9 
    11) 4  9  3  8  5  1  2  7  6 
    12) 4  3  9  2  5  7  8  1  6 
    13) 6  7  1  8  5  3  2  9  4 
    14) 6  1  7  2  5  9  8  3  4 
    15) 7  3  2  6  4  8  5  9  1 
    16) 7  2  3  5  4  9  6  8  1 
    17) 7  6  3  5  8  1  2  4  9 
    18) 7  3  6  2  8  4  5  1  9 
    19) 8  3  1  6  5  7  4  9  2 
    20) 8  1  3  4  5  9  6  7  2 
    21) 9  2  1  5  6  7  4  8  3 
    22) 9  4  1  5  8  3  2  6  7 
    23) 9  1  2  4  6  8  5  7  3 
    24) 9  1  4  2  8  6  5  3  7
プログラムを組んで解きました。

【おまけの問題】

もし与式が収束して極限値を持つとした場合その極限値をSとする。

 S=1+SQRT(1+S)
 S2−3S=0
 S(S−3)=0

 S>0であるから S=3

収束条件がわかりません。
40項までコンピュータで計算したところでは間違いはないと思いますが、、、。


◆大阪府 上原 宏之 さんからの解答

【問題1】

a〜i の和は45.
よって
a+b+c=d+e+f+=g+h+i=15

1から9を使って和が15となる組み合わせは以下のの8通り

(1,5,9)(1,6,8)(2,4,9)(2,5,8)
(2,6,7)(3,4,8)(3,5,7)(4,5,6)

ここで 題意を満たすのは
(1,5,9)(2,6,7)(3,4,8)・・・パターンT

もしくは
(1,6,8)(2,4,9)(3,5,7)・・・パターンU

を使ったとき。

よって
 1+5+9=2+6+7=3+4+8

もしくは
1+6+8=2+4+9=3+5+7

【問題2】

ACD,BEF,GHIを頂点とする三角形を問題1のパターンTを使って作るなら
ABG,CEH,DFIを頂点とする三角形はパターンUを使うことになる。

すると、DEGを頂点とする三角形は 和が15となる8つの組み合わせのうち、パターンT、Uで使わなかった
(2,5,8)か(4,5,6)を使い、作ることになる。

ここで DEGを(2,5,8)を使って 作ってみる。

適当に D=2 E=5 G=8 とする。
D=2より Aは 三角形ACDはパターンTを使うので、6か7となるが、
三角形ABGをみたときにA=7とすると、B=0となり不可。
よって、A=6 となる。
ここまで出きると 後は和が15を使ってどんどん埋まっていく。

A=6よりC=7.
三角形AGBをみると残りのB=1.
三角形BEFにおいて残りのF=9
三角形CEHでは残りのH=3.
三角形GHIでI=4

よって
(A,B,C,D,E,F,G,H,I)=(6,1,7,2,5,9,8,3,4)

ちなみに、三角形DEGを(4,5,6)を使ったときも出来ました。


◆石川県 平田 和弘 さんからの解答

【問題1】

1+6+8=2+4+9=3+5+7
1+5+9=2+6+7=3+4+8
2,5,8を1辺に集める(2+5+8にする)とできない。

【問題2】

A=1、B=9、C=6、D=8、E=2、F=4、G=5、H=7、I=3

4つの小さな二等辺三角形
 A+C+D=1+6+8=15
 B+E+F=9+2+4=15
 D+E+G=8+2+5=15
 G+H+I=5+7+3=15

3つの大きな二等辺三角形
 A+B+G=1+9+5=15
 C+E+H=6+2+7=15
 D+F+I=8+4+3=15

【問題2】

プログラムにより求めました。

A B C D E F G H I
1 6 9 5 2 7 8 4 3
1 8 9 5 4 3 6 2 7
1 9 6 8 2 4 5 7 3
1 9 8 6 4 2 5 3 7
2 7 9 4 5 3 6 1 8
2 9 7 6 5 1 4 3 8
3 4 7 5 2 9 8 6 1
3 7 4 8 2 6 5 9 1
3 7 8 4 6 2 5 1 9
3 8 7 5 6 1 4 2 9
4 3 9 2 5 7 8 1 6
4 9 3 8 5 1 2 7 6
6 1 7 2 5 9 8 3 4
6 7 1 8 5 3 2 9 4
7 2 3 5 4 9 6 8 1
7 3 2 6 4 8 5 9 1
7 3 6 2 8 4 5 1 9
7 6 3 5 8 1 2 4 9
8 1 3 4 5 9 6 7 2
8 3 1 6 5 7 4 9 2
9 1 2 4 6 8 5 7 3
9 1 4 2 8 6 5 3 7
9 2 1 5 6 7 4 8 3
9 4 1 5 8 3 2 6 7

(感想)

上記がすべてかどうかは検証する術がありませんが、確かに最初解答した答えもこの中にはあります。
最初作成したプログラムではまる1日(24時間)たっても検索終了しませんでした。
それから、2日間アルゴリズムを改良して3時間足らずで検索終了できるようになりました。


◆愛知県 Y.M.Ojisan さんからの解答

【問題2】

 8   1     
3 4 5 9
      6  
  7 2
【感想】

さすがアインシュタイン!とても美しい。
1減じて、3進数の各位ごとに考えれば良いことに気が付いたので、結構エレガントに解けた。

【おまけの解答】

【概略解】

エレファントにしか解けず、書くのが大変なので大筋だけ。

  1. F(m,n)=√(1+m√(1+ 。。 √(1+n))。。)を定義
    m>0,n>1

       

  2. F(m,n)はn方向に単調増加(自明)と
    √(1+x)<1.5√xを用いて 有界性証明

  3. 以上よりF(m,∞)=f(m)の存在を言う

  4. 漸化式 f(m)2=1+m*f(m+1)を満たす1解に
    f(m)=m+1があることを言う。

  5. f(m)はmのオーダーを証明

     

  6. その他の(4)の解が、「f(m)>1」 および
    「f(m):m」のオーダーの条件に合わないことを証明
以上より問題の m=2,n=∞ の場合は3である。

【感想】

このような複雑な式が、一般的(mで)に整数に収束するとはとても面白い。


◆神奈川県 いわし さんからの解答

【問題2】

または

または

という魔方陣を作ればよく、3×3の魔方陣は本質的に

の1通りで、回転・裏返しを考えて8通りですから、
全部で24通りの答えがあることになります。

【問題3】

x≧0, n≧0, a≧0, kを負でない整数として

f(k) = (x+kn)+(n+a)

とおきます。

 f(k)2
= (x+kn)2+2 (n+a) (x+kn)+(n+a)2
= a (x+kn)+(n+a)2+(x+kn) f(k+1)より

 

です。これを

f(0) = x+n+a

に再帰的に代入すると

 

ここでx=2, n=1, a=0とおけば、
(与式)=3を得ます。

次の関係式も、ラマヌジャンが発見したものだそうです。

 


◆滋賀県 CsR さんからの解答

【問題2】

AからIまでの総和は45であること、そしてそれぞれ9以下の異なる自然数であることから、足して15になる組み合わせを考える。

まず、1、2,3はそれぞれ別の組に入ることは自明。

<1の組>
1+5+9 →a
1+6+8 →b
<2の組>
2+4+9 →c
2+5+8 →d
2+6+7 →e
<3の組>
3+4+8 →f
3+5+7 →g
以上の組み合わせが考えられる。
同じ数が入らない組み合わせは、aとeとfの組、そして、bとcとgの組であることがわかる。

よって、

1+5+9
=2+6+7
=3+4+8
=15

また、

1+6+8
=2+4+9
=3+5+7
=15ということがわかった。

ここで、問題の図を式であらわすと、

 A+B+G
=C+E+H
=D+F+I
=15 →@

 A+C+D
=B+E+F
=G+H+I
=15 →A

 D+E+G=15 →B
となり、先ほど求めた組み合わせに@かAのどちらかがそれぞれ入ることになる。

照らし合わせると、
まずA=1、E=2、I=3であることがわかるので、

@より、
B+G=14
C+H=13
D+F=12

Aより、
C+D=14
B+F=13
G+H=12

Bより、
D+G=13

が成立。これを連立方程式(ひとつ余計だけど)として解くと、

A=1
B=9
C=6
D=8
E=2
F=4
G=5
H=7
I=3
が求められる。
これを図に挿入すれば、答えになる。


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