今回は多数の方から面白い回答をいただきました。
とても全ては掲載できないので、ご容赦ください。
◆兵庫県の中学校3年生 Mr GOLD さんからの解答
【問題1】
1+2+・・・+11+12=78
2分割であるから、
78÷2=39
実は13の倍数にするための切り方は、図1のどれかで切るしかない
よって、答えは3と4の間、9と10の間
【問題2】
同様に3分割にするには
1本目2と3の間、10と11の間
2本目4と5の間、8と9の間
さらに6分割にするには、図1の点線どおりに切ればよい
【問題3】
1:2に分けるには、
2と3の間、11と10の間で切るか、
4と5の間、8と9の間できるか、の2通りである
【おまけ1】
長針が1分間に進む角度 6度
短針が1分間に進む角度 0.5度
[1]長針が3と4の間に来るとき
90÷(6−0.5)=16 |
4 ―― 11 |
よって答えは、9時16 |
4 ―― 11 | 分 |
[2]長針が3と4の間に来るとき
270÷(6−0.5)=49 |
1 ―― 11 |
よって答えは、3時49 |
1 ―― 11 | 分 |
【おまけ2】
いろいろ考えてみたけれど、これしか思いつきません
11の間の1と1の間から3と4の間
これしかありません
◆京都府 sambaGREEN さんからの解答
【問題1】
1から12までの和は78であるから,
78÷2=39
分割された文字盤の少なくとも一方は連続した整数の和となるから,
連続した整数の和が39になるものを探す。
39=3×13または1×39であるから,
3を中心に13整数の和,
13を中心に3整数の和,
1を中心に39整数の和,
39単独の4通りが考えられるが,条件を満たすのは,
−3,−2,−1,0,1,2,3,4,5,6,7,8,9から
−3,−2,−1,0,1,2,3(和は0)を除いた
4,5,6,7,8,9 だけ。
したがって,3と4,9と10のあいだで分ければよい。
【おまけ問題】
長針と短針でこのようになるのは,3時台と9時台。
3時台のとき,
(180+90)÷(6− |
1 ―― 2 | )= |
540 ―――― 11 |
9時台のとき,
(270−180)÷(6− |
1 ―― 2 | )= |
180 ―――― 11 |
3時49 |
1 ――― 11 | 分,9時16 |
4 ――― 11 | 分 |
【問題2】
78÷3=26だから,
26=2×13または1×26で,
問題1と同様に,4通りのうち条件を満たすのは,
−4,−3,−2,−1,0,1,2,3,4,5,6,7,8から
−4,−3,−2,−1,0,1,2,3,4(和は0)を消した
5,6,7,8だけ。
よって,4と5,8と9の間で分ければよいが,もう1つの分割は連続した整数では不可能であり,
12と1を含む26になる組合せは,
11,12,1,2しかない。
また,6分割は,連続した2数の和が13(=78÷6)になるのは6,7だけで,以下自動的に決定する。
【問題3】
3分割の2本の線のうち1本だけ(青または赤)を引けば,
1:2に分割される。
しかし、10または11または12の文字を
12=1+2のような分割を許すと、いずれを分割した場合も全体の和は9減少するから
23(=26−3)を作ればよい。
パズル的な問題であるので、結果のみ示す。
【おまけ問題】
10,11または12の文字を1と0,1と1,1と2のような分割を許すとすると,どれを分割した場合も全体の和は9減少するので
23(=26−3)を作ればよい。
以下結果のみ。
◆大阪府 mitsu さんからの解答
【問題1】
1から12までの数字をたすと78になるので,
2つに分けたそれぞれの和は39です.
2つのうち少なくとも1つは連続した数字を加えて
39にならないといけません.
1から8まで足すと36になります.
希望する39にあと3足りません.
次の数字は9ですから,それを足すと今度は6多くなります.
1から3まで足すとちょうど6になりますので.求める分け方は,
4から9までと10から3までを含むように文字盤を分ければよいことになります.
【問題2】
同じように考えると,今度の場合は1つの部分が26になるようにすればいいことになります.
10,11,12の合計は33で,各部分の合計が26ですから,これらの3つの数字は,2つと1つに分かれます.
(単独1つではもちろん26になりませんので考慮の必要はありません.)
(10,11)と12でわけると12のほうはあと14ですが,
1から加えた数字の合計は14になりません.
10と(11,12)でわけると(11,12)のほうはあと3ですので,
1と2でちょうど26になります.
その続きは,3から連続にたしていくと7まで足したところで25になり,次の8を足すと多すぎます.
でも,問題1のように前をけずって次を足す方法では使えないので,結局,文字盤の数字を連続で分ける方法はないことになります.
となると,残るのは,11の前と3の次のいくつかを足して,
26にする方法となります.
10+9+8で27ですから,10+9と反対側で7か
10と反対側で16となります.
3+4が7ですから10,9,3,4の組合せは正解で,のこる1つの部分は
5+6+7+8で26になります.
3から連続で加えて16になる組合せはありませんので,結局求める答えは,
(11+12+1+2),
(9+10+3+4),
(5+6+7+8)となります.
6つに分けるには,1つの部分が13になればいいのですから,3つの場合と同様に考えると
10,11,12はそれぞれ単独にせざるを得ません.
となると文字盤の形から
12+1しかなく,あとは11+2,10+3しかありません.
以下は9+4,8+5,7+6の組合せとなります.
【問題3】
これは問題2の3つにわけたうちの2つを再度結合させればいいのですが,
(11+12+1+2),(5+6+7+8)の2つの部分は物理的に分かれていますから,求める答えは,
(9+10+11+12+1+2+3+4)と(5+6+7+8)か
(11+12+1+2)と(9+10+3+4+5+6+7+8)の2つになります.
【おまけ1】
長針と短針がそれぞれ3と4,9と10の間に入っていて,一直線になっている時刻を求めればいいことになります.
短針が3と4の間のとき,長針は1分間に6度(360わる60),
短針は1分間に0.5度(360わる12わる60)すすみます.
3時丁度の時点で,短針は長針より90度先にいます.
時計が1分進むごとにその差は5.5度(6ひく0.5)詰まっていきます.
求めるのは短針を追い越してさらに180度先に着く時刻です.
すなわち,1分に5.5度ずつで,270度(90たす180)まで行く時間を求めればよく,
270÷5.5 | =49 |
1 ―――― 11 | となります. |
求める時刻は3時49 |
1 ―――― 11 | 分です. |
短針が9と10の間のときも同様に,
9時丁度の時点で,短針は長針より270度先にいます.
求めるのは短針に90度分追いつく時刻です.
90÷5.5 | =16 |
4 ―――― 11 | なので, |
求める時刻は9時16 |
4 ―――― 11 | 分です. |
【おまけ2】
パズル的というわけですから,
10を1と0,11を1と1,12を1と2に分けてもよいという意味でしょう.
2つの部分に分けるわけですから.最大でも分けるのは2つです.
わけた2つの部分は,それぞれが別の部分に入ります.
となると,10,11,12のうち2つの数字を分割すると,
そのうちの片側は最大でも12
(10と12を分割して,0と11と1を足した場合)であり,
題意(26と52に分ける)を満たしません.
ですから,分割するのは,いずれか1つの数字になります.
1と0,1と1,1と2に分けたとして,文字盤の数字の合計は,
すべて69になり3で割り切れますので,それぞれ可能性はあります.
今回は切断個所が分かっていますので,その切断個所から,時計方向,その逆方向に連続して数字を加えていって23になればそれが正解となります.
10を2つに分けた場合,
0(10の片割れ)から11の方向は
0+11+12で23.
残りは,1(10の片割れ)と9〜1までの合計の46.
11を2つに分けた場合,
1(11の片割れ)から12の方向は
1+12+1+2+3+4で23.
残りは,1(11の片割れ)と10〜5までの合計の46.
12を2つに分けた場合,
2(12の片割れ)から1の方向は
2+1+2+3+4+5+6で23.
残りは,1(12の片割れ)と11〜7までの合計の46.
の3とおりです.
◆東京都 ひょん さんからの解答
【問題1】
3と4の間と9と10の間で分ける。
【問題2】
3分割する場合:
2と3の間と10と11の間で分け、
4と5の間と8と9の間で分ける。
6分割する場合:
1と2の間と11と12の間、2と3の間と10と11の間、というようにして
1と12、2と11、3と10、4と9、5と8、6と7 が同じ部分になるように分ける。
【問題3】
1) 2と3の間と10と11の間で分ける。
2) 4と5の間と8と9の間で分ける。
つまり、問題2の「3分割する場合」の2つの分割線のうちの一つが、
文字盤の数字を1:2に分ける。
【おまけの問題1】
3時45分〜50分または9時15分〜20分に、長針と短針が直線になる。
より正確には、
1)3時χ分の長針と文字盤の「9」とでできる角度は
6×(χ−45)。
また、短針と「3」の間の角度は |
1 ―― 2 | χ。 |
6(χ−45)= |
χ ―― 2 |
6χ−270= |
χ ―― 2 |
12χ−540=χ
11χ=540
χ= |
540 ――― 11 | =49+ |
1 ――― 11 |
1 ――― 11 | [分]= |
60 ――― 11 | [秒]=5+ |
5 ――― 11 | [秒] |
従って、秒未満を四捨五入して
3時49分5秒。
2)同様に9時χ分の長針と文字盤の「3」とでできる角度は
6×(χ−15)。
また、短針と「9」の間の角度は |
1 ―― 2 | χ。 |
6(χ−15)= |
χ ―― 2 |
6χ−90= |
χ ―― 2 |
χ= |
180 ――― 11 | =16+ |
4 ――― 11 |
4 ――― 11 | [分]= |
240 ―――― 11 | [秒]=21+ |
9 ――― 11 | [秒] |
従って、秒未満を四捨五入して
9時16分22秒。
【おまけの問題2】
数字を1:2で分ける場合の1に相当する部分には、数字の合計が26になる任意の組み合わせが可能である。
従って、
12、11、3
12、10、4
12、10、1、3
12、9、5
12、9、1、4
12、9、2、3
12、8、6
12、8、1、5
12、8、1、2、3
12、8、2、4
: : : : : :
など、多くの組み合わせが存在するが、問題に「3つの方法がある」というので、このような組み合わせは回答として考慮されていないようである。
「分割した数字はそれぞれ隣り合っていなければならない」を暗黙の前提条件とすると、これらの組み合わせはすべて条件に合致しない。
そこで、「パズル的」な方法を考えると、
1) 文字盤の「12」の中心と6と7の間で分割する。
「12」は「1」と「2」に分かれる。
この場合、少ない方の数字は
2+1+2+3+4+5+6=23となり、他方は
7+8+9+10+11+1=46 となって
1:2となる。
2) 文字盤の「11」の中心と4と5の間で分割する。
「11」は「1」と「1」に分かれる。
この場合、少ない方の数字は
1+12+1+2+3+4=23となり、他方は
5+6+7+8+9+10+1=46 となって
1:2となる。
3) 文字盤の「10」の中心と12と1の間で分割する。
「10」は「1」と「0」に分かれる。
この場合、少ない方の数字は、
0+11+12=23となり、多い方の数字は
1+2+3+4+5+6+7+8+9+1=46 となって
1:2となる。
◆岐阜県 MAS さんからの解答
【問題1】
1から12までの和は、
1/2×12×(1+12)=78。
2等分だから、39になる組み合わせを見つければよい。
公式の考えを素直な式に直すと、
(1+12)+(2+11)+(3+10)+(4+9)+(5+8)+(6+7)=78であり、うまい具合に、3と4の間と9と10の間で2つに分けられることがわかりました。
【問題2】
問題1と同じ考え方で、78÷3=26になる組み合わせを見つければよい。
同じく式を見つめると、以下の2箇所で分ければよいことがわかりました。
2と3の間と、10と11の間
4と5の間と、8と9の間
6分割は78÷6=13なので、以下の5箇所で分けます。
1と2の間と、11と12の間
2と3の間と、10と11の間
3と4の間と、9と10の間
4と5の間と、8と9の間
5と6の間と、7と8の間
【問題3】
問題2の結果から、どちらか一方の分割だけ行えば1:2になります。
したがって、解答は
2と3の間と、10と11の間
または、
4と5の間と、8と9の間
【おまけ1】
短針が3と4の間の場合
3時台というのは明らかなので、分だけもとめればよい。
a分として考える。
3までの15分と3から短針が5分の目盛を60分で進むところをa分ぶんだけ進んだ時間と短針の180度反対に長針があるので30分を加えたものがa分となるので、式にすると
a=15+5× |
a ―― 60 | +30 |
これをといて、a≒49
したがって、3時49分
短針が9と10の間の場合
同じように、9時台というのは明らかなので、分だけもとめればよい。
a分として考える。
a分と長針の180度反対に短針があるので30分を加えたものと、9までの45分と9から短針が5分の目盛を60分で進むところをa分ぶんだけ進んだ時間との和が等しくなるので、式にすると
a+30=45+5× |
a ―― 60 |
これをといて、a≒16
したがって、9時16分
【おまけ2】
10,11,12が2文字で構成されている点に着目してその文字の間で分割します。
解答1:
12の1と2の間と、6と7の間
2+1+2+3+4+5+6=23
7+8+9+10+11+1=46
解答2:
11の1と1の間と、4と5の間
1+12+1+2+3+4=23
5+6+7+8+9+10+1=46
解答3:
10の1と0の間と、12と1の間
0+11+12=23
1+2+3+4+5+6+7+8+9+1=46
パズルなんで、へそ曲がりな解答を・・・
解答4:
10,11,12の文字の外側に隙間があるので、3つとも1文字づつに分解して
10の0と11の1と12の1と1,2,3,4,5が一緒になるように曲線で2つにすると
0+1+1+1+2+3+4+5=17
6+7+8+9+1+1+2=34
本当にはさみでチョキチョキ切ってしまうとすると
解答5:
12の1と2の間と、8と9の間
え?合計が合わないって、そんなことないです。
小さい方は逆さにしてね。
6+01+11+1=19
2+1+2+3+4+5+6+7+8=38
やっぱり、パズルは面白い。
◆京都府 AAAI さんからの解答
【問題2】
●6分割の解答
数字の合計は78です。
ゆえに、6分割した後の各領域は、13になります。
数字は12が最大ですので、各領域に含まれる数字の数は、2個以上になります。
領域数は6、数字は12個なので、各領域に含まれる数字の数は2に決定します。
領域内の数字の合計は13なので、
1と12、2と11、3と10、4と9、5と8、6と7が各々1つの領域となるように分ければ、題意は満たされます。
これら6つの領域を、先ほど並べた数字の順に、領域A、B、C、D、E、Fとします。
これらの記号を、以降の問題で使用します。
【問題1】
領域ABCと領域DEFが、各々新しい領域になるように分ければ、題意は満たされます。
【問題2】
●3分割の解答
領域AB、領域CDと領域EFが、各々新しい領域になるように分ければ、題意は満たされます。
この新しい領域をそれぞれ領域G、H、Iとします。
問題3でこれらの記号を用います。
【問題3】
領域GHと領域Iが、または領域Gと領域HIが、各々新しい領域になるように分ければ、題意は満たされます。
◆ 問題へもどる
◆ 今週の問題へ