◆山口県 Chelsea さんからの解答
【問題1-1への解答】
下記のような対応がある。
左側はトランプの数字、右側はそのカードのある行の番号。A⇔1
2⇔1,2
3⇔1,3
4⇔1,4
5⇔2
6⇔2,3
7⇔2,4
8⇔3
9⇔3,4
10⇔4
トランプの数字⇒行番号は自明。
4つの行番号の中から1つまたは2つ選ぶ組み合わせは10種類しか無い。
転換法により、行番号⇒トランプの数字の対応も証明される
【問題1-2への解答】
i枚目と(i+1)枚目。
上記の対応と、設問に掲げられた表から明らか。
【問題1-3への解答】
i行の左から(1+k)番目、k行の左からi番目。
これも自明ですね。
【問題2への解答】
初めにどのカードを選んでも、最後にはカードはいずれかの山の真ん中に来ます。
初めに選んだカード(ザ・カードとしましょう)は、一回目の収集の時点で、全体を三つに分けたブロックのうちの真ん中に来ます。
このブロックの中で上からn番目
(nは自然数で、1≦n≦9)に来たとします。
この次の配分で、ザ・カードは、
n=3m-2ならば、左の山へ
n=3m-1ならば、中央の山へ
n=3mならば、右の山へ
配分されます。(mは自然数)
このとき、
1≦n≦9から、1≦m≦3です。
この次の収集で、もちろんザ・カードは真ん中のブロックに来ます。
真ん中のブロックの中で、
下から(m+3)番目、
つまり上から(7-m)番目です。
m=1,2,3ですから、
7-m=4,5,6です。
この次の配分で、7-mが4,5,6のいずれである場合も、ザ・カードが山の真ん中に配られることは明らかです。
◆石川県 迷える羊 さんからの解答
【1−1】
例にある並べ方では、1〜10の数字が置いてある行はそれぞれ違うから、行を聞けば数字がわかる。
【1−2】
i枚目と(i+1)枚目。
【1−3】
i行の(k+1)枚目。k行のi枚目。
【2】
最初に、トランプを表向きに9枚ずつ3つの山に分けた状態を考える。
好きなカードを選ぶ時、どの山から選んでも、その山を真ん中にしてカードを集めるから、選んだカードの位置は、
10枚目〜18枚目のどこかである。
2回目に、トランプを表向きに3つの山に分けると、
10枚目〜18枚目のカードは、各山の4枚目〜6枚目にある。
そこで、先ほど選んだカードがある山を真ん中にして集めると、選んだカードの位置は、
13枚目〜15枚目のどこかである。
3回目に、トランプを表向きに3つの山に分けると、
13枚目〜15枚目のカードは、各山の5枚目にある。
そこで、先ほど選んだカードがある山を教えてもらえば、最初に選んだカードはその山の5枚目にある事がわかる。
◆千葉県 緑川 正雄 さんからの解答
【問題1について】
【定式化】
i行,j列のカードの数値をa(i,j)で表す。
(Case-1)i≧jの時
(1) a(i,1)=i [i=1,2,3,4]
(2) a(i,2)=i+3[i=2,3,4]
(3) a(i,3)=i+5[i=3,4]
(4) a(i,4)=i+6[i=4]
で表される。
jについて2階の階差を求めると、
一定値(-1)を取るので、
a(i,j)はjに関する2次式で表される。
一般には、
a(i,j)=i+{(8-j)×(j-1)}÷2 を得る。
(Case-2)i<jの時
(1) a(1,j)=j-1 [j=2,3,4,5]
(2) a(2,j)=j+2 [j=3,4,5]
(3) a(3,j)=j+4 [j=4,5]
(4) a(4,j)=j+5 [j=5]
(1)と同様の方法で、
a(i,j)=j-1+{(8-i)×(i-1)}÷2を得る。
【考察】
(1)同じ数字がi行に並んでいる場合、
i≧iであるから
【定式化】(Case-1)の式より
a(i,i)=i+{(8-i)×(i-1)}÷2
かつ
i<i+1であるから
【定式化】(Case-2)の式より
a(i,i+1)=(i+1)-1+{(8-i)×(i-1)}÷2
=i+{(8-i)×(i-1)}÷2
=a(i,i)
よって
a(i,i)=a(i,i+1)=(11×i-i×i-8)÷2である。
具体的には、
1行目にある同じ数のカードの値は1
2行目にある同じ数のカードの値は5
3行目にある同じ数のカードの値は8
4行目にある同じ数のカードの値は10
(1) 同じ数字がi行及びj行に存在する(i
a(i,j+1)=(j+1)-1+{(8-i)×(i-1)}÷2
i<jであるから
a(j,i)=j+{(8-i)×(i-1)}÷2
よって、a(i,j+1)=a(j,i)である。
具体的には、
1行目と2行目にある同じ数のカードの値は2
【問題1−1の回答】
選んだカードがi行に2枚あれば
選んだカードがi行とj行(i<j)にあれば
【問題1−2の回答】
a(i,i+1)=a(i,i)より、
【問題1−3の回答】
同じ数字がi行及びk行にある(i<k)場合、
a(i,k+1)=a(k,i) であるから、
【問題2の回答】
【回答】最後に示した山の5番目(真中)のカード
【理由】
最初の状態でカードが以下の通り並んでいる。
j番目の山が真中になるように
その後で、一枚ずつ表にする。
もし自分の選んだカードが
a(3,j2)、a(6,j2)、a(9,j2)のいずれかである場合でも、同様である。
◆東京都 小林 正樹 さんからの解答
【問題1−1】
まず、適当な4つの数を2つずつ1−4行に振り分ける。
【問題1−2】 i,i+1
【問題1−3】 k+1
【問題2】
27枚のうち上から数えて13,14,15枚目にある時3つに分けると,1枚ずつ配るなら上からも下からも5枚目となり9枚それぞれの山の真ん中となる。
まず最初に選んだ時にそのカードのある位置によって次の3つの場合に分ける。
それらは2度目に配る時にはそれぞれ上から数えて
それらは、3度目に配る時には上から数えて
よって最初に述べたことより3度目に配られた山のちょうど真ん中にくることがわかる。
◆神奈川県 たんぱぁ さんからの解答
カードを3次元配列と考えて
当たりカードは123とします。
ここでは、
●手順1 一度目の3分割
ここで順番に分割すると最後の数字によって分けられ、
●手順1 二度目の3分割
ここで順番に分割すると真ん中の数字によって分けられ、
●手順1 三度目の3分割
ここで順番に分割すると最初の数字によって分けられる。
終了!
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【定式化】(Case-2)の式により
=j+{(8-i)×(i-1)}÷2
【定式化】(Case-1)の式により
1行目と3行目にある同じ数のカードの値は3
1行目と4行目にある同じ数のカードの値は4
2行目と3行目にある同じ数のカードの値は6
2行目と4行目にある同じ数のカードの値は7
3行目と4行目にある同じ数のカードの値は9
その数は(11×i-i×i-8)÷2であり、
その数はj+{(8-i)×(i-1)}÷2である。
i行に同じ数のカードが2枚あれば、
i列目とi+1列目にその2枚のカードがある。
i行のk+1列目及びk行のi列目が同じ数のカードである。
a(1,1) a(1,2) a(1,3)
a(2,1) a(2,2) a(2,3)
a(3,1) a(3,2) a(3,3)
a(4,1) a(4,2) a(4,3)
a(5,1) a(5,2) a(5,3)
a(6,1) a(6,2) a(6,3)
a(7,1) a(7,2) a(7,3)
a(8,1) a(8,2) a(8,3)
a(9,1) a(9,2) a(9,3)
山(1) 山(2) 山(3)
選んだ数字a(i,j)とすれば、これは山jのi番目である。
(裏返したときの山を新たに山j1,山j2,山j3で表す。
この時、真中j2に上に述べたj番目の山が来るようにする。)
最初に選んだ数は、
a(9,j2)、a(8,j2)、a(7,j2)、a(6,j2)
a(5,j2)、a(4,j2)、a(3,j2)、a(2,j2)、a(1,j2)のいずれかである。
a(9,j3) a(8,j3) a(7,j3)
a(6,j3) a(5,j3) a(4,j3)
a(3,j3) a(2,j3) a(1,j3)
a(9,j2) a(8,j2) a(7,j2) \ この9枚のいずれ
a(6,j2) a(5,j2) a(4,j2) |か一枚が、選んだ
a(3,j2) a(2,j2) a(1,j2) / カードである。
a(9,j1) a(8,j1) a(7,j1)
a(6,j1) a(5,j1) a(4,j1)
a(3,j1) a(2,j1) a(1,j1)
新山(1) 新山(2) 新山(3)
更に、自分の選んだカード
(a(1,j2)〜a(9,j2)の中の一枚)
のある新しい山を、真中にして裏返し、もう一度表に返して配り直す。
a(1,j2)、a(4,j2)、a(7,j2)のいずれかである場合には、新新山の番号が分かればいずれであるかが、答えられる。○ ○ ○
○ ○ ○
○ ○ ○
○ ○ ○ \ 以下の9枚が(1,j2)〜a(9,j2)
a(1,j2) a(4,j2) a(7,j2) |この行が選んだ数
○ ○ ○ /
○ ○ ○
○ ○ ○
○ ○ ○
新新山(1) 新新山(2) 新新山(3)
a(2,j2)、a(5,j2)、a(8,j2)のいずれかである場合でも、直前の場合と同様に、これらのカードは5行目に来る。
4つから2つを取る組み合わせは6であるから、残った6つの数をそれぞれの行の組み合わせに振り分ける。
そうすると10個の数がそれぞれ1つもしくは2つの行の組み合わせに振り分けられるので、その行を聞けば当てることができる。
それはそのカードのある山の上から数えて
1−3,4−6,7−9番目にある場合である。
18−16,15−13,12−10番目となりそれらは3つに配ると(1枚ずつ配るなら)配られた山の上から4,5,6番目となる。
15,14,13番目となる。
3*3*3=27枚のカードの立方体を想像する。
カードは左上が一番上、右下が一番下になるように重なっているとします。
111,112,113,121,122,123,...232,233,311,312,...332,333という順で重なっているのです。
上から1段目 2段目 3段目
111 112 113 211 212 213 311 312 313
121 122 123 221 222 223 321 322 323
131 132 133 231 232 233 331 332 333
123の入っている物を真ん中にします。111 121 131 113 123 133 112 122 132
211 221 231 213 223 233 212 222 232
311 321 331 313 323 333 312 322 332
このまま積む。
123の入っている物を真ん中にします。
111 211 311 121 221 321 131 231 331
113 213 313 123 223 323 133 233 333
112 212 312 122 222 322 132 232 332
このまま積む。
111 113 112 211 213 212 311 313 312
121 123 122 221 223 222 231 233 232
131 133 132 231 233 232 331 333 332
ここで場所を教えれば『左』となり、ちゃんと左の山の真ん中(5番目)にありますね。