『今週の問題』第52回 解答


◆広島県 清川 育男 さんからの解答

【問題1−1】

124+659=783

【問題1−2】

352+467=819

【問題2】

最小
 9−8×7×6×5×4×3×2−1
=−40312

最大
 9×8×7×6×5×4×3×2+1
=362881

【問題3】

9642×87531=843973902(最大)

9×87654321=788888889
96×8754321=840414816
964×875321=843809444


◆千葉県の小学生 緑川 敦 さんからの解答。

【問題1−1の回答】

最初から順番に6,5,9,7,8,3

【問題1−2の回答】

最初から順番に4,6,7,8,1,9

【答えの求め方について】

【問題1−1】と【問題1−2】については 紙に数字1,2,3,4,5,6,7,8,9を書きこんで、順次当てはめて求めました。

 


◆千葉県 緑川正雄 さんからの解答。

【問題2の回答】

a=1,2,3,4,5,6,7,8,9とする

@b≧2の時はa×b>a÷b,a+b,a-b

Ab=1の時はa+b>a×b,a÷b,a-b

であるから

(1)最大値は
 9×8×7×6×5×4×3×2+1=362881

(2)最小値は
 9-8×7×6×5×4×3×2-1=-40312 


◆石川県 平田和弘 さんからの解答

【問題1−1】

124+659=783 です。

【問題1−2】

352+467=819 です。

【問題2】

最小は、
 9−8×7×6×5×4×3×2−1

最大は、
 9×8×7×6×5×4×3×2+1です。

【問題3】

仮定を少し変えて考えて、9を9個使って2つの数の積を最大にすることを考えると

99999999×9=899,999,991
9999999×99=989,999,901
999999×999=998,999,001
99999×9999=999,890,001

より、5桁×4桁が最大になることがわかります。

同様にこの問題を考えて5桁×4桁が最大になることが予想できます。

1)5桁の数字を90000+α、4桁の数字を9000−βとして、

(90000+α)(9000−β)=810,000,000+9000(α−10β)−αβ

より、α−10βを最大にして、αβを最小にすればよい。

5桁4桁αβα−10βαβ
975318642753135839512696098
964218753642124739511585987
965218743652125739511675897

2)5桁の数字を90000−α、4桁の数字を9000+βとして、

(90000−α)(9000+β)=810,000,000+9000(10β−α)−αβ

より、10β−αを最大にして、αβを最小にすればよい。

5桁4桁αβ10β−ααβ
864219753357975339512694987
864319752356975239512683888
865219743347974339512584897
865319742346974239512573998
875219643247964339511593997
875319642246964239511585098

どのようにしても、
α−10βまたは10β−αを3951より大きくすることは出来ない?

上記よりαβが最小なのは、
87531×9642でこれが求める答えです。


◆神奈川県 みき ひろひと さんからの解答。

【問題1−1】

124+659=783

【問題1−2】

352+467=819

解法はよくわかりません・・・
とにかくゴリゴリと計算しました

【問題2】

最小:
 9−8×7×6×5×4×3×2−1=−40312

最大:
 9×8×7×6×5×4×3×2+1=362881

まあ、答えを一番大きくするのは掛け算ですから。
あとは最後の「1」の始末をしてと

【問題3】

87531×9642=843973902


◆東京都 じっさん さんからの解答。

【問題1−1】

124+659=783

124+abc=defとおく。
0,1,2,4はもう使えない。

十の位が繰り上がる(b>e)とすると、
b=9(最大)でもeは0,1,2のどれかとなり、不適当。

従って、十の位は繰り上がらない。

次に一の位に着目する。
(c,f)=(3,7),(5,9),(9,3)の3通りしかなく、
繰り上がるのは(9,3)の場合のみ。

(i)c=3,f=7の場合
残った数は5,6,8,9。
一の位も十の位も繰り上がらないので、
1+a=dかつ2+b=e。

a,d,b,eが異なるので、解はない。

(ii)c=5,f=9の場合
残った数は3,6,7,8。
一の位も十の位も繰り上がらないので、
1+a=dかつ2+b=e。

a,d,b,eのどれも3にはなれないので、解はない。

(iii)c=9,f=3の場合
残った数は5,6,7,8。
一の位は繰り上がる。
十の位は繰り上がらないので、
1+a=dかつ2+b+1=e。

b=5,e=8,a=6,d=7のみ解がある。

【問題1−2】

352+467=819

352+abc=defとおく。
0,2,3,5はもう使えない。

一の位が繰り上がる(c>f)とすると、
c=9,f=1のみ解がある。

この場合、十の位は(b,e)=(8,4)しかなく、残りの6,7をaとdに当てはめても答えにならない。

従って、一の位は繰り上がらない。

すると、十の位は
(b,e)=(1,6),(6,1),(4,9),(9,4)のどれかとなる。

このうち、(4,9)または(9,4)の場合、残りは1,6,7,8であり、a,d,c,fのどれに1を当てはめても解がないので、不適当。

(i) b=1,e=6の場合、
残った数は4,7,8,9
3+a=d、c+2=f。

a,d,c,fが異なる数なので、解はない。

(ii)b=6,e=1の場合、
残った数は4,7,8,9
3+a+1=d、c+2=f

a=4,d=8,c=7,f=9のみ解がある。

【問題2】

−40312

最初の9はマイナスにできない。
2以上の数の場合、掛け算が1番大きな数になる。
それを引けば良い。

1は掛け算に入れず、引き算にした方が小さくなる。

 9−8×7×6×5×4×3×2−1
=−40312が最小となる。

【問題3】

843973902

abcdefgh×iよりもabcdefg×ihの方が
(abcdefg−i)hだけ大きな数になる。

このように、できるだけ2数の桁数は同じ(奇数個の場合は差が1個)にした方が大きな数になるので、5桁と4桁の数にする。

abcde×fghiとおく。

答えは、

10000000×af
 1000000×(ag+bf)
  100000×(ah+bg+cf)
   10000×(ai+bh+cg+df)
    1000×(bi+ch+dg+ef)
     100×(ci+dh+eg)
      10×(di+eh)
       1×ei
の合計となる。

上の桁の方が効果があるので、

aとfが9と8(順不同)
bとgが7と6(順不同)
cとhが5と4(順不同)
dとiが3と2(順不同)
eが1

となる組み合わせが積が1番大きくなると想像できる。

 abcd1×fghi
=abcd×fghi×10+fghi

なので、fghi>abcdの方が大きな数となる。

従って、a=8,f=9。

 8bcd1×9ghi
=80001×9000+bcd×ghi×10+80001×ghi+9000×10×bcd
なので、bcd>ghiの方が大きな数となる。

従って、b=7,g=6。

 87cd1×96hi
=87001×9600+cd×hi×10+87001×hi+9600×10×cd
なので、cd>ghの方が大きな数となる。

従って、c=5,h=4。

 875d1×964i
=87501×9640+d×i×10+87501×i+9640×10×d
なので、d>iの方が大きな数となる。

従って、d=3,i=2。

従って、
 87531×9642
=843973902 が最大である。


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