『今週の問題』第41回 解答


◆熊本県 小太りおじさん さんからの解答

【問題1】

136kg 3人の体重をa,b,c kgとする。

a+b=84(1)
a+c=93(2)
b+c=95(3) なので

(1)+(2)+(3)=2a+2b+2c=272より
a+b+c=136kg

【問題2】

A15kg B20kg C24kg D30kg

ペアの和が小さい順に考えると
a+b=35(1)
a+c=39(2) となるから

a=35-b c=b+4。

また、問1の考えを使って
a+b+c+d=89。

ところが
a+d=44(3) か
a+d=45(4) は決まらない。

もし、(3)とすれば
d=b+9 で 35-b+b+4+b+9=89 より
b=20.5kg で問題に合わない。

もし、(4)とすれば
d=b+10 で 同様にして計算すると
b=20kg となり、問題にあてはまる。

【問題3】

A47kg B52kg C66kg D78kg

和の3番目と4番目に当たるものは
125と130 か 113と130 かで
4人の和は255kg か 243kg

さらに、113が2番目で130g5番目という組み合わせも考えられて、このときも4人の和は243kg。

255のとき、
255-99=156
255-113=142でともに和がないので没。

ということは、4人の和は243kgにちがいない。
あとは問2と同様にして、面倒だが考え方は単純。


◆東京都 Asami(*_*) さんからの解答。

【問題1−1】

(95+84+93)/2=136

【問題1−2】

A,B,Cそれぞれの体重を便宜上A,B,C(A<B<C)とする

A+B=84
A+C=93
B+C=95

そしてA+B+C=136から順次

C=52
B=43
A=41

【問題2】

A<B<C<D

 35  39 44,455054
A+B<A+C<A+D
B+C
<B+D<C+D

 39+2D
=A+C+2D
=A+D+C+D
={44or45}+54

D=整数(kg単位)なので、2Dは偶数であるから
右辺は45+54とならねばならない。

よって
353944455054
A+B<A+C< B+C<A+D<<B+D<C+D

と定まる。

2(A+B+C)=A+B+A+C+B+C=118

∴A+B+C=59
∴C=24
∴A=15
∴B=20
∴D=30

【問題3】

A≦B≦C≦Dとする。

A=Bであるとすれば

A+B≦A+C=B+C
≦A+D=B+D≦C+D
となって高々4種類の重さしかなくて矛盾。

従ってA≠Bとわかり、
A+B≦A+C<B+C≦
≦A+D<B+D≦C+D
となるが、

B=Cとすると

A+B=A+C<B+C≦
≦A+D<B+D=C+D
となり矛盾するからB≠Cであることがわかり、

A+B<A+C<B+C≦
≦A+D<B+D<C+D

となる。

同様にC=Dとすると

A+B<A+C<B+C=B+D
A+D≦C+D

となって矛盾するのでC≠D

よって

A+B<A+C<B+C<
<A+D<B+D<C+D

99113125
A+B<A+C<B+C
となることはあり得ない。

なぜなら2(A+B+C)=337(=奇数)となるから。

125130144
B+C<B+D<C+D
も同様に不適。

【以上、準備】


(T)

99113125
A+B<A+C<A+D
のとき

(T−T)

130 144
B+C<B+D
となるとすれば(125+99−144)/2=40(=D) しかし、A≦Dに反してしまう。

(T−U)

130 144
B+D<C+D
のときはどうだろうか。

A=47,B=52,C=66,D=78と定まる。…☆

(T)でない場合、(準備も考慮して) 測らなかったペアは
A+B,A+Cのいずれかである。……★

(U)

125130144
B+C<B+D<C+D

or

125130144
A+D<B+D<C+D

としてよいが、前者は準備から不適。
後者が不適ならB+D,C+Dいずれかは測らなかったことになって★に反してしまうから後者に決定!!

結局、

99 113 125 130 144
A+C<B+C<A+D<B+D<C+D

or

99 113 125 130 144
A+B<B+C<A+D<B+D<C+D

144+130−113=2DなるDは存在しないのでダメ。


従って一意的に☆のように定まる。
測らなかったペアは(B,C)=(52,66)


◆広島県 清川 育男 さんからの解答。

【問題1−1】

(A,B),(A,C),(B,C)の3つのペアができる。

2(A+B+C)=95+84+93
A+B+C=136

答え 136kg  

【問題1−2】

A<B<Cであるから
A+B=84
A+C=93
B+C=95
A+B+C=136

A=41,B=43,C=52

答え A 41kg B 43kg C 52kg

【問題2】

A<B<C<Dで,A+B+C+D=89

1)A+D>B+C のとき

A+B=35
A+C=39
A+D=45
B+C=44
B+D=50
C+D=54

A=15,B=20,C=24,D=30

2)A+D<B+C のとき

A+B=35
A+C=39
A+D=44
B+C=45
B+D=50
C+D=54

A=14.5,B=20.5,C=24.5,D=29.5
これらは題意を満たさない。

答え A 15kg B 20kg C 24kg D 30kg

【問題3】

測定しなかったペアの体重をXkgとする。
Xは自然数。

99+113+125+130+144+X
=611+X

(611+X)は3で割り切れなくてはならない。
611÷3=203余り2

したがってXは、
X=3Y+1 Yは自然数。

(611+(3Y+1))÷3=204+Y
これは、4人の体重の合計となる。

(204+Y)−99=105+Y

1)105+Y=113 のとき
 Y=8

4人の体重の合計は212

212−113=99
212−125=87
212−130=82
212−144=68

この場合は測定値にない数が3つあるので不適。

2)105+Y=125 のとき
 Y=20

4人の体重の合計は224

224−125=99
224−130=94
224−113=111
224−144=80

この場合は測定値にない数が3つあるので不適。    

3)105+Y=130 のとき
 Y=25

4人の体重の合計は229

229−130=99
229−113=116
229−125=104
229−144=85

この場合は測定値にない数が3つあるので不適。

4)105+Y=144 のとき
 Y=39

4人の体重の合計は243

243−144=99
243−130=113
243−113=130
243−125=118

この場合は測定値を満たす。
また測定していないペアの体重の合計は118。

以上のことから測定値は、以下のようになる。

 99
113
118(推理による。)
125
130
144

A≦B≦C≦D とする。

1) A+D<B+C のとき

A+B=99
A+C=113
A+D=118
B+C=125
B+D=130
C+D=144

A=43.5,B=55.5,C=69.5,D=74.5

これらは、整数という題意に適さない。

2) A+D>B+C のとき

A+B=99
A+C=113
B+C=118
A+D=125
B+D=130
C+D=144

A=47,B=52,C=66,D=78

これらは、整数という題意を満たす。
測定しなかったペアの体重の合計は118であるから、この二人の体重は
52kgと66kgということになる。

答え 52kgと66kg


◆静岡県 ヨッシー さんからの解答

【問題1】

(95+84+93)÷2=136
答え 136kg

【問題1−2】

A:136−95=41(kg)
B:136−93=43(kg)
C:136−84=52(kg)

【問題2】

4人の体重を、A,B,C,Dで表します。

A+B=35 A+C=39
C+D=54 B+D=50
はすぐわかります。

A+D、B+C のいずれかが44でいずれかが45ですが、

D−A
=(B+D)−(A+B)
=50−35
=15

A,Dともに整数で、差が奇数なので、和も奇数になります。

よって、
 A+D=45 B+C=44

和差算により、
D=(45+15)÷2=30
A=(45−15)÷2=15
B=35−15=20
C=39−15=24

答え
A:15kg B:20kg C:24kg D:30kg

【問題3】

問題2のように、ペアの体重を小さい順に並べたとき、
1番目と6番目の和、2番目と5番目の和、3番目と4番目の和 は、いずれも等しく、それらは、4人の体重の合計を表しています。

99+144=243
113+130=243
より、残りのペアの体重は

143−125=118

となり、ペアの体重は、

99 113 118 125 130 144
4人を軽い順にA,B,C,Dとし、奇数、偶数を考慮すると、

A+B=99 A+C=113
B+C=118 A+D=125
B+D=130 C+D=144

であり、求めるのは、B,Cの体重。

C−B=113−99=14

和差算により、
B=(118−14)÷2=52
C=(118+14)÷2=66

答え 52kgと66kg

ちなみに他の2人の体重は、47kgと78kg


◆石川県 平田 和弘 さんからの解答

(問題1−1)

2組ずつのペアの体重を加算すると、A,B,Cの体重がそれぞれ2回ずつ加算されるので

2(A+B+C)=95+84+93=272

よって求めるA,B,C,3人の体重合計は、
272÷2=136(kg) となります。

(問題1−2)

A<B<C より、
A+B<A+C<B+C なので、

A+B=84、A+C=93、B+C=95 となります。

また、問題1−1より
A+B+C=136 なので

A=(A+B+C)−(B+C)=136−95=41
B=(A+B+C)−(A+C)=136−93=43
C=(A+B+C)−(A+B)=136−84=52

よって求める答えは、
Aは41kg、Bは43kg、Cは52kg となります。

(問題2)

A<B<C<D より、
A+B<A+C<B+C<B+D<C+D となり、

また、A+C<A+D<B+D となるので、
B+CとA+Dの大小はわからないが、小さい方から3番目、または4番目ということがわかる。

よって、
A+B=35
A+C=39
B+D=50
C+D=54 は確定で、

(1)B+C=44、A+D=45 とすると、
(A+B)+(A+C)=2A+(B+C)=74 より、
A=(74−44)÷2=15 となります。

(2)B+C=45、A+D=44 とすると、
(A+B)+(A+C)=2A+(B+C)=74 より、

A=(74−45)÷2=14.5 となり、Aが整数なので不適。

以上より、(1)のときとなりますが、このとき
C=(A+C)−A=39−15=24
B=(A+B)−A=35−15=20
D=(B+D)−B=50−20=30

以上より、
A=15kg、B=20kg、C=24kg、D=30kg となります。

またこれらは、A<B<C<D(A,B,C,Dは整数)を満たしています。

(問題3)

A+Bが不明なペアとしても一般性を失わない。

わかっている数字が、奇数3個、偶数2個なので
もし、(1)C+Dが偶数とすると、

(A+C)+(A+D)+(B+C)+(B+D)
=奇数+奇数+奇数+偶数
=奇数 となり、

2(A+B)
=(A+C)+(A+D)+(B+C)+(B+D)−2(C+D)
=奇数−偶数
=奇数 となり、A+Bが整数でなくなるので、不適となります。

また、(2)C+Dが奇数とすると、

(A+C)+(A+D)+(B+C)+(B+D)
=奇数+奇数+偶数+偶数
=偶数 となり、

2(A+B)
=(A+C)+(A+D)+(B+C)+(B+D)−2(C+D)
=偶数−偶数
=偶数 となり、A+Bが整数となります。

以上より、C+Dが奇数とわかります。

また、
(B+C)+(B+D)=2B+(C+D)で、
C+Dが奇数なので、(B+C)+(B+D)も奇数

よって、(B+C)は奇数、(B+D)は偶数
または、(B+C)は偶数、(B+D)は奇数
となります。・・・・・・・・(3)

同様に、
(A+C)は奇数、(A+D)は偶数
または、
(A+C)は偶数、(A+D)は奇数
となります。・・・・・・・・(4)

よって、
C+D=99または113または125 となりますので順次調べてもわかりますが、

113−99=14、144−130=14
また、130−99=31、144−113=31 より、

C+Dを125にしてみるとあとの合計がうまく調整できそうなのであたりをつけて、
(3)または(4)に注意して組み合わせを考えると、

(5)B+C=99、B+D=130 ・・・・(5-1) とすると、

C<Dなのでもう一方の組み合わせは
A+C=113、A+D=144 ・・・・(5-2) となります。

(5-1)より、
(B+C)+(B+D)=2B+(C+D)=229

B=(229−125)÷2=52

よって、C=47、D=78 となり、
(5-2)より、A=66 となります。

以上より、求める答えは
A=66kg、B=52kgとなります。

(感想)

問題2まではスムーズにできましたが、問題3は虱潰しにいかなくてもできないかと考えた結果こうなりました。
125が真中になっていたのも案外ヒントになっていました。


◆石川県 Takashi さんからの解答

≪T≫

A、B、Cの体重を、a、b、cとすると、
【a≦b≦c】

3組のペアで体重を測るとき、3人はそれぞれ2回づつ体重計に乗るから、

95+84+93=(a+b)+(b+c)+(c+a)
a+b+c=136

3人の合計から2人のペアの体重を引くと、1人の体重になるから、
136−95=41
136−84=52
136−93=43

a≦b≦cだから、
a=41、b=43、c=52

≪U≫

A、B、Cの体重を、a、b、c、dとすると、
【a,b,c,dは自然数 a≦b≦c≦d】

今、
a+b≦a+c≦a+d≦b+d≦c+d
b+c

一番軽いペアがa+b、
二番目に軽いペアがa+c、
一番重いペアがc+d、
二番目に重いペアがb+dとなる。

a+b=35、a+c=39、
c+d=54、b+d=50

よって、c=b+4、d=a+15…(1)

残りの、b+cとa+dのどちらかが44kg、もう一方が45kgということになる。

今(1)より、b+c=2b+4、
bは整数だから、b+cは偶数である。

b+c=44、a+d=45…(2)

(1)(2)より、
a=15、b=20、c=24、d=30

≪V≫

体重を測らなかったペアの合計体重をχとする。
【χは自然数】

<z@>

χ≦99のとき、

問Uより、a+b=χ、a+c=99、
c+d=144、b+d=130

(a+c)+(b+d)=229
(a+d)+(b+c)=113+125=248

したがって、仮定は矛盾している。

<zA>

χ=>144のとき、z@と同様にして、

(a+c)+(b+d)=113+144=257
(a+d)+(b+c)=125+130=255

したがって、仮定は矛盾している。

<zB>

99<χ<144のとき、z@と同様にして、

a+b+c+d
=(a+b)+(c+d)
=99+144
=243

χ+113+125+130
=(a+c)+(a+d)+(b+c)+(b+d)
=2(a+b+c+d)

χ+368=486
χ=118

逆に、χ=118のとき、

a+b=99、a+c=113だから、
c=b+14

a+b=99、b+d=130だから、
d=a+31

b+cとa+dは、118か125である。
a,bは自然数だから
b+c=118、a+d=125

a=47、b=52、c=66、d=78

答.118kg


◆福島県の中学校2年生 菅波 智春 さんからの解答

【問題1−1】

(A+B)+(B+C)+(C+A)=272
2(A+B+C)=272
A+B+C = 136kg

【問題1−2】

Cをx、Bをy、Aをzとすると、

x+y=95
x+Z=93
y+Z=84

x=52 y=43 z=41

よって、
Aは41kg、Bは43kg、Cは52kg

【問題2】

A+B=35
A+C=39
C+D=54
B+C=44
B+D=50
A+D=45 を解くと、
Aは15kg、Bは20kg、Cは24kg、Dは30kg


◆千葉県 緑川 正雄 さんからの解答

【問題1】

表の3つの値は3人の体重の和の2倍になるから、3人の体重の和は

(95+84+93)÷2=136(kg)

【問題1−2】

3人の体重は各々

136-95=41(kg)
136-84=52(kg)
136-93=43(kg)

となり、A,B,Cの順番に軽いから

Aの体重41(kg),Bの体重43(kg),Cの体重52(kg)

『【問題2】及び【問題3】について』

4人がA,B,C,Dの順番に体重が軽くて、
各々の体重がWA,WB,WC,WDであれば、ペアの体重の和について以下の関係式が成立する。

(1)

アWA+WB<WA+WC<WA+WD
イWA+WB<WA+WC<WB+WC

(2)

アWC+WD>WB+WD>WA+WD
イWC+WD>WB+WD>WB+WC

(3)WA+WDとWB+WCはどちらが大きいかは不明

(3)ペアの体重の和の軽い順番に
W1,W2,W3,W4,W5,W6であるとすると

W1=WA+WB,
W2=WA+WC,
W3={WA+WDとWB+WCの大きくない数}
W4={WA+WDとWB+WCの小さくない数},
W5=WB+WD,
W6=WC+WD が成立する。

よって
W2-W1=W6-W5(=WC-WB)
W3-W2=W5-W4(=WD-WC又はWB-WA)

であり、この関係式が成立しなければ、
W1,W2,W3,W4,W5,W6は ペアの体重の和を小さい順に並べた数列ではないことになる。

【問題2の回答】

『【問題2】及び【問題3】について』のコメントより

WA+WB=35…(1)
WA+WC=39…(2)
WC+WD=54…(3)
WB+WD=50…(4) は常に成立する。

次に
WA+WD=44…(5)
WB+WC=45…(6)

又は

WA+WD=45…(5)´
WB+WC=44…(6)´

[ケース1]
(5)と(6)が成立する場合
(2)-(1)より WC-WB=4

よって2×WC=49となり、WCは整数ではないので、このケースでは回答が存在しない。

[ケース2]
(5)´と(6)´が成立する場合
(2)-(1)より WC-WB=4

よって2×WC=48

WA=15(kg),WB=20(kg),WC=24(kg),WD=30(kg)

【問題3の回答】

(1)体重を計らなかったペアの重さをWとする。
W=118である。

《証明》

[ケース1]
W≦99の時
『【問題2】及び【問題3】について』で説明したように
99-W=144-130,
113-99=130-125が成立しなくてはいけない。

しかし、113-99=130-125は正しくしないので、ケース1はありえない。

[ケース2]
99<W≦113の時
W-99=144-130,
113-W=130-125が成立しなくてはいけない。

同時に満たすWは存在しないので、ケース2はありえない。

[ケース3]
144<Wの時
113-99=W-144,
125-113=144-130が成立しなくてはいけない。

しかし、125-113=144-130は正しくないので、ケース3はありえない。

[ケース4]
130<W≦144の時
113-99=144-W,
125-113=W-130が成立しなくてはいけない。

同時に満たすWは存在しないので、ケース4はありえない。

[ケース5]
125<W≦130の時
113-99=144-130,
125-113=130-Wが成立しなくてはいけない。

W=118を得るが、
125<118≦130は成立しないので、ケース5はありえない。

[ケース6]
113<W≦125の時
113-99=144-130,
W-113=130-125が成立しなくてはいけない。

W=118は113<118≦125を満たす。

逆に、99,113,118,125,130,144の6つの数列は、
4個のWA,WB,WC,WD
(WA≦WB≦WC≦WD)のペアの数の和で表わされる事を示す。

WA+WB= 99…(1)
WA+WC=113…(2)
WB+WD=130…(3)
WC+WD=144…(4)
WA+WD=118…(5)
WB+WC=125…(6)であれば、
(1)+(2)-(6)より

2×WA=99+113-125=87となり、WAは整数にならない。

次に、(5)、(6)の代わりに

WA+WD=125…(5)´
WB+WC=118…(6)´
であれば、(1)+(2)-(6)´より

2×WA=99+113-118=94となり、
WA=47, WB=52, WC=66, WD=78 が求まり、
99,113,118,125,130,144の6つの数列は、ペアの体重の和を小さい順に並べた数列となる。

以上により、W=118(kg)である事がいえた。

(2)各人の体重について
WB+WC=118かつWB=52, WC=66であるから
各々の体重は52(kg),66(kg)である。


◆東京都 vic.R さんからの解答

【問題1−1】

各人2回ずつ測定することになるので、全測定結果を合計すると、全員の体重の2倍になる

(95+84+93)/2=272/2=136

すなわち、3人全員の体重の合計は136kg

【問題1−2】

1−1の結果により、測定したペア以外の1人の体重はそれぞれ

136-95=41
136-84=52
136-93=43

A<B<Cということから

A=41kg, B=43kg,C=52kg

【問題2】

4人であるので、1つのペアを選べば残りも別のペアになる

与えられた6組のペアの測定値から以下のように組あわせれば、その合計が4人全員の合計体重になる

35+54=39+50=44+45=89

(別解 問題1−1と同様に考えると、各人3回となるので
(35+39+44+45+50+54)/3=89

A<B<C<Dであるので

A+B<A+C<B+C<B+D<C+D
A+B<A+C<A+D<B+D<C+D

ただし B+CとA+Dとの大小は不明

したがって、

A+B=35, A+C=39,
B+D=50, C+D=54 となる

∴ 2A+(B+C)=74, (B+C)+2D=104

整数であることから、B+Cは偶数
したがって B+C=44

以上から
A=15kg, B=20kg, C=24kg, D=30kg

【問題3】

問題2と同様に考えて、4人の体重は

95+144=113+130=243

未測定のペアは上記で使わなかったペアの測定値と組になっていると考えられるので

243-125=118

これにより、6組のペアの体重は小から

99,113,118,125,130,144

問題2と同様に考えて

A+B=99, A+C=113,
B+D=130, C+D=144 となる

∴ 2A+(B+C)=212, (B+C)+2D=274

整数であることから、B+Cは偶数
したがって B+C=118

以上から
A=47kg, B=52kg, C=66kg, D=78kg

測定しなかったペアはB+Cで
その体重は 52kg, 66kg


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