『今週の問題』第209回 解答


【問題1】

◆北海道 エグゼクター さんからの解答

20-5+2=17

◆熊本県 mit さん、京都府 essential さんからの解答

25-0!+0!
あまり綺麗ではありませんね。

◆三重県 とくしん さんからの解答

25-0!+0! が綺麗な形だと思います。

◆宮城県 山ちゃん さん、愛知県 Y.M.Ojisan さんからの解答

[20+0−√5]=17
ここで、[ ]:ガウス記号
([ ]の中の数を超えない最大の整数)

◆東京都 風花 さんからの解答

5
Σ
k=2
(k+cos0)−cos0

k+cos0=k+1
Σの部分の計算が,kが2から5までの和なので
3+4+5+6=18
で,計算式全体が18−cos0となるので
18-1=17です。

Σを使わない(ていうかkを使わない?)もので考えました。
(5-cos0)2+cos0=42+1=17

「綺麗」かどうかはわかりませんが,シンプルさではかなりイイ線いってるのではないかと・・・。
25-cos0+cos0=24+1=17でもいいですね。

◆東京都 ジュンタ さんからの解答

17
=16+1
=24+1
=25-1+1
=25-cos0+cos0

または r∈R (任意の実数r)をもちいて
25-r^0+r0

◆海外 ブリタ さん、福岡県の高校生 ルート4 さん、富山県の高校生 T.I さんからの解答

25-8=17 (8は0と0の合成)

◆埼玉県の中学校3年生 たける さんからの解答

2−8=17 (0を2つくっつけて8にする)

◆京都府の中学校3年生 pirochies さんからの解答

2+5+2×5=17
20−5+2=17
5−2×2×2=17
狽T+2=17

◆広島県 清川 育男 さんからの解答

2+0+0+5=17

◆東京都 昔とった杵柄 さんからの解答

20+0!-φ(5)

◆北海道 さむびと さんからの解答

20-50=17
(8進法なら成立します)

◆福岡県 数学好き子 さんからの解答

[√(200+5!)]

◆愛知県 迷子の雄猫 さんからの解答

[20−√(√50)]=[20-2.66]=17


【問題2】

◆東京都 じー さんからの解答

【問題2−1】

数字が確定するところからきめていく。

 数字 1234567890
 最低 2211212113
(1)0は増えることはないので0は3個
 0→3
 数字 123456789
 最低 222121211
(2)9を2個と仮定

 (2)-1増える9の場所を2とすると、

 数字 123456789
 個数 292222229
となり、3は2個にならないので矛盾

同様に3,4,5,6,7,8も9とならない
また、同様に9は3個以上にならないので9は1個
 9→1

 数字 12345678
 最低 32212121
(3)同様に8を2個と仮定

 (3)-1増える8の場所を2とすると、

 数字 12345678
 個数 38222222
となり、4は2個にならないので矛盾
同様に3,4,5,6,7も9とならない

また、同様に8は3個以上にならないので8は1個
 8→1

 数字 1234567
 最低 4221212
(4)同様に7を3個と仮定

 (4)-1増える7の場所を2とすると、2になる可能性のある数字は全部で6個なので矛盾

 (4)-2増える7の場所を3とすると、

 数字 1234567
 個数 4373333
となり、4は3個にならないので矛盾

同様に5,6も7とならない
また、同様に7は4個以上にならないので7は2個
 7→2

 数字 123456
 最低 432121
(5)次に1をみると、1は確定4個プラス可能性2個で、最大6個となる。

 (5)-1 1を6と仮定すると、6が2になり、1は6とならないため矛盾

 (5)-2 1を5と仮定すると、4か6が1となる。

 (5)-2-1 4を1と仮定する
6を2個と仮定すると2,3,5は6個にならないので矛盾
同様に6は3個以上とならないので4は1とならない。

 (5)-2-2 6を1と仮定する

 (5)-2-2-1 4を2個と仮定する
 (5)-2-2-1-1 その4の場所を2と仮定すると、

 数字 123456
 最低 432121
 個数 54*2*1 残
2は個数が確定する。
よって3と5の場所には3か5しか入らないが、条件を満たす組み合わせはない。

 (5)-2-2-1-2 その4の場所を3と仮定すると、

 数字 123456
 最低 432121
 個数 534231
2と5は3をなるが2は3個とならないので矛盾

 (5)-2-2-1-3 その4の場所を5と仮定すると、

 数字 123456
 最低 432121
 個数 5**241
  5が4個になるためには2か3が5だが、3は5にならないので2が5となる。
 数字 123456
 最低 432121
 個数 552241 →条件を満たし正解   5522412113
 (5)-2-2-2 4を3個と仮定する
 数字 123456
 最低 432121
 個数 5**3*1
と2,3,5の場所に2つ4が入るが条件を満たす組み合わせはないので4は3個とはならない。

 (5)-2-2-3 4を4個と仮定する

 数字 123456
 最低 432121
 個数 5**4*1
と2,3,5の場所に2つ4が入るが条件を満たす組み合わせはないので4は4個とはならない。

 (5)-2-2-3 4は未確定が3つ、すでにある4が1個より、5個以上とはならない。

 (5)-3 1を4と仮定すると、6は2以上となるが3以上とはならない
(未確定が5個しかないため例えば2,3を同時に6個にすることはできない)

よって

 数字 123456
 最低 432121
 個数 4****2 残4合計13
 (5)-3-1 3以上を6個とすると、未確定4個より、条件を満たす組み合わせはない
(2,4,5を6にしても3は6にならない、他も同様)

 (5)-3-2 6の場所を2と仮定する。

 数字 123456
 最低 432121
 個数 46***2 残3合計7
と3,4,5のうち2つが2となる。
また、残りの数字の合計は7より、数字の組み合わせは2,2,3となる。

3通りの組み合わせの中で条件を満たすのは

 数字 123456
 最低 432121
 個数 463222 →条件を満たし正解   4632222113
以上で全ての条件を調べたので、解は2通りで、
5522412113
4632222113

【問題2−2】

2通り


◆広島県 清川 育男 さんからの解答

【問題2−1】

 現在の
 1の個数は4個です。
 2の個数は6個です。
 3の個数は3個です。
 4の個数は2個です。
 5の個数は2個です。
 6の個数は2個です。
 7の個数は2個です。
 8の個数は1個です。
 9の個数は1個です。
 0の個数は3個です。

 現在の
 1の個数は5個です。
 2の個数は5個です。
 3の個数は2個です。
 4の個数は2個です。
 5の個数は4個です。
 6の個数は1個です。
 7の個数は2個です。
 8の個数は1個です。
 9の個数は1個です。
 0の個数は3個です。
【問題2−2】

2通り。

【おまけ】

自己言及型の命題というのでしょうか?

例えば下記のような問題。

「1は□個ある。
 2は□個ある。
 0は□個ある。」

0は1個ある。
したがって、1は2個ある。
ところが、2は□個に当てはまる数が決まらない。
よって出来ない問題がある。


◆三重県 とくしん さんからの解答

1から順に4,6,3,2,2,2,2,1,1,3。
試行錯誤でとりあえず1解求めました。

【おまけ】

2桁の数を許すとしても枠の中に
7899999999と書かれていた場合など不可能な事がほぼ自明な組み合わせが存在します。
(この場合9の数に10と書くしかないが他に9と書く余地が残されていない)

余談:枠の中に何も書かれていない場合は2桁を許すと
11,2,1,1,1,1,1,1,1,1という綺麗な解があります。


◆海外 ブリタ さんからの解答

【問題2−1】及び【問題2−2】

各空欄の中の数字をそれぞれA1,A2,…,A8,A9,A0(添字は各空欄の左横の数字に対応)とおく。

また、A1,A2,…,A8,A9,A0にある数字が入っている場合に、
緑の枠内で数字のiを数え上げた個数をN(i) (i=0,1,2,…,8,9)とおく。

以下、題意を満たすA1,A2,…,A8,A9,A0が存在すると仮定して議論を進める。

各空欄も含め、緑の枠内には数字が26個記入されるので、
A1+A2+A3+A4+A5+A6+A7+A8+A9+A0=26が成立する。…(1)

各空欄の欄外には既に数字が記入されていることと、題意より、
2≦A1≦9, 2≦A2≦9, 1≦A3≦9, 1≦A4≦9, 2≦A5≦9,
1≦A6≦9, 2≦A7≦9, 1≦A8≦9, 1≦A9≦9, 3≦A0≦9が成立する。…(2)

(2)より緑の枠内には数字の0の個数が増えることはないので、
A0=3が確定する。

(2)より緑の枠内における数字の1の個数の上限は7個。
従って2≦A1≦7。

A9≧2と仮定すると、(A2,…,A8)のうち少なくとも一つが9となるが、
いずれに当てはめてみても題意を満たすA1,A2,…,A8,A9,A0の組み合わせが得られないことから、
A9=1が確定する。

以上の準備を経て、解を得るためのBASICプログラムは次の通り。

DIM N(0 TO 9)
MAT N=ZER
LET count=0

FUNCTION num(x)
   LET k=0
   IF x=1 THEN LET  k=2
   IF x=2 THEN LET  k=2
   IF x=3 THEN LET  k=1
   IF x=4 THEN LET  k=1
   IF x=5 THEN LET  k=2
   IF x=6 THEN LET  k=1
   IF x=7 THEN LET  k=2
   IF x=8 THEN LET  k=1
   IF x=9 THEN LET  k=1
   IF x=0 THEN LET  k=3
    
   IF a1=x THEN LET  k=k+1
   IF a2=x THEN LET  k=k+1
   IF a3=x THEN LET  k=k+1
   IF a4=x THEN LET  k=k+1
   IF a5=x THEN LET  k=k+1
   IF a6=x THEN LET  k=k+1
   IF a7=x THEN LET  k=k+1
   IF a8=x THEN LET  k=k+1
   IF a9=x THEN LET  k=k+1
   IF a0=x THEN LET  k=k+1
   LET num=k
END FUNCTION

FUNCTION judge(a1,b1,a2,b2,a3,b3,a4,b4,a5,b5,a6,b6,a7,b7,a8,b8,a9,b9,a0,b0)
   LET k=0
   IF (a1=b1) AND (a2=b2) AND (a3=b3) AND (a4=b4) AND (a5=b5) AND (a6=b6) AND (a7=b7) AND (a8=b8) AND (a9=b9) AND (a0=b0) THEN LET  k=1
   LET judge=k
END FUNCTION 

LET  a9=1
LET  a0=3
FOR a8=1 TO 9
   FOR a7=2 TO 9
      FOR a6=1 TO 9
         FOR a5=2 TO 9
            FOR a4=1 TO 9
               FOR a3=1 TO 9
                  FOR a2=2 TO 9
                     FOR a1=2 TO 7
                        IF a1+a2+a3+a4+a5+a6+a7+a8+a9+a0=26 THEN                 
                           FOR i=0 TO 9
                              LET N(i)=num(i)
                           NEXT I 
                           IF judge(a1,N(1),a2,N(2),a3,N(3),a4,N(4),a5,N(5),a6,N(6),a7,N(7),a8,N(8),a9,N(9),a0,N(0))=1 THEN
                              PRINT a1;a2;a3;a4;a5;a6;a7;a8;a9;a0
                           END IF
                        END IF
                     NEXT A1
                  NEXT A2
               NEXT A3 
            NEXT A4 
         NEXT A5 
      NEXT A6 
   NEXT A7 
NEXT A8 

END
この結果、解は2通り。
代入してみても成立する。(計算時間約44秒)

(A1,A2,…,A8,A9,A0)=(5, 5, 2, 2, 4, 1, 2, 1, 1, 3)または
(A1,A2,…,A8,A9,A0)=(4, 6, 3, 2, 2, 2, 2, 1, 1, 3)

【おまけ】

例えば、「このカギカッコの中に1が( )個ある。」や、
「第33問 このカギカッコの中に3が( )個ある。」という問題には解がない。
この場合、( )の外に既に主語の数と同じ個数だけ数字があるのが共通点のようです。

(感想)
あまり数学的な回答になりませんでした。


◆滋賀県 松尾 さんからの解答

【問題2−1】 【問題2−2】

解は以下の2通りです。

数字
(解1)
(解2)

【おまけ】

問題の□に数字が入らない時の 1〜0 の個数(0)は


数          1   2   3   4   5   6   7   8   9   0
個数(0)   ( 2   2   1   1   2   1   2   1   1   3 )
です。以下、数字の入ってない□は()で囲みます。

(1) 0 の個数(0)は3個です。
1〜9の個数が個数(0)の値以下になることは無いので、0は3個のまま変りません。
これにより、3は2個以上になります。

(2) 1 の個数(0)は2個です。
(1)より3は2個以上、また、個数(0)より少くなることはないため、1になれるのは4、6、8、9の4個だけです。
これにより、6個以下の値になります。

以下、9、8、7、、、の順にどのような数値が入るのか調べます。

(3) 9の個数は2個以上になることはありません。

例えば、2の個数が9になるためには、1、3〜9のうち7つの□が2となる必要がありますが、上の(2)より、1は6以下なのでなりません。
ですから、3〜9を2個としなければなりません。
3、4を2個にするにはさらに□が必要ですが、ありません。
9は1個です。

(4) 同様に8についても、2以上になることはありません。8は1個です。

(5) 同様に7についても、3以上になることはありません。7は2個です。

(1)〜(5)までで以下の結果になります。
1〜6の□には何も入ってない時の個数(7)です。

数        1  2  3  4  5  6  7  8  9  0
個数(7) (4  3  2  1  2  1)2  1  1  3
         〜6
(6) 6の個数(7)は1個ですが、3個以上になることはありません。
なぜなら、3になった時に1は4または5個になるため、2〜5の4個の□で6が2個必要です。
2を6個にするには2が入った□が3つ、3を6個にするには3が入った□が4つ必要ですが、足りません。
6は1または2です。

(6ー1)6が1個の場合を考えます。個数(6-1)は以下の通りです。

数           1  2  3  4  5  6  7  8  9  0
個数(6-1)  (5  3  2  1  2)1  2  1  1  3
            〜6
(6ー1、5ー2)6が1個、5が2個の場合を考えます。個数は以下の通りです。
数               1  2  3  4  5  6  7  8  9  0
個数(6-1,5-2)  (5  4  2  1)2  1  2  1  1  3
                〜6
この場合、1が5または6個になり、5または6の個数が増えるので、不適です。
5は2個、6は1個でなくてはなりません。

(6ー1、5ー3)6が1個、5が3個の場合を考えます。
個数は以下の通りです。 個数が5となる□が数字の1〜4に1つ必要です。
右に「」で示します。

数              1  2  3  4  5  6  7  8  9  0
個数(6-1,5-3) (5  3  3  1)3  1  2  1  1  3 「5」
               〜6
この場合、4を1個とすると、1は6個となり、6が2個になり、不適です。
6は1個でなくてはなりません。

4を2個とすると、

数                  1  2  3  4  5  6  7  8  9  0
個数(6-1,5-3,4-2) (5  4  3)2  3  1  2  1  1  3 「4、5」
この場合、3に3は入りません。
3を3個とした時、3は4個になり不適です。

4を3個とすると、

数                  1  2  3  4  5  6  7  8  9  0
個数(6-1,5-3,4-3) (5  3  4)3  3  1  2  1  1  3 「4、4、5」
この場合、2は4個にならないので、不適です。

(6ー1、5ー4)6が1個で、5が4個の場合を考えます。
個数は以下の通りです。
個数が5となる□が2つ必要です。
右に「」で示します。

数                  1  2  3  4  5  6  7  8  9  0
個数(6-1,5-4)     (5  3  2  2)4  1  2  1  1  3 「5、5」
1は5個になります。
右の「5」が一つ減ります。
4を2個とすると、
数                  1  2  3  4  5  6  7  8  9  0
個数(6-1,5-4,4-2)   5(4  2)2  4  1  2  1  1  3 「5」
3を2個にすると、
数                       1  2  3  4  5  6  7  8  9  0
個数(6-1,5-4,4-2,3-2)    5(5)2  2  4  1  2  1  1  3 「5」
そして、2を5個とすれば一つ目の解になります。
略しますが、3が2個以外は不適です。

4を3個とすると、

数                  1  2  3  4  5  6  7  8  9  0
個数(6-1,5-4,4-3)   5(3  3)3  4  1  2  1  1  3 「4、5」
2、3の□を4と5にはできませんので、不適です。

(6ー1、5ー5)6が1個で、5が5個の場合を考えます。
個数は以下の通りです。
個数が5となる□が3つ必要です。
右に「」で示します。

数              1  2  3  4  5  6  7  8  9  0
個数(6-1,5-5) (5  3  2  2)5  1  2  1  1  3 「5、5、5」
この場合、2、3、4のうち2つの個数を5にしなくてはなりませんが、できないので、不適です。

(6ー2)6が2の場合を考えます。
個数は以下の通りです。
個数が6となる□が1つ必要です。
右に「」で示します。

数             1  2  3  4  5  6  7  8  9  0
個数(7)      (4  4  2  1  2)2  2  1  1  3  「6」
(6ー2、5ー2)6が2個で、5が2個の場合を考えます。
個数は以下の通りです。
数              1  2  3  4  5  6  7  8  9  0
個数(6-2,5-2) (4  5  2  1)2  2  2  1  1  3 「6」
ここで、4を1個とすると、
数                   1  2  3  4  5  6  7  8  9  0
個数(6-2,5-2,4-1)  (5  5  2)1  2  2  2  1  1  3 「6」
これでは5以上が2つ増えるので不適です。
増えるのは6が1個でなければなりません。

4を2個とすると、

数                   1  2  3  4  5  6  7  8  9  0
個数(6-2,5-2,4-2)  (4  6  2)2  2  2  2  1  1  3 「4、6」
ここで、3を3個とすると
数                      1  2  3  4  5  6  7  8  9  0
個数(6-2,5-2,4-2,3-3) (4  6)3  2  2  2  2  1  1  3 「4、6」
となり、1を4個、2を6個とすれば2つ目の解になります。

以下、略しますが、他の解はありませんでした。
感想です。

2つの解を見て、合計が26になることに気がつきました。
問題の範囲に26個の数字があるのですから当然です。
これを使えないかと考えましたが、至りませんでした。


◆東京都 まっちゃん さんからの解答

【問題2−1、2−2】

10個の空欄に入る数字をx1,x2,・・・,x9,x0とおきます。

まず緑の枠内にはx1〜x0を含め、計26個の数字があるので
x1+x2+・・・+x9+x0=26

1〜0の数字は全部1個以上あるのでx1〜x0のなかに0はありません。
よってx0=3

今わかっている条件を書き出してみると

x0=3             (1)
x1+x2+・・・+x9=23   (2)
x1,x2,x3,x5,x7≧2       (3)
x4,x6,x8,x9≧1        (4)

ここでx9=2と仮定するとx1〜x8のうち1個が9となる。
x1=9とするとx2〜x8のすべてが1となり(2)、(3)に矛盾する。

x2=9とするとx1,x3,x4,x5,x6,x7,x8のうち6個が2とならなければならない。
このときx1+x2+・・・+x9≧2+9+2×6+1=24となり(2)に矛盾。

x3以降を9とすると和がさらに増えるのでx9≠2とわかる。

またx9をさらに大きくすることでもこの和は増加するのでx9は1以外ありえないことがわかる。

x0=3,x9=1         (5)
x1+x2+・・・+x8=22   (6)
x1,x2,x3,x5,x7≧2       (3)
x4,x6,x8≧1          (7)

同様にx8=2と仮定するとx1〜x7のうち1個が8となる。
x1=8とするとx2〜x7のうち5個が1となり(3)に矛盾する。

x2=8とするとx1,x3,x4,x5,x6,x7のうち5個が2とならなければならない。
そのとき(6)よりx1,x3,x4,x5,x6,x7のなかで2でないものは
22−2ー8ー2×5=2となり矛盾。

x3=8とするとx1,x2,x4,x5,x6,x7はすべて3となるが
このときx1+x2+・・・+x8=2+8+3×6=28となり(6)に矛盾。

x4以降を8とすると和がさらに増えるのでx8≠2とわかる。

x8=3と仮定するとx1〜x7のうち2個が8となり、(3)、(7)から
x1+x2+・・・+x8≧3+8×2+2×3+1×2=27となり(6)に矛盾。

x8をさらに大きくすることでもこの和は増加するのでx8は1以外ありえないことがわかる。

x0=3,x8=1,x9=1      (8)
x1+x2+・・・+x7=21    (9)
x1,x2,x3,x5,x7≧2       (3)
x4,x6≧1           (10)

x7=3と仮定するとx1〜x6のうち2個が7となり(3)、(10)から
x1+x2+・・・+x7≧3+7×2+2×2+1×2=23となり(9)に矛盾。

x7をさらに大きくすることでもこの和は増加するのでx7は2以外ありえないことがわかる。 

x0=3,x7=2,x8=1,x9=1    (11)
x1+x2+・・・+x6=19     (12)
x1,x2,x3,x5≧2          (13)
x4,x6≧1              (10)

x6=1かつx5=2と仮定するとx1〜x4は4以下の数が入ることになり(12)を満たすためには
x1=x2=x3=x4=4しかありえないが、これは1、2、3、4の個数と一致していないので不適。

x6=1かつx5=3と仮定するとx1〜x4のうち1個が5となる。
1はすでに5個あるのでx1=5しかありえない。
このときx2+x3+x4=10、x2≧3、x3≧3、x4≧1から
(x2,x3,x4)=
(3,3,4)(3,4,3)(4,3,3)(3,5,2)(4,4,2)
(5,3,2)(3,6,1)(4,5,1)(5,4,1)(6,3,1)

これらはすべて個数を正しく表していないので不適。

x6=1かつx5=4と仮定するとx1〜x4のうち2個が5となる。
1はすでに5個あるのでx1=5であり、x2〜x4のうち1個が5となる。

このときx2+x3+x4=9、x2≧3、x3≧2、x4≧2から
(x2,x3,x4)=
(3,2,4)(3,3,3)(4,2,3)(3,4,2)(4,3,2)(5,2,2)

これらのうち個数を正しく表しているのは(5,2,2)のみ。
これは解となっている。

x6=1かつx5=5と仮定するとx1〜x4のうち2個が5となる。
1はすでに5個あるのでx1=5であり、x2〜x4のうち1個が5となる。

このときx2+x3+x4=8、x2≧3、x3≧2、x4≧1から
(x2,x3,x4)=
(3,2,3)(3,3,2)(4,2,2)(3,4,1)(4,3,1)(5,2,1)

これらのうち個数を正しく表していないので不適。

x6=1と固定するとx5がとりうるのは5以下なので、x6=1の候補はもう無い。

x6=2かつx5=2と仮定するとx1〜x4のうち1個が6となる。

x1=6とするとx2〜x4のうち2個が1でなければならないが(13)よりこれは不可能。

x2=6とするとx1,x3,x4のうち1個が2となる。
1はすでに4個あるのでx3,x4の一方が2となる。

x3=2とするとx1+x4=7かつx1≧4より
(x1,x4)=(4,3)(5,2)(6,1)が候補となる。

これらはすべて個数を正しく表していないので不適。

x4=2とするとx1+x3=7かつx1≧4より
(x1,x3)=(4,3)(5,2)(6,1)が候補となる。

このなかで個数を正しく表しているのは
(x1,x3)=(4,3)のみ。これは解となっている。

x3=6とするとx1=x2=x4=3としても全体で3が5個しかないので不適。

x4=6とするとx1=x2=x3=4としても全体で4が4個しかないので不適。

x6=2かつx5=3と仮定すると
x1〜x4のうち1個が6、さらに別の1個が5となる。

しかし、x1+x2+x3+x4=14、
x1≧4、x2≧4、x3≧3、x4≧1からこれは不可能。 

x6=2と固定するとx5をさらに大きくすることはできない。

x6=3かつx5=2と仮定するとx1〜x4のうち2個が6となる。

しかし、x1+x2+x3+x4=14、
x1≧4、x2≧4、x3≧3、x4≧1からこれは不可能。

x6=3と固定するとx5をさらに大きくすることはできない。

x5≧2よりx6をさらに大きくできる可能性は無い。

以上から解は

(x1,x2,x3,x4,x5x6,x7,x8,x9,x0)=(5,5,2,2,4,1,2,1,1,3),
(x1,x2,x3,x4,x5x6,x7,x8,x9,x0)=(4,6,3,2,2,2,2,1,1,3)の2通り。


◆愛知県 Y.M.Ojisan さんからの解答

【問題2−1】

 

【問題2−2】

上記2通り

(1) 枠に入れる数字は1〜9でさらに詳細は下表である。
従って、0は3個に確定である。

数字
範囲2〜72〜91〜91〜92〜91〜92〜91〜91〜9

(2) 数字の個数は全部で26個である。

(3) 数字9の個数が2個以上可能か考える。
上表から数字1は最大7個であり、ここは9ではない。
数字2以上が9個あると、最低でも7箇所が2以上でなければならず数字14個分である。
これは全部で数字が9+14+3+2=28個必要な状態であって、26個を超える。
添え字は対応数字)

よって数字9は1個である。

(4) 数字8の個数が2個以上可能か考える。
(1)の表と(3)から、数字1は最大7個であり、ここは8ではない。
数字2以上が8個あると、最低でも6箇所が2以上でなければならず数字12個分である。
これは全部で数字が8+12+3+1+2=26個であって、26個丁度であり、配置が1通りきまる。
しかこれは全体を満足するものでない。
よって数字8は1個である。

(5)ここで範囲を整理すると。

数字
範囲4〜62〜72〜71〜72〜71〜72〜7

(6)数字1が最大の6個であるとすると、数字6は2個以上となり、1が減少する。
よって 数字1の個数は4か5である。

(7)数字7が3箇所以上とすると、全部で数字が
+2×3+1+7+3+1+1+3=27個であって、26個を超える。
よって数字7は2個である。

(8)数字6が3箇所以上とするとあきらかに26個を超過する。
よって1個か2個である。

(9)ここで途中一部省略して範囲を整理すると。

数字
範囲4〜53〜62〜61〜42〜41〜2

(10)数字1が4個とすると、数字6は2個。全体の個数から数字5は2個に、数字4は2個に確定。
数字3が6個になることはなく、数字2が6個確定し全体確定。

数字
範囲

(11)数字1が5個とすると、数字6が2個とすると、全体の個数が超過するので1個に確定。
数字3が5個とすると全体27個で超過。
4個とすると26個で丁度だが、数字4の数が合わない。
2,4,5が3個とすると、3の個数に矛盾が出る。
よって数字5は4個であり、2は5個に限られる。
以上より下表まで絞られる。

数字
範囲

【おまけ】

今回の問題に限れば、人口知能的な手法で解くことが可能である。
即ち、すでに確定している部分から各数字の個数の下限を、また全体で26個の条件から上限を決める手法により、単に特定数字毎に範囲を狭めて行き、途中で、数字1の個数を4個と5個の場合に分けて再度絞ることで解が得られた。

 

一方、数字3の個数で示したように、行き詰まるケースもあり、解が必ずしも存在するわけではない。


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